先生の「教える力」をMOOCサイト「gacco(ガッコ)」で強化!東大 大学総合教育研究センターの大学教員養成講座『インタラクティブティーチング』の公開について
[14/03/27]
提供元:@Press
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株式会社NTTドコモ(以下 ドコモ)とNTTナレッジ・スクウェア株式会社(以下 ナレッジ・スクウェア)は、両社が運営する日本初の大規模公開オンライン講座(MOOC※1)提供サイト「gacco(ガッコ)」( http://gacco.org/ )上で、東京大学 大学総合教育研究センターが新たに開発する、大学教員を目指す大学院生等の教える力を向上させる講座『インタラクティブティーチング』を公開することになりました。募集開始は2014年夏頃、開講時期は2014年11月の予定です。
■講座開設の経緯
グローバル化が進む現在において、日本の大学の教育力向上は今や喫緊の課題となっていますが、それは大学教員の「教える力」に直結する問題でもあります。そのため、大学教員に求められる資質として、研究者としての業績だけでなく、教育者としての実績や能力が重視されるようになってきています。
現在、文部科学省によって、全国の大学でのファカルティディベロップメント(以下 FD)活動が義務づけられており、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催など、大学内での組織的な取組みが活発化しています。東京大学 大学総合教育研究センターでは、FD活動を卓越した学習環境・学習機会の創造を目指す継続的かつ組織的取り組みとしてとらえ、昨年から大学院生向けのプレFDプログラムである「Future Faculty Program」を提供しています。
■『インタラクティブティーチング』講座の内容
このような背景を受け、「gacco」では、東京大学 大学総合教育研究センターがMOOCの講座として新規に開発した、大学教員を目指す大学院生の教える力を向上させる講座『インタラクティブティーチング』を提供します。本講座は誰でも受講可能であり、大学教員を目指す大学院生や社会人はもちろん、「教える」ことに携わる小中学校および高等学校、大学教員や職員の皆様、各種教育・研修機関の講師、インストラクターの皆様、企業の教育担当者の皆様にもおすすめしたい講座です。
『インタラクティブティーチング』(主任講師:東京大学 大学総合教育研究センター 栗田 佳代子 特任准教授、中原 淳 准教授)はMOOC上のオンライン講座(2014年11月開講予定)と、対面集中講座(2015年1月末開講予定)の二本立てから構成されています。オンライン講座(受講期間:8週間)では、学生が主体的に学ぶための方法、たとえば授業を双方向にするための知識や技法を学びます。その他にも学習理論、アクティブ・ラーニングの手法、授業デザインおよびシラバスの設計、評価などを扱います。また、三宅 なほみ 教授(東京大学 大学総合教育研究センター)、本田 由紀 教授(同 大学院教育学研究科)、山内 祐平 准教授(同 大学院情報学環)など、学習・教育に関する研究者や魅力ある授業を実践してきた先生方にインタビューするセッションもあります。
一方、対面集中講座(3日間実施、東京で開催)は、大学院生のみが対象者となりますが、オンライン講座で学んだ知識や技法をふまえたディスカッションおよび種々のグループワーク、シラバスや授業案の作成、模擬授業の実施などを通じ、オンライン講座の学びを補い深める実践的な内容が無償で提供されます。こうした二本立ての構成は、反転学習(オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う)形式であり、FDとしては、日本初の試みです。
東京大学 大学総合教育研究センター、および「gacco」を提供するドコモ、ナレッジ・スクウェアでは、この講座を通じ、大学院生のみならず、日本全国の高等教育の質の向上に貢献していきたいと考えています。
<関連リリース>
東大、「大学教員養成講座」の一部をMOOCで無償公開 大学院生向けには日本初「反転授業型FD講座」を提供―「オンライン講座」と「対面集中講座」で
※1 MOOC:
Massive Open Online Coursesの略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から1,000万人以上が受講している。
日本初のMOOCサイト「gacco(ガッコ)」では、2014年3月27日現在で、3講座の受講生を募集しており、今後も講座数を拡大する予定。
■講座開設の経緯
グローバル化が進む現在において、日本の大学の教育力向上は今や喫緊の課題となっていますが、それは大学教員の「教える力」に直結する問題でもあります。そのため、大学教員に求められる資質として、研究者としての業績だけでなく、教育者としての実績や能力が重視されるようになってきています。
現在、文部科学省によって、全国の大学でのファカルティディベロップメント(以下 FD)活動が義務づけられており、教員相互の授業参観の実施、授業方法についての研究会の開催、新任教員のための研修会の開催など、大学内での組織的な取組みが活発化しています。東京大学 大学総合教育研究センターでは、FD活動を卓越した学習環境・学習機会の創造を目指す継続的かつ組織的取り組みとしてとらえ、昨年から大学院生向けのプレFDプログラムである「Future Faculty Program」を提供しています。
■『インタラクティブティーチング』講座の内容
このような背景を受け、「gacco」では、東京大学 大学総合教育研究センターがMOOCの講座として新規に開発した、大学教員を目指す大学院生の教える力を向上させる講座『インタラクティブティーチング』を提供します。本講座は誰でも受講可能であり、大学教員を目指す大学院生や社会人はもちろん、「教える」ことに携わる小中学校および高等学校、大学教員や職員の皆様、各種教育・研修機関の講師、インストラクターの皆様、企業の教育担当者の皆様にもおすすめしたい講座です。
『インタラクティブティーチング』(主任講師:東京大学 大学総合教育研究センター 栗田 佳代子 特任准教授、中原 淳 准教授)はMOOC上のオンライン講座(2014年11月開講予定)と、対面集中講座(2015年1月末開講予定)の二本立てから構成されています。オンライン講座(受講期間:8週間)では、学生が主体的に学ぶための方法、たとえば授業を双方向にするための知識や技法を学びます。その他にも学習理論、アクティブ・ラーニングの手法、授業デザインおよびシラバスの設計、評価などを扱います。また、三宅 なほみ 教授(東京大学 大学総合教育研究センター)、本田 由紀 教授(同 大学院教育学研究科)、山内 祐平 准教授(同 大学院情報学環)など、学習・教育に関する研究者や魅力ある授業を実践してきた先生方にインタビューするセッションもあります。
一方、対面集中講座(3日間実施、東京で開催)は、大学院生のみが対象者となりますが、オンライン講座で学んだ知識や技法をふまえたディスカッションおよび種々のグループワーク、シラバスや授業案の作成、模擬授業の実施などを通じ、オンライン講座の学びを補い深める実践的な内容が無償で提供されます。こうした二本立ての構成は、反転学習(オンラインで学習した内容をもとに対面で発展的な講義を行う)形式であり、FDとしては、日本初の試みです。
東京大学 大学総合教育研究センター、および「gacco」を提供するドコモ、ナレッジ・スクウェアでは、この講座を通じ、大学院生のみならず、日本全国の高等教育の質の向上に貢献していきたいと考えています。
<関連リリース>
東大、「大学教員養成講座」の一部をMOOCで無償公開 大学院生向けには日本初「反転授業型FD講座」を提供―「オンライン講座」と「対面集中講座」で
※1 MOOC:
Massive Open Online Coursesの略。Web上で誰でも無料で参加可能な、大規模かつオープンな講義を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービス。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授によるオープンオンライン講座として公開され、世界中から1,000万人以上が受講している。
日本初のMOOCサイト「gacco(ガッコ)」では、2014年3月27日現在で、3講座の受講生を募集しており、今後も講座数を拡大する予定。