ノーチラス・テクノロジーズ、アンデルセンサービスの原価計算の基幹バッチ処理をAsakusa Framework(TM) / Hadoopにて12分の1の時間に短縮
[12/05/07]
提供元:@Press
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株式会社ノーチラス・テクノロジーズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神林 飛志、以下 ノーチラス)は、ノーチラスが開発したAsakusa Framework(TM) (*1) (以下 Asakusa)を利用して株式会社アンデルセンサービス(以下 アンデルセンサービス)の基幹システム原価計算バッチ処理システムを構築し、バッチ処理時間を4時間から20分に短縮いたしました。2012年4月に本稼働を開始しています。
またノーチラスは、アマゾン ウェブ サービス(以下 AWS)のクラウドサービス(※)の利用を推奨することにより、アンデルセンサービスはインフラ構築の時間を大幅に短縮、初期コストも低減し、Hadoopのクラスタを早期に準備することができました。また、AWSの従量課金体系により、オンプレミス想定構築運用費用と比較し、約10分の1に運用コストを低減することができました。さらに、Amazon Virtual Private Cloud(ヴァーチャルプライベートクラウド、以下 Amazon VPC)を活用することにより、アンデルセンサービスはクラウド上に重要なデータを送信することに対する不安を払拭しています。
(※)今回、システムを構築するにあたり、AWSが提供しているクラウドサービスのうち、AWSが東京リージョンで提供しているAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2(R))、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)及びAmazon VPCの3つのサービスを採用しました。
【アンデルセンサービスの事例】
直営ベーカリーの運営、ベイクオフのベーカリーやカフェのFC展開、スーパーやコンビニエンスストアへのパン・菓子の製造・卸販売、業務用のパン・菓子の卸販売などのベーカリー事業を営むアンデルセングループのシステムを支えるアンデルセンサービスでは、原材料原価を積み上げ、製品原価を算出するバッチ処理にRDBの処理で毎日4時間もかかっていました。
また、原価が変動した場合に、製品価格のシミュレーションを何度も行うことが難しく、的確な判断を下すのが困難でした。
ノーチラスは、アンデルセンサービスでのバッチ処理時間の短縮を行うために、従来のPL/SQLのプログラムを、Asakusaを利用しHadoopのMapReduceアプリケーションに書き換えることを提案し、構築しました。これにより、それまで4時間かかっていたバッチ処理を20分まで短縮することに成功しました。しかも既存DBサーバーで実施していた処理を切り出すことで、サーバーの負荷を下げることに成功しています。
【株式会社アンデルセンサービス 執行役員 システムサポート部
部長 堀尾 紀昭 様からのコメント】
「今まで、バッチ処理を高速化するのに、ハードウェアのスペックアップしか手段がなかったが、Asakusa / Hadoopを利用することにより驚くほどバッチ処理が早くなりました。そのため、今まであきらめていた仕掛品の原価計算も行う目処がつき、また外出しのバッチ・ファイル連携による更新なので、原価計算の履歴も保持でき、時系列的な原価の流れも把握することができるようになりました。
原価計算以外でもバッチ処理に時間を要しているシステムは他にも多数あるので、段階的にPOCを実施しながら、適用業務領域を拡大していきたいと思っております。また、AWSの機能でクラスタの立ち上げから、プログラムの起動、終了に伴うAWSの立ち下げまで、スケジュール管理・JOB管理も可能になり、エンタープライズのバッチ処理の展開にある程度目処がついたと思っています。また処理速度が速いので、もし障害が起こっても、一からもう一度動かすことができるので、障害に対する運用の安心感も見逃せません。」
(*1) Asakusa Framework(TM)はHadoop上で大規模な基幹バッチ処理を行うためのフレームワークであり、オープンソースの分散処理基盤ソフトウェアとして注目を浴びています。Asakusa Framework(TM)を利用することで、基幹バッチを簡単にかつ理解しやすい形で開発することが可能となり、大容量データを多数のサーバーで分散並列処理させて高速なデータ処理を実現しています。
※「Asakusa Framework(TM)」は、株式会社ノーチラス・テクノロジーズの商標または登録商標です。
※アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、Amazon、およびAmazon EC2は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
■ノーチラス・テクノロジーズについて
会社名: 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
Nautilus Technologies, Inc.
所在地: 東京都品川区北品川1-19-5 コーストライン品川ビル
代表者: 代表取締役社長 神林 飛志
設立 : 2011年10月3日
URL : http://www.nautilus-technologies.com/
またノーチラスは、アマゾン ウェブ サービス(以下 AWS)のクラウドサービス(※)の利用を推奨することにより、アンデルセンサービスはインフラ構築の時間を大幅に短縮、初期コストも低減し、Hadoopのクラスタを早期に準備することができました。また、AWSの従量課金体系により、オンプレミス想定構築運用費用と比較し、約10分の1に運用コストを低減することができました。さらに、Amazon Virtual Private Cloud(ヴァーチャルプライベートクラウド、以下 Amazon VPC)を活用することにより、アンデルセンサービスはクラウド上に重要なデータを送信することに対する不安を払拭しています。
(※)今回、システムを構築するにあたり、AWSが提供しているクラウドサービスのうち、AWSが東京リージョンで提供しているAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2(R))、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)及びAmazon VPCの3つのサービスを採用しました。
【アンデルセンサービスの事例】
直営ベーカリーの運営、ベイクオフのベーカリーやカフェのFC展開、スーパーやコンビニエンスストアへのパン・菓子の製造・卸販売、業務用のパン・菓子の卸販売などのベーカリー事業を営むアンデルセングループのシステムを支えるアンデルセンサービスでは、原材料原価を積み上げ、製品原価を算出するバッチ処理にRDBの処理で毎日4時間もかかっていました。
また、原価が変動した場合に、製品価格のシミュレーションを何度も行うことが難しく、的確な判断を下すのが困難でした。
ノーチラスは、アンデルセンサービスでのバッチ処理時間の短縮を行うために、従来のPL/SQLのプログラムを、Asakusaを利用しHadoopのMapReduceアプリケーションに書き換えることを提案し、構築しました。これにより、それまで4時間かかっていたバッチ処理を20分まで短縮することに成功しました。しかも既存DBサーバーで実施していた処理を切り出すことで、サーバーの負荷を下げることに成功しています。
【株式会社アンデルセンサービス 執行役員 システムサポート部
部長 堀尾 紀昭 様からのコメント】
「今まで、バッチ処理を高速化するのに、ハードウェアのスペックアップしか手段がなかったが、Asakusa / Hadoopを利用することにより驚くほどバッチ処理が早くなりました。そのため、今まであきらめていた仕掛品の原価計算も行う目処がつき、また外出しのバッチ・ファイル連携による更新なので、原価計算の履歴も保持でき、時系列的な原価の流れも把握することができるようになりました。
原価計算以外でもバッチ処理に時間を要しているシステムは他にも多数あるので、段階的にPOCを実施しながら、適用業務領域を拡大していきたいと思っております。また、AWSの機能でクラスタの立ち上げから、プログラムの起動、終了に伴うAWSの立ち下げまで、スケジュール管理・JOB管理も可能になり、エンタープライズのバッチ処理の展開にある程度目処がついたと思っています。また処理速度が速いので、もし障害が起こっても、一からもう一度動かすことができるので、障害に対する運用の安心感も見逃せません。」
(*1) Asakusa Framework(TM)はHadoop上で大規模な基幹バッチ処理を行うためのフレームワークであり、オープンソースの分散処理基盤ソフトウェアとして注目を浴びています。Asakusa Framework(TM)を利用することで、基幹バッチを簡単にかつ理解しやすい形で開発することが可能となり、大容量データを多数のサーバーで分散並列処理させて高速なデータ処理を実現しています。
※「Asakusa Framework(TM)」は、株式会社ノーチラス・テクノロジーズの商標または登録商標です。
※アマゾン ウェブ サービス、Amazon Web Services、Amazon、およびAmazon EC2は、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
■ノーチラス・テクノロジーズについて
会社名: 株式会社ノーチラス・テクノロジーズ
Nautilus Technologies, Inc.
所在地: 東京都品川区北品川1-19-5 コーストライン品川ビル
代表者: 代表取締役社長 神林 飛志
設立 : 2011年10月3日
URL : http://www.nautilus-technologies.com/