北海道当別町とマクニカ、ロイズタウン駅周辺の賑わい創出に向けた 自動運転EVバスの実証運行を開始 〜デジタル技術を活用した地域課題解決〜
[23/06/30]
提供元:@Press
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北海道当別町(町長:後藤 正洋)と株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、ロイズタウン駅周辺の賑わい創出に向け、最新技術を活用した自動運転EVバスの実証運行を開始することを本日発表いたします。
当別町は、2022年3月に開業したロイズタウン駅周辺を「新しいまちの顔」と位置づけ、周辺の「株式会社ロイズコンフェクト・ロイズタウン工場」や、「北欧の風道の駅とうべつ」などの観光施設との連携や新技術の活用により、都市機能の充実などを通じて、人々が安全安心に暮らせる持続可能な活力あるまちづくりを目指しています。
マクニカは、AIやIoT、自動運転など世界最先端のテクノロジーを使い、パートナー企業、研究機関、そして自治体などと協業して、様々な社会課題に取り組んでいます。その取り組みの一つとして、自動運転EVバスの実証実験などを入口に、安全安心で住みよい未来のまちづくりを、全国の自治体と進めています。
この度当別町とマクニカは、新技術の実証として自動運転EVバスの実証運行により、ロイズタウン駅周辺の観光施設を繋ぎ、「新しいまちの顔」であるロイズタウン駅周辺に賑わいを創出するべく、新しい取り組みを開始します。
■自動運転技術等の活用による新たなモビリティの実証運行
自動運転とは、カメラやセンサー、GPSの位置情報システムなどにより、周囲の状況を認知し、自動運転システムが予測・判断をして、ハンドルやアクセル、ブレーキの操作をするものです。この度使用する車両は、ハンドル・アクセル・ブレーキペダルのない自動運転EVバス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)*1」です。JRロイズタウン駅からロイズタウン工場の区間を運行し、ロイズコンフェクト従業員や町民、観光客向けの体験試乗並びに実証運行を実施します。また、車両の走行データをマクニカ製遠隔監視システム「マクニカモビリティデータプラットフォーム*2」に連携し、自動運転EVバスの走行情報をリアルタイムに離れた場所で確認します。自動運転EVバスを使うことで、通勤手段の利便性向上や、工場見学誘客の増加、また将来的には運転手不足対策にも繋げます。
■複数モビリティとの共創活動
自動運転EVバスに加え、現在の主な移動手段であるJRと当別ふれあいバス(コミュニティバス)との共創による移動可能エリアの拡大と、「ロイズタウン工場」や「北欧の風道の駅とうべつ」などの目的地なる施設との連携により当別町内の周遊促進をはかり、にぎわいを創出します。
<実証運行概要>
●無積雪期
・運行日:2023年6月30日(金)〜2023年7月17日(月)計18日間
・運行時間:9:10〜16:45(2〜3往復/時間運行、片道約4分)
・乗車料金:無料
・乗車方法:予約不要(ただし天候や乗客の状況により臨機応変に運行予定)
・運行ルート:JRロイズタウン駅〜ロイズタウン工場(約700m)
画像 : https://newscast.jp/attachments/oVoC2FqrkQQFW3qlDQWq.png
画像 : https://newscast.jp/attachments/myvwgNeLpPrn2h0sqw4s.png車体には、町内で栽培されている「亜麻の花」と当別町イメージキャラクター「とべのすけ」のラッピングが施されています。
・運行日:2023年12月中旬〜2024年2月間 計7日間程度 ※積雪状況に応じて日程を選定
今後とも、当別町とマクニカは、自動運転EVバスの実証運行に加え、スマートタウン実装に向けた多面的な取り組みや様々なコンテンツ、データの利活用など、新技術の積極的な活用により、人々が安全安心に暮らせる持続可能な新しいまちづくりを目指します。
*1:自動運転バスNAVYA ARMA
ARMAは自動運転システムを搭載した自動運転シャトルバスです。EV(電気自動車)仕様となり、1回の充電で約9時間(100km)の自動走行が可能です。
全長:4,750mm
全高:2,650mm
全幅:2,110mm
重量:2,400kg
車両総重量:3,450kg
乗客人数:最大15人(利用者8名)
動力源:電動モーター
最高速度:18km/h(運行時は平均速度15km/h程度)
自動運転レベル:レベル2(技術的にはレベル3相当)
その他:緊急時は同乗のドライバーが手動介入
画像 : https://newscast.jp/attachments/6XojIT2MfbSitRdeC5sG.jpg
本実証実験にて使用する自動運転EVバスは、マクニカと芙蓉総合リース株式会社及び芙蓉オートリース株式会社が共同で構築した「自動運転実証実験支援サービスプログラム」により提供します。詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.macnica.co.jp/business/maas/news/2021/136501/
*2:マクニカモビリティデータプラットフォーム(遠隔監視システム)
車両に取り付けられたセンサー(GPS、カメラ等)と車両のCAN情報(車速、回転数、ステアリング舵角等)を収集し、高品質な伝送方式を用いてクラウドへデータを保存することで、監視者1人が遠隔からクラウドにアクセスし、リアルタイムで複数車両のモビリティの状況確認ができます。その他、蓄積されたデータから過去の状況確認、データ分析、AI活用にも応用活用できます。遠隔監視システムの活用により、社会課題の働き手不足の解消を目指します。
※本文中に記載の製品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。
<本実証運行に関するお問い合わせ先>
当別町 企画部 事業推進課 高田
TEL :0133-23-3198
MAIL :toshikei@town.tobetsu.hokkaido.jp
株式会社マクニカ 官公ソリューション推進室 田中
TEL :045-470-9191
MAIL :tanaka-yos@macnica.co.jp
北海道当別町について
当別町は札幌市と境界を接し、札幌都心部から約45分の近距離に位置しています。 明治4年、仙台藩岩出山の領主・伊達邦直公が家臣共々移住し、苦難の開拓の歴史が始まりました。人々の開拓の努力は、明治35年頃には札幌支庁管内(当時)で最も豊かな農村へと発展し、農業を基幹産業とした本町の礎が築かれました。現在では、管内有数の米の生産量を誇り、また、道内屈指の切り花の生産額となっています。 近年は、札幌市や江別市という産業集積地の隣地であり、石狩湾新港と新千歳空港とを結ぶ交通の要衝であること、昭和63年の札幌大橋開通やJR学園都市線の増便などから宅地造成がなされ、札幌近郊の田園都市として発展しています。 また、風景が酷似していると言われるスウェーデン王国・レクサンド市との姉妹都市提携をメインとした積極的な国際交流の町として、大きな飛躍が期待されています。
当別町公式ホームページ - 札幌至近の自然あふれるまち (town.tobetsu.hokkaido.jp)
株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界23か国/地域81拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp