〜トレンド予測レポート〜高収入・イケメンなどの“ハイスペック男子”を恋人にする方法 シンデレラストーリーはソーシャルの中に!?「ソーシャル・シンデレラ」の実態に迫る!
[13/07/22]
提供元:@Press
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生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)は、このたび、「ソーシャル・シンデレラ」をキーワードに、現代女性の「恋愛」の実態についてレポートします。
ソーシャルメディアの普及にともない、男女の「出会い」の形にも変化が見られるようになった現在。最近では、出会いを求めてSNSのオフ会に参加したり、ソーシャル上のマッチングサービスを利用して恋人を探したりなど「恋活」のためにソーシャルメディアを活用する女性も増えているようです。
中でも注目したいのが、自分が普段いる環境ではなかなか出会えない、高収入・高学歴・イケメンなどの、いわゆる“ハイスペック男子”と結ばれ、ソーシャルならではの「シンデレラストーリー」を叶えた女性たち。
そこでトレンド総研では今回、ソーシャルメディアを活用して“ハイスペック男子”を手に入れた女性を“ソーシャル・シンデレラ”と名付け、その実態について調べました。本レポートでは、恋愛の専門家や、ソーシャルマッチングサービス運営担当者へのインタビューコメントを中心に、20〜30代の未婚女性500名への調査結果や、現在注目のマッチングサービスについても紹介してまいります。
■レポート内容
1.【インタビュー1】恋愛の専門家に聞く「ソーシャル・シンデレラ」の実態
現代女性の恋愛事情に詳しい、コラムニストの相沢 あい氏へのインタビュー内容をご紹介します。
2.【インタビュー2】サービス担当者が語る「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
Facebookを活用したマッチングサービス「Omiai」の担当者に、実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーについてお話をお伺いしました。
3.【意識調査結果】現代女性の「ソーシャル」恋愛事情
20〜30代の未婚女性500名を対象に、「ソーシャルメディア」をきっかけとした恋愛をテーマにアンケートを実施しました。
4.【サービス紹介】注目のソーシャルマッチングサービス
ソーシャルメディアを通じて「出会い」や「マッチング」を支援するサービスをご紹介します。
1.【インタビュー1】恋愛の専門家に聞く「ソーシャル・シンデレラ」の実態
はじめに、現代女性の恋愛事情に詳しい、コラムニストの相沢 あい氏に、「ソーシャルメディア」を通じた男女間の恋愛や「ソーシャル・シンデレラ」の実態についてお話をお伺いしました。
■シンデレラ願望が捨てきれない、現代の未婚女性たち
現在、恋人がいない女性が増加傾向にあります。そして、こうした女性たちの多くが、「出会いがない」を口グセにしています。しかしよくよく聞いてみると、ほとんどのケースにおいて、彼女たちの周りには全く恋人がいない男性がいないというわけではありません。職場の男性や学生時代の友人など、仲が良い男性もいるはずなのに、身近な男性にはときめきづらいようです。
その原因は、女性が幼少期から抱えているシンデレラ願望にあるでしょう。自覚がある・ないにかかわらず、「付き合うならこういう人」という理想が高くなりがちで、それゆえに、周りに男性がいても「出会いがない」を口グセにする女性が多いのです。特に近年は、自身が仕事で活躍をしていたり、美容やファッション、お稽古ごとなどの自分磨きに励む女性が増えているため、男性に自分以上の「スペック」を求めて、知らず知らずのうちに理想が高くなっている人も多いと言えます。
■ソーシャルメディアを活用して「恋活」にはげむ女性が急増中!?
