ケアネット、医師1,000人に“僻地医療”に対する意識を調査 現在携わっていない医師の3人に1人が「検討しても良い」と回答
[13/05/16]
提供元:@Press
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医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は2013年4月26日、当社医師会員1,000人に対し僻地(※)医療に対する意識調査を実施しました。全国各地で高齢化・過疎化が進み、一時的な医師派遣・巡回診療・ドクターヘリなども含めた形の“僻地医療”の充実が望まれています。こうした状況において、僻地医療に対する医師の関心度はどのようなものかを尋ねたものです。以下、詳細をご報告いたします。
※医療分野における“僻地”:『交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域。無医地区、無医地区に準じる地区、僻地診療所が開設されている地区等が含まれる』(厚生労働省)
【結果概要】
◆医師の3割以上が『僻地医療に携わった経験がある』
僻地医療に関する経験を尋ねたところ、全体の63.8%は『携わったことがない』と回答。現在『常勤で携わっている』が全体の7.5%。パートタイム、巡回、ドクターヘリなど『常勤以外』で携わっている医師が4.8%、「医局からの派遣」などで『以前携わっていた』とした医師は23.9%。全体の3割以上が何らかの形で僻地医療に携わった経験を持つことが明らかとなった。
◆30代以下の約半数『条件次第で考えたい』、年を重ねる毎に『関心はあるが携われない』増加
現在携わっていない(経験者含む)医師に対し、今後の考えを尋ねたところ、『将来的には考えたい』7.9%、『勤務体制次第』12.1%、『待遇次第』14.7%という結果となり、全体の34.7%が検討の可能性があると回答。30代以下では48.9%に上った。一方、『携われない/関心がない』と回答した人の割合は30代以下で51.1%、60代以上で76.9%と年代と共に上昇。『全く関心がない』とする人は逆に減る傾向にあり「気持ちはあるが体力がついていかない」など、『関心はあるが携われない』人が多く見られた。
◆若手「都市部でキャリアアップしたい」、中堅「子供の教育が」、ベテラン「専門科以外自信がない」
『携われない/関心がない』と回答した医師にその理由を尋ねたところ、『教育・介護などで住まいを移せない』36.1%、『多忙で余裕がない』32.8%、『開業しており自分の交代要員がいないため』27.1%などと続き、『自分が携わる必要があると思わないため』は7.2%であった。若手医師から「僻地ではキャリアアップにつながる仕事ができない」、ベテラン医師からは「医師が少ない中では診療科を問わず広く診る必要があるが、もう自分の専門科以外を診る自信がない」といったコメントが寄せられた。
◆濃密な人間関係、ひとりにかかる重い責任…現状打開の鍵のひとつは“チーム制”
携わるにあたってのハードルとして、経験者から「人員・設備不足の中で都市部と同レベルの医療を求められ、訴訟社会の今はリスクが高すぎる」「プライバシーがない・よそ者扱いされるなど人間関係の難しさ」といったことが挙げられた。ひとりの医師に24時間の負担をかけるのではなく、チーム制・輪番・期間限定などの体制を組めば携わる医師が増え、状況が改善するのでは、といった意見も複数見られた。
【僻地医療に携わった経験・僻地医療に携わることへの考え】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/1_1.jpg
【年代別・僻地医療に携わることへの考え】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/2_2.jpg
【僻地医療に携われない・関心がない理由】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/3_3.jpg
【回答者の勤務施設・年代】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/4_4.jpg
調査タイトル:“僻地医療”に対する意識調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時 :2013年4月26日(金)
【設問詳細】
現在、全国各地で高齢化が進み、中山間地域・離島を中心とした地方では、過疎化と共に“限界集落”(※)が増加しているといわれています。
※人口の50%以上が65歳以上の高齢者となって、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落。
このような状況下、僻地診療所や小規模な病院による医療提供のほかに、診療所と大規模病院の連携・一時的な交代医師派遣・専門医による巡回診療・ドクターヘリの出動なども含めた形の“僻地医療”の充実が望まれています。
医療分野における“僻地“とは:
厚生労働省により『交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域。無医地区、無医地区に準じる地区、僻地診療所が開設されている地区等が含まれる』と定義されています。
そこで先生にお尋ねします。
Q1.現在、僻地医療に携わっていらっしゃいますか。
・常勤で携わっている
・常勤以外(パートタイム・巡回・ドクターヘリなど)で携わっている