こうした女性たちが、新しく出会いのツールとして注目しているのが「ソーシャルメディア」です。最近では「恋活」のためにソーシャルメディアを始める人もいるほど、「出会いの場」のひとつとして定着しつつあります。
ソーシャルメディアの大きな魅力は、リアルの生活ではなかなか出会えない異性とも出会えること。前述のような恋人のいない女性が、高年収・高学歴・イケメンなどの“ハイスペック男子”と恋愛に発展するという、現代ならではの「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーもよく耳にします。というのも、こうした“ハイスペック男子”たちの中には、仕事や趣味で普段忙しくしていたり、男性ばかりの職場や業界にいるために出会いのチャンスに恵まれず、長い間恋人がいないという人が意外と多いのです。
■「ソーシャル・シンデレラ」になるためのアドバイスと注意点
「ソーシャル・シンデレラ」になるためのポイントとしては、まずは自分を魅力的に見せること。特に「写真」でイメージが大きく左右されるので、男性がプロフィールを見た時に、思わず手を止めるような、魅力あるプロフィール写真を設定しましょう。清潔感があって明るい印象を与えたいなら、背景がすっきりしていて明るい場所で撮られたものがおすすめ。また、一覧表示の縮小写真になったときにかわいく見えるかどうかも、チェックしておきたいですね。
ただし気をつけなくてはならないのは、ソーシャルメディアでの出会いにはリスクも伴うということ。特に、匿名性のSNSは、相手の素性がわからなかったり、虚偽のプロフィールが書かれていたりするケースもあるので、注意が必要です。トラブルに巻き込まれないためには、リスクヘッジとして、信頼できる企業が運営するマッチングサービスを活用するのもひとつの手段。利用するサービスがしっかりしていれば、「恋活」をしていることを、知られたくない人に知られてしまったり、情報だけが抜かれて肝心の出会いがなかったり、という事態も防ぐことができます。また、専門サービスであれば、出会いに対して真剣な人が集うので、交際の確率も上がるでしょう。
[相沢 あい(あいざわ あい)/コラムニスト]
高校時代よりライター活動を開始。早稲田大学人間科学部にて、心理学、社会学、生物学を学ぶ。2004年、ミスインターナショナルファイナリストを機に、レポーターやレースクイーンとして活動しながら、メディア制作に携わる。現在は恋愛コラム執筆のほか、ライター業、広告系クリエーター業をおこなっている。
2.【インタビュー2】サービス担当者が語る「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
続いて、Facebookを活用したマッチングサービス「Omiai」を運営する、株式会社ネットマーケティングの石川 亮太氏に、実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーについてお話をお伺いしました。
■実は“ハイスペック男子”が多いソーシャルマッチングサービス
当社が運営する「Omiai」( http://fb.omiai-jp.com/ )は、現在、累計会員数が27万人にのぼるのですが、男性会員の特徴として顕著なのが、いわゆる“ハイスペック男子”が多いということです。
イケメン男性はもちろんのこと、経営者、医師、弁護士、有名大学卒、有名企業勤務など、身元のしっかりした真面目な男性の方に多数登録いただいています。年収1,000万円以上の男性も、実に2,313人にのぼります(2013年7月現在)。本来であれば女性にモテるタイプでありながら、仕事が忙しかったり、男性ばかりの職場だったりなどの理由で、真剣に出会いを求めている男性が多いようです。
また、自分が恋人を探していることを周りに知られたくない男性が、こっそりと登録をするケースも増えています。
■実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
ソーシャルマッチングサービスは、学歴や年収などで検索をかけると、効率的に理想の相手が探せることから、カップル誕生率も多いと言えます。
実際に「Omiai」の中でも、「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーが数多く誕生しています。
例えば、中小企業に勤務する一般OLの方が、IT企業経営者やプロスポーツ選手など、普段の生活ではなかなか知り合えないような職業の男性とお付き合いをしたというご報告はよく耳にします。また、交際後に仲が深まり、結婚に至ったケースも少なくありません。
また最近は、これまでの20数年間、一度も恋人がいたことのなかった女性が、「Omiai」に登録して数日で、有名雑誌でモデルをしているイケメンと交際をスタートしたというご報告もいただいています。
3.【意識調査結果】現代女性の「ソーシャル」恋愛事情
さらに今回、20〜30代の、恋人がいない未婚女性500名を対象に「ソーシャルメディア」をきっかけとした恋愛についてアンケートを実施しました。
■「出会いのチャンスがない」と嘆く女性たち・・・新たな「恋活」の場は「ソーシャル」上!
まず最初に、「異性との出会い」について質問したところ、81.0%が「自分の周囲には、出会いのチャンスが少ないと感じる」と回答。職場やプライベートのつながりの延長線上では、なかなか理想の出会いがないと感じている女性が多いようです。
それでは、「周囲に出会いがない」と嘆く現代の女性たちは、どのように「恋活」をしているのでしょうか。男性と出会うための手段について、具体的に聞いたところ、
●「いろいろな人と知り合えるパーティーや、知らない人が来る飲み会に参加している。」(37歳)
●「飲み友達を増やし、その人から知人を紹介してもらい・・・の繰り返し。」(34歳)
といった、飲み会やパーティーでの出会いに期待しているという声のほか、
●「SNSコミュニティのオフ会に参加している。」(26歳)
●「ソーシャルメディアを使ったマッチングサイトに登録している。」(22歳)
など、ソーシャルメディアを活用しているという回答が多くあがりました。特に20代〜30代前半の、比較的年齢が若い女性たちの間では、ソーシャルメディアを使ったマッチングサイトを活用している人も少なくないようです。
■ソーシャルメディア上で「素敵だと思う男性」を見つけたことがある女性は6人に1人
そこで、ソーシャルメディアを活用した「恋活」について、さらに詳しく聞いてみました。まず、ソーシャルメディアの利用率について質問したところ、「日常的に利用しているソーシャルメディアがある」人は61.4%という結果に。そのうち、実際にソーシャルメディア上で「素敵だと思う異性を見つけた経験がある」と答えた女性は、16.0%と6人に1人にのぼりました。ちなみに、具体的にどのような男性だったかを聞くと「顔がタイプで、学歴もよく、みんなでの集合写真で楽しそうにしている男性(29歳)」「ハーフや外国人のハンサムな男性(21歳)」「有名企業に勤める高収入、高身長の男性(28歳)」などの回答が。ソーシャルメディア上で、イケメン・高学歴・高収入といった“ハイスペック男子”にときめいた経験のある女性は少なくないようです。
■およそ1割の女性が、知り合いに「ソーシャル・シンデレラ」がいる!
それでは、実際にソーシャルメディアを活用し、このような“ハイスペック男子”と恋愛関係になることはできるのでしょうか。「あなたの周囲に、ソーシャルメディアがきっかけで、イケメン・高学歴・高収入などの“ハイスペック男子”と交際に至った女性はいますか?」と聞いたところ、9.4%が「いる」と回答。およそ1割の女性に、みごと“ハイスペック男子”を射止めた「ソーシャル・シンデレラ」の知り合いがいることがわかりました。
ちなみに、具体的な「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーを聞くと、
●「SNSで出会った人から個別メッセージでアプローチがあり、交際に至ったと聞いた。」(26歳)
●「マッチングサイトで出会った男性とお付き合いしているよう。彼はクルーザーを持っているお金持ち。」(34歳)
●「SNSで理想の男性と出会って付き合った友人が2人ほどいる。」(28歳)
などの回答があがりました。
■理想の相手に出会う手段として「ソーシャルメディアは“アリ”」・・・約7割が回答!
最後に、「理想の相手に出会う手段として、ソーシャルメディアはアリだと思いますか?」と聞くと、「(無条件に)アリ」が6.6%、「相手の身元がしっかりわかっていればアリ」が58.0%という結果に。合計すると64.6%と半数以上にのぼり、多くの女性がソーシャルメディアでの出会いをポジティブに捉えていることがわかります。ただしこの結果からは同時に、相手の身元が確認できる「安全性」を気にする女性の意識も読み取れます。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/37266/1_1.jpg
[調査概要]
・調査期間 :2013年7月5日〜7月9日
・調査方法 :インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
・調査対象 :20〜30代未婚女性(1都3県在住)※現在恋人のいない方
4.【サービス紹介】注目のソーシャルマッチングサービス
最後に、現在注目が集まっている、ソーシャルメディアを活用したマッチングサービスについてご紹介します。
■Omiai
「Omiai」は、Facebookを活用した、日本最大級のマッチングサービスです。2013年7月17日時点で、累計会員数は27万人にのぼっています。さらに年収1,000万円以上の男性が2,313人、全員が顔写真付きなので好みのイケメンを探せます。相手に自分の身元を明かすことなく匿名で利用できるほか、会う前にFacebook上でお互いを知ることもでき、さらに24時間365日、嫌がらせなどの不正ユーザーに対して厳しく管理がなされているため、安心して利用することが可能です。また、アプリを許諾してもFacebookのタイムラインに自動に書き込みされることなども一切なく、Facebook上の友達が「Omiai」に登録している場合は、お互いが検索できず、表示もされない仕組みになっているため、Facebook上の友達に知られずに利用することができます。
ちなみに、利用者は20代〜30代の独身男女で、男性の平均年齢は30歳、女性の平均年齢は25歳。1日に平均600組がマッチングしているほか、交際報告も多数寄せられているそうです。
なお、「Omiai」では、全員のプロフィール写真を閲覧できるほか、居住地、年齢、職業、年収、学歴、身長、趣味など、30を超える条件で理想の相手を探すことができます。アプローチも、気にいった相手を見つけて「いいね!」ボタンを押すだけとシンプル。ちなみに、「いいね!」ボタンがお互いに押されるとマッチングが成立し、直接コミュニケーションが可能になります。
⇒「Omiai」 http://fb.omiai-jp.com/
■肉会
「肉会」は、肉好きの男女が集まって、焼肉を一緒に食べに行ったり、おごってもらったりする、ソーシャル焼肉会マッチングサービスです。2013年7月17日現在、7,000件以上の肉会が成立しています。
なお、Facebook認証による実名登録制のサービスのため、相手のプロフィールや共通の友達などを事前に確認することが可能です。また、友達と2人ペアを組んで参加・マッチングするので、はじめてでも安心して食事をすることができます。
「肉会」に登録すると、毎日12時に肉会相手候補が1組紹介されます。自分たちのペアからの「肉会オファー」に相手ペアが承諾をすれば肉会成立です。その後、成立したペア同士で開催日時・場所を調整することができます。
なお、肉会には「私たちがおごります!」と宣言している太っ腹ユーザーが多数参加しており、アイコンがついたユーザーを見つけて焼肉をおごってもらうことも可能です。
⇒「肉会」 http://nikukai.jp/
■ノミトモ
ノミトモは、「一人で飲むのは寂しい」「一緒に飲みに行く友達が欲しい」・・・そんな方同士を繋ぐ、飲み会マッチングサービスです。2013年7月17日時点で、4,412組の「飲み友」が成立、開催された飲み会は2,544回にのぼっています。
「自分から飲み会に誘いたい」場合は、無料会員登録後、飲み会のメンバー募集を投稿。募集後に気になるメンバーを誘うこともできます。