・以前携わっていた
・携わったことがない
(「以前携わっていた」「携わったことがない」の回答者のみ)
Q2.僻地医療に携わることについて、先生のお考えに近いものをひとつお選び下さい。
・将来的には考えたい
・勤務体制(期間/曜日限定、要請時のみなど)次第で考えたい
・待遇(報酬・休息時間など)次第で考えたい
・関心はあるが携われない
・全く関心がない
(「関心はあるが携われない」「全く関心がない」回答者のみ)
Q3.僻地医療に携われない・関心のない理由をお聞かせ下さい(複数回答可)
・開業しており、自分の交代要員がいないため
・多忙で、他の業務に携わる余裕がないため
・診療科を問わず総合的な診療を行うことが不安なため
・自分の専門科の必要性が薄いと思うため
・設備の充実していない施設での医療提供が不安なため
・医療技術が遅れないか不安なため
・住民・風土に馴染めるか不安なため
・僻地の生活環境で暮らせないと思うため
・子供の教育・親の介護など、現在の住まいを移せないため
・自分が携わる必要があると思わないため
・その他
Q4.コメントをお願いします(現在携わっている/以前携わっていた先生はその内容、充実している点・困った点など日々感じることやエピソード、携わっていない先生は理由・懸念点、そのほか僻地医療に関わることであればどういったことでも結構です)
※コメントは添付資料よりご確認いただけます。
<添付資料>
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/1_5.pdf
【『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)について】
11万人の医師会員を含む、18万人の医療従事者向け臨床医学情報専門サイトです(会員制、無料)。日々の診療に役立つ情報、“臨床力”の向上に役立つ医学・医療コンテンツを提供しています。コモンディジーズの診療アップデートを実践的に簡潔にまとめあげた『特集』、多忙な医師がスピーディーに医薬品情報(病態・作用メカニズム等)を習得できる『薬剤情報』、世界の主要医学ニュースを紹介する『ジャーナル四天王』、各種学会レポート、動画インタビュー等、医師・医療従事者の効率的な情報収集を支援するサービスとなっています。
【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立 :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬営業支援サービス 『MRPlus(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
<医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス>
・医師・医療従事者の生涯学習サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)会員制・無料
http://www.carenet.com
・医学教育研修プラットフォーム『CareNet CME』
http://cme.carenet.com/
・調剤薬局の薬剤師向け教育メディア『ProファーマCH』
http://www.pro-pharma.jp/
・開業医向け医薬情報・動画サイト『医楽座』
http://irakuza.carenet.com
・医学映像教材『ケアネットDVD』
※医療分野における“僻地”:『交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域。無医地区、無医地区に準じる地区、僻地診療所が開設されている地区等が含まれる』(厚生労働省)
【結果概要】
◆医師の3割以上が『僻地医療に携わった経験がある』
僻地医療に関する経験を尋ねたところ、全体の63.8%は『携わったことがない』と回答。現在『常勤で携わっている』が全体の7.5%。パートタイム、巡回、ドクターヘリなど『常勤以外』で携わっている医師が4.8%、「医局からの派遣」などで『以前携わっていた』とした医師は23.9%。全体の3割以上が何らかの形で僻地医療に携わった経験を持つことが明らかとなった。
◆30代以下の約半数『条件次第で考えたい』、年を重ねる毎に『関心はあるが携われない』増加
現在携わっていない(経験者含む)医師に対し、今後の考えを尋ねたところ、『将来的には考えたい』7.9%、『勤務体制次第』12.1%、『待遇次第』14.7%という結果となり、全体の34.7%が検討の可能性があると回答。30代以下では48.9%に上った。一方、『携われない/関心がない』と回答した人の割合は30代以下で51.1%、60代以上で76.9%と年代と共に上昇。『全く関心がない』とする人は逆に減る傾向にあり「気持ちはあるが体力がついていかない」など、『関心はあるが携われない』人が多く見られた。
◆若手「都市部でキャリアアップしたい」、中堅「子供の教育が」、ベテラン「専門科以外自信がない」
『携われない/関心がない』と回答した医師にその理由を尋ねたところ、『教育・介護などで住まいを移せない』36.1%、『多忙で余裕がない』32.8%、『開業しており自分の交代要員がいないため』27.1%などと続き、『自分が携わる必要があると思わないため』は7.2%であった。若手医師から「僻地ではキャリアアップにつながる仕事ができない」、ベテラン医師からは「医師が少ない中では診療科を問わず広く診る必要があるが、もう自分の専門科以外を診る自信がない」といったコメントが寄せられた。
◆濃密な人間関係、ひとりにかかる重い責任…現状打開の鍵のひとつは“チーム制”
携わるにあたってのハードルとして、経験者から「人員・設備不足の中で都市部と同レベルの医療を求められ、訴訟社会の今はリスクが高すぎる」「プライバシーがない・よそ者扱いされるなど人間関係の難しさ」といったことが挙げられた。ひとりの医師に24時間の負担をかけるのではなく、チーム制・輪番・期間限定などの体制を組めば携わる医師が増え、状況が改善するのでは、といった意見も複数見られた。
【僻地医療に携わった経験・僻地医療に携わることへの考え】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/1_1.jpg
【年代別・僻地医療に携わることへの考え】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/2_2.jpg
【僻地医療に携われない・関心がない理由】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/3_3.jpg
【回答者の勤務施設・年代】
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/4_4.jpg
調査タイトル:“僻地医療”に対する意識調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :医師・医療従事者向け専門サイト「CareNet.com」医師会員
有効回答数 :1,000サンプル
調査日時 :2013年4月26日(金)
【設問詳細】
現在、全国各地で高齢化が進み、中山間地域・離島を中心とした地方では、過疎化と共に“限界集落”(※)が増加しているといわれています。
※人口の50%以上が65歳以上の高齢者となって、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落。
このような状況下、僻地診療所や小規模な病院による医療提供のほかに、診療所と大規模病院の連携・一時的な交代医師派遣・専門医による巡回診療・ドクターヘリの出動なども含めた形の“僻地医療”の充実が望まれています。
医療分野における“僻地“とは:
厚生労働省により『交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域。無医地区、無医地区に準じる地区、僻地診療所が開設されている地区等が含まれる』と定義されています。
そこで先生にお尋ねします。
Q1.現在、僻地医療に携わっていらっしゃいますか。
・常勤で携わっている
・常勤以外(パートタイム・巡回・ドクターヘリなど)で携わっている
・以前携わっていた
・携わったことがない
(「以前携わっていた」「携わったことがない」の回答者のみ)
Q2.僻地医療に携わることについて、先生のお考えに近いものをひとつお選び下さい。
・将来的には考えたい
・勤務体制(期間/曜日限定、要請時のみなど)次第で考えたい
・待遇(報酬・休息時間など)次第で考えたい
・関心はあるが携われない
・全く関心がない
(「関心はあるが携われない」「全く関心がない」回答者のみ)
Q3.僻地医療に携われない・関心のない理由をお聞かせ下さい(複数回答可)
・開業しており、自分の交代要員がいないため
・多忙で、他の業務に携わる余裕がないため
・診療科を問わず総合的な診療を行うことが不安なため
・自分の専門科の必要性が薄いと思うため
・設備の充実していない施設での医療提供が不安なため
・医療技術が遅れないか不安なため
・住民・風土に馴染めるか不安なため
・僻地の生活環境で暮らせないと思うため
・子供の教育・親の介護など、現在の住まいを移せないため
・自分が携わる必要があると思わないため
・その他
Q4.コメントをお願いします(現在携わっている/以前携わっていた先生はその内容、充実している点・困った点など日々感じることやエピソード、携わっていない先生は理由・懸念点、そのほか僻地医療に関わることであればどういったことでも結構です)
※コメントは添付資料よりご確認いただけます。
<添付資料>
http://www.atpress.ne.jp/releases/35570/1_5.pdf
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【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立 :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬営業支援サービス 『MRPlus(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
<医師・医療従事者向けの医療コンテンツサービス>
・医師・医療従事者の生涯学習サイト『CareNet.com』(ケアネット・ドットコム)会員制・無料
http://www.carenet.com
・医学教育研修プラットフォーム『CareNet CME』
http://cme.carenet.com/
・調剤薬局の薬剤師向け教育メディア『ProファーマCH』
http://www.pro-pharma.jp/
・開業医向け医薬情報・動画サイト『医楽座』
http://irakuza.carenet.com
・医学映像教材『ケアネットDVD』