逆に、「誘ってほしい、参加したい」場合は、同じく無料会員登録後、同じ地域や同じ出身地、年代など、自分と気が合いそうなメンバーの飲み友募集を探して、「参加」ボタンをクリックします。募集締め切り時間がきて、幹事さんが飲み会の開催を決定すれば飲み会成立。新しくできた「飲み友」と連絡を取って飲みにいくことができます。
⇒「ノミトモ」 http://nomi-tomo.net/
〜トレンド総研の「マーケティングリサーチ」とは〜
トレンド総研の「マーケティングリサーチ」は、クライアントの依頼のもと、市場における生活者の意識・実態に関する調査をおこなっています。また、調査結果にもとづき、各業界におけるトレンドの予測・分析、トレンド商品の人気の背景などに関する情報を発信し、企業と生活者のコミュニケーションを後押しすることにより、経済の活性化を目指します。
ソーシャルメディアの普及にともない、男女の「出会い」の形にも変化が見られるようになった現在。最近では、出会いを求めてSNSのオフ会に参加したり、ソーシャル上のマッチングサービスを利用して恋人を探したりなど「恋活」のためにソーシャルメディアを活用する女性も増えているようです。
中でも注目したいのが、自分が普段いる環境ではなかなか出会えない、高収入・高学歴・イケメンなどの、いわゆる“ハイスペック男子”と結ばれ、ソーシャルならではの「シンデレラストーリー」を叶えた女性たち。
そこでトレンド総研では今回、ソーシャルメディアを活用して“ハイスペック男子”を手に入れた女性を“ソーシャル・シンデレラ”と名付け、その実態について調べました。本レポートでは、恋愛の専門家や、ソーシャルマッチングサービス運営担当者へのインタビューコメントを中心に、20〜30代の未婚女性500名への調査結果や、現在注目のマッチングサービスについても紹介してまいります。
■レポート内容
1.【インタビュー1】恋愛の専門家に聞く「ソーシャル・シンデレラ」の実態
現代女性の恋愛事情に詳しい、コラムニストの相沢 あい氏へのインタビュー内容をご紹介します。
2.【インタビュー2】サービス担当者が語る「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
Facebookを活用したマッチングサービス「Omiai」の担当者に、実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーについてお話をお伺いしました。
3.【意識調査結果】現代女性の「ソーシャル」恋愛事情
20〜30代の未婚女性500名を対象に、「ソーシャルメディア」をきっかけとした恋愛をテーマにアンケートを実施しました。
4.【サービス紹介】注目のソーシャルマッチングサービス
ソーシャルメディアを通じて「出会い」や「マッチング」を支援するサービスをご紹介します。
1.【インタビュー1】恋愛の専門家に聞く「ソーシャル・シンデレラ」の実態
はじめに、現代女性の恋愛事情に詳しい、コラムニストの相沢 あい氏に、「ソーシャルメディア」を通じた男女間の恋愛や「ソーシャル・シンデレラ」の実態についてお話をお伺いしました。
■シンデレラ願望が捨てきれない、現代の未婚女性たち
現在、恋人がいない女性が増加傾向にあります。そして、こうした女性たちの多くが、「出会いがない」を口グセにしています。しかしよくよく聞いてみると、ほとんどのケースにおいて、彼女たちの周りには全く恋人がいない男性がいないというわけではありません。職場の男性や学生時代の友人など、仲が良い男性もいるはずなのに、身近な男性にはときめきづらいようです。
その原因は、女性が幼少期から抱えているシンデレラ願望にあるでしょう。自覚がある・ないにかかわらず、「付き合うならこういう人」という理想が高くなりがちで、それゆえに、周りに男性がいても「出会いがない」を口グセにする女性が多いのです。特に近年は、自身が仕事で活躍をしていたり、美容やファッション、お稽古ごとなどの自分磨きに励む女性が増えているため、男性に自分以上の「スペック」を求めて、知らず知らずのうちに理想が高くなっている人も多いと言えます。
■ソーシャルメディアを活用して「恋活」にはげむ女性が急増中!?
こうした女性たちが、新しく出会いのツールとして注目しているのが「ソーシャルメディア」です。最近では「恋活」のためにソーシャルメディアを始める人もいるほど、「出会いの場」のひとつとして定着しつつあります。
ソーシャルメディアの大きな魅力は、リアルの生活ではなかなか出会えない異性とも出会えること。前述のような恋人のいない女性が、高年収・高学歴・イケメンなどの“ハイスペック男子”と恋愛に発展するという、現代ならではの「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーもよく耳にします。というのも、こうした“ハイスペック男子”たちの中には、仕事や趣味で普段忙しくしていたり、男性ばかりの職場や業界にいるために出会いのチャンスに恵まれず、長い間恋人がいないという人が意外と多いのです。
■「ソーシャル・シンデレラ」になるためのアドバイスと注意点
「ソーシャル・シンデレラ」になるためのポイントとしては、まずは自分を魅力的に見せること。特に「写真」でイメージが大きく左右されるので、男性がプロフィールを見た時に、思わず手を止めるような、魅力あるプロフィール写真を設定しましょう。清潔感があって明るい印象を与えたいなら、背景がすっきりしていて明るい場所で撮られたものがおすすめ。また、一覧表示の縮小写真になったときにかわいく見えるかどうかも、チェックしておきたいですね。
ただし気をつけなくてはならないのは、ソーシャルメディアでの出会いにはリスクも伴うということ。特に、匿名性のSNSは、相手の素性がわからなかったり、虚偽のプロフィールが書かれていたりするケースもあるので、注意が必要です。トラブルに巻き込まれないためには、リスクヘッジとして、信頼できる企業が運営するマッチングサービスを活用するのもひとつの手段。利用するサービスがしっかりしていれば、「恋活」をしていることを、知られたくない人に知られてしまったり、情報だけが抜かれて肝心の出会いがなかったり、という事態も防ぐことができます。また、専門サービスであれば、出会いに対して真剣な人が集うので、交際の確率も上がるでしょう。
[相沢 あい(あいざわ あい)/コラムニスト]
高校時代よりライター活動を開始。早稲田大学人間科学部にて、心理学、社会学、生物学を学ぶ。2004年、ミスインターナショナルファイナリストを機に、レポーターやレースクイーンとして活動しながら、メディア制作に携わる。現在は恋愛コラム執筆のほか、ライター業、広告系クリエーター業をおこなっている。
2.【インタビュー2】サービス担当者が語る「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
続いて、Facebookを活用したマッチングサービス「Omiai」を運営する、株式会社ネットマーケティングの石川 亮太氏に、実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーについてお話をお伺いしました。
■実は“ハイスペック男子”が多いソーシャルマッチングサービス
当社が運営する「Omiai」( http://fb.omiai-jp.com/ )は、現在、累計会員数が27万人にのぼるのですが、男性会員の特徴として顕著なのが、いわゆる“ハイスペック男子”が多いということです。
イケメン男性はもちろんのこと、経営者、医師、弁護士、有名大学卒、有名企業勤務など、身元のしっかりした真面目な男性の方に多数登録いただいています。年収1,000万円以上の男性も、実に2,313人にのぼります(2013年7月現在)。本来であれば女性にモテるタイプでありながら、仕事が忙しかったり、男性ばかりの職場だったりなどの理由で、真剣に出会いを求めている男性が多いようです。
また、自分が恋人を探していることを周りに知られたくない男性が、こっそりと登録をするケースも増えています。
■実際にあった「ソーシャル・シンデレラ」ストーリー
ソーシャルマッチングサービスは、学歴や年収などで検索をかけると、効率的に理想の相手が探せることから、カップル誕生率も多いと言えます。
実際に「Omiai」の中でも、「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーが数多く誕生しています。
例えば、中小企業に勤務する一般OLの方が、IT企業経営者やプロスポーツ選手など、普段の生活ではなかなか知り合えないような職業の男性とお付き合いをしたというご報告はよく耳にします。また、交際後に仲が深まり、結婚に至ったケースも少なくありません。
また最近は、これまでの20数年間、一度も恋人がいたことのなかった女性が、「Omiai」に登録して数日で、有名雑誌でモデルをしているイケメンと交際をスタートしたというご報告もいただいています。
3.【意識調査結果】現代女性の「ソーシャル」恋愛事情
さらに今回、20〜30代の、恋人がいない未婚女性500名を対象に「ソーシャルメディア」をきっかけとした恋愛についてアンケートを実施しました。
■「出会いのチャンスがない」と嘆く女性たち・・・新たな「恋活」の場は「ソーシャル」上!
まず最初に、「異性との出会い」について質問したところ、81.0%が「自分の周囲には、出会いのチャンスが少ないと感じる」と回答。職場やプライベートのつながりの延長線上では、なかなか理想の出会いがないと感じている女性が多いようです。
それでは、「周囲に出会いがない」と嘆く現代の女性たちは、どのように「恋活」をしているのでしょうか。男性と出会うための手段について、具体的に聞いたところ、
●「いろいろな人と知り合えるパーティーや、知らない人が来る飲み会に参加している。」(37歳)
●「飲み友達を増やし、その人から知人を紹介してもらい・・・の繰り返し。」(34歳)
といった、飲み会やパーティーでの出会いに期待しているという声のほか、
●「SNSコミュニティのオフ会に参加している。」(26歳)
●「ソーシャルメディアを使ったマッチングサイトに登録している。」(22歳)
など、ソーシャルメディアを活用しているという回答が多くあがりました。特に20代〜30代前半の、比較的年齢が若い女性たちの間では、ソーシャルメディアを使ったマッチングサイトを活用している人も少なくないようです。
■ソーシャルメディア上で「素敵だと思う男性」を見つけたことがある女性は6人に1人
そこで、ソーシャルメディアを活用した「恋活」について、さらに詳しく聞いてみました。まず、ソーシャルメディアの利用率について質問したところ、「日常的に利用しているソーシャルメディアがある」人は61.4%という結果に。そのうち、実際にソーシャルメディア上で「素敵だと思う異性を見つけた経験がある」と答えた女性は、16.0%と6人に1人にのぼりました。ちなみに、具体的にどのような男性だったかを聞くと「顔がタイプで、学歴もよく、みんなでの集合写真で楽しそうにしている男性(29歳)」「ハーフや外国人のハンサムな男性(21歳)」「有名企業に勤める高収入、高身長の男性(28歳)」などの回答が。ソーシャルメディア上で、イケメン・高学歴・高収入といった“ハイスペック男子”にときめいた経験のある女性は少なくないようです。
■およそ1割の女性が、知り合いに「ソーシャル・シンデレラ」がいる!
それでは、実際にソーシャルメディアを活用し、このような“ハイスペック男子”と恋愛関係になることはできるのでしょうか。「あなたの周囲に、ソーシャルメディアがきっかけで、イケメン・高学歴・高収入などの“ハイスペック男子”と交際に至った女性はいますか?」と聞いたところ、9.4%が「いる」と回答。およそ1割の女性に、みごと“ハイスペック男子”を射止めた「ソーシャル・シンデレラ」の知り合いがいることがわかりました。
ちなみに、具体的な「ソーシャル・シンデレラ」ストーリーを聞くと、
●「SNSで出会った人から個別メッセージでアプローチがあり、交際に至ったと聞いた。」(26歳)
●「マッチングサイトで出会った男性とお付き合いしているよう。彼はクルーザーを持っているお金持ち。」(34歳)
●「SNSで理想の男性と出会って付き合った友人が2人ほどいる。」(28歳)
などの回答があがりました。
■理想の相手に出会う手段として「ソーシャルメディアは“アリ”」・・・約7割が回答!
最後に、「理想の相手に出会う手段として、ソーシャルメディアはアリだと思いますか?」と聞くと、「(無条件に)アリ」が6.6%、「相手の身元がしっかりわかっていればアリ」が58.0%という結果に。合計すると64.6%と半数以上にのぼり、多くの女性がソーシャルメディアでの出会いをポジティブに捉えていることがわかります。ただしこの結果からは同時に、相手の身元が確認できる「安全性」を気にする女性の意識も読み取れます。
グラフ: http://www.atpress.ne.jp/releases/37266/1_1.jpg
[調査概要]
・調査期間 :2013年7月5日〜7月9日
・調査方法 :インターネット調査
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
・調査対象 :20〜30代未婚女性(1都3県在住)※現在恋人のいない方
4.【サービス紹介】注目のソーシャルマッチングサービス
最後に、現在注目が集まっている、ソーシャルメディアを活用したマッチングサービスについてご紹介します。
■Omiai
「Omiai」は、Facebookを活用した、日本最大級のマッチングサービスです。2013年7月17日時点で、累計会員数は27万人にのぼっています。さらに年収1,000万円以上の男性が2,313人、全員が顔写真付きなので好みのイケメンを探せます。相手に自分の身元を明かすことなく匿名で利用できるほか、会う前にFacebook上でお互いを知ることもでき、さらに24時間365日、嫌がらせなどの不正ユーザーに対して厳しく管理がなされているため、安心して利用することが可能です。また、アプリを許諾してもFacebookのタイムラインに自動に書き込みされることなども一切なく、Facebook上の友達が「Omiai」に登録している場合は、お互いが検索できず、表示もされない仕組みになっているため、Facebook上の友達に知られずに利用することができます。
ちなみに、利用者は20代〜30代の独身男女で、男性の平均年齢は30歳、女性の平均年齢は25歳。1日に平均600組がマッチングしているほか、交際報告も多数寄せられているそうです。
なお、「Omiai」では、全員のプロフィール写真を閲覧できるほか、居住地、年齢、職業、年収、学歴、身長、趣味など、30を超える条件で理想の相手を探すことができます。アプローチも、気にいった相手を見つけて「いいね!」ボタンを押すだけとシンプル。ちなみに、「いいね!」ボタンがお互いに押されるとマッチングが成立し、直接コミュニケーションが可能になります。
⇒「Omiai」 http://fb.omiai-jp.com/
■肉会
「肉会」は、肉好きの男女が集まって、焼肉を一緒に食べに行ったり、おごってもらったりする、ソーシャル焼肉会マッチングサービスです。2013年7月17日現在、7,000件以上の肉会が成立しています。
なお、Facebook認証による実名登録制のサービスのため、相手のプロフィールや共通の友達などを事前に確認することが可能です。また、友達と2人ペアを組んで参加・マッチングするので、はじめてでも安心して食事をすることができます。
「肉会」に登録すると、毎日12時に肉会相手候補が1組紹介されます。自分たちのペアからの「肉会オファー」に相手ペアが承諾をすれば肉会成立です。その後、成立したペア同士で開催日時・場所を調整することができます。
なお、肉会には「私たちがおごります!」と宣言している太っ腹ユーザーが多数参加しており、アイコンがついたユーザーを見つけて焼肉をおごってもらうことも可能です。
⇒「肉会」 http://nikukai.jp/
■ノミトモ
ノミトモは、「一人で飲むのは寂しい」「一緒に飲みに行く友達が欲しい」・・・そんな方同士を繋ぐ、飲み会マッチングサービスです。2013年7月17日時点で、4,412組の「飲み友」が成立、開催された飲み会は2,544回にのぼっています。
「自分から飲み会に誘いたい」場合は、無料会員登録後、飲み会のメンバー募集を投稿。募集後に気になるメンバーを誘うこともできます。
逆に、「誘ってほしい、参加したい」場合は、同じく無料会員登録後、同じ地域や同じ出身地、年代など、自分と気が合いそうなメンバーの飲み友募集を探して、「参加」ボタンをクリックします。募集締め切り時間がきて、幹事さんが飲み会の開催を決定すれば飲み会成立。新しくできた「飲み友」と連絡を取って飲みにいくことができます。
⇒「ノミトモ」 http://nomi-tomo.net/
〜トレンド総研の「マーケティングリサーチ」とは〜
トレンド総研の「マーケティングリサーチ」は、クライアントの依頼のもと、市場における生活者の意識・実態に関する調査をおこなっています。また、調査結果にもとづき、各業界におけるトレンドの予測・分析、トレンド商品の人気の背景などに関する情報を発信し、企業と生活者のコミュニケーションを後押しすることにより、経済の活性化を目指します。