アンシスのシミュレーションで2014年FIFAワールドカップスタジアムの安全性を確保 コンピュータシミュレーションが高額な物理試験を低減させる
[14/06/12]
提供元:@Press
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近く開催されるFIFAワールドカップでは、アンシス(NASDAQ:ANSS)のシミュレーション技術によって、数万人のサッカーファンがスタジアムの安全性を心配することなく選手のプレーを集中して観戦することができます。ブラジルの国立競技場エスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリアでは、マルチフィジックス解析が、強風が観客およびチームの安全性に影響を与えないことを検証しました。この解析は2週間で完了し、従来の風洞実験と比べて期間は10分の1に、費用は物理試験と比較して66%削減されました。
スタジアムは1974年に建設されましたが、ワールドカップの開催にあたってファサード、金属の屋根、スタンドを改築しました。さらに、フィールドは高さを下げてすべての客席から見渡せるように改修されました。改修工事に参加したNOVACAP(ブラジル新首都都市計画機構)は、サンパウロ大学のMattos Pimenta教授と協力して、風荷重の観点からスタジアム構造の安全性を検証しました。厳しいスケジュールのため、15日というわずかな期間で、縮小モデルを製作して風洞実験を行うより90%も短縮して検証を完了させなければなりませんでした。
アンシスのチャネルパートナーESSS社のシミュレーションスペシャリストは、アンシスの数値流体解析(CFD)ソフトウェアを使用して、スタジアム周りの空気の流れおよびスタジアムの屋根に作用する圧力を予測しました。さらに、風力、スタジアムの基盤構造と伝統的に熱狂しがちな観衆が構造に及ぼす影響を調査するため、ANSYS有限要素解析ソフトウェアを使用しました。
「アンシス製品からの結果を基に、ケーブルの本数を増やしたり、ケーブルの張りを強くしたりするなど、いくつかの変更を勧めました。ブラジルのメジャースタジアムの設計での風荷重の検証に、マルチフィジックスシミュレーションが利用されたのは今回が初めてです。」(Pimenta教授)
「ワールドカップは最高にエキサイティングなスポーツイベントの1つで、アンシスがその成功に貢献できることを大変うれしく思います。ワールドカップ競技場で明らかなように、シミュレーションは、ほぼすべての業界でコストのかかる物理試験を低減することで、設計プロセスに革命を起こしています。ユーザーは時間と費用を節約できるだけでなく、エスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリアのような画期的な設計を生み出すことができます。」(アンシス、Fluids Product Manager、Gilles Eggenspieler)
プレスリリースページ
http://ansys.jp/news/press/jpr140611j.html
※関連する事例のリンクがございます。
■アンシス会社概要
アンシスは、高い速度・精度・信頼性を誇るシミュレーションにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。アンシスの技術は、業界に関わらずさまざまな企業が、実際に製品が正しく動作するということを確信を持って予測できるようにするものです。多くのお客様が、プロダクトインテグリティを高めてビジネスの成功を推進させるものとして、アンシスのソフトウェアに信頼を寄せています。1970年に設立されたアンシスは、2,700人以上のプロフェッショナルを擁し、その多くは、有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、最適化設計といったエンジニアリング分野のエキスパートです。本社を米国ペンシルベニア州ピッツバーグの南にあるカノンズバーグに置き、75以上の戦略的販売拠点を世界中に有し、40以上の国のチャネルパートナーとネットワークを築いています。
URL: http://www.ansys.com
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc.100%出資の日本法人です。
ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
URL: http://ansys.jp
ANSYSおよび他のすべてのANSYS, Inc.の製品名およびサービス名は、ANSYS, Inc.、または、米国および他の国にあるANSYS, Inc. の子会社の登録商標です。その他のすべての商標または登録商標は、各所有者の財産です。
スタジアムは1974年に建設されましたが、ワールドカップの開催にあたってファサード、金属の屋根、スタンドを改築しました。さらに、フィールドは高さを下げてすべての客席から見渡せるように改修されました。改修工事に参加したNOVACAP(ブラジル新首都都市計画機構)は、サンパウロ大学のMattos Pimenta教授と協力して、風荷重の観点からスタジアム構造の安全性を検証しました。厳しいスケジュールのため、15日というわずかな期間で、縮小モデルを製作して風洞実験を行うより90%も短縮して検証を完了させなければなりませんでした。
アンシスのチャネルパートナーESSS社のシミュレーションスペシャリストは、アンシスの数値流体解析(CFD)ソフトウェアを使用して、スタジアム周りの空気の流れおよびスタジアムの屋根に作用する圧力を予測しました。さらに、風力、スタジアムの基盤構造と伝統的に熱狂しがちな観衆が構造に及ぼす影響を調査するため、ANSYS有限要素解析ソフトウェアを使用しました。
「アンシス製品からの結果を基に、ケーブルの本数を増やしたり、ケーブルの張りを強くしたりするなど、いくつかの変更を勧めました。ブラジルのメジャースタジアムの設計での風荷重の検証に、マルチフィジックスシミュレーションが利用されたのは今回が初めてです。」(Pimenta教授)
「ワールドカップは最高にエキサイティングなスポーツイベントの1つで、アンシスがその成功に貢献できることを大変うれしく思います。ワールドカップ競技場で明らかなように、シミュレーションは、ほぼすべての業界でコストのかかる物理試験を低減することで、設計プロセスに革命を起こしています。ユーザーは時間と費用を節約できるだけでなく、エスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリアのような画期的な設計を生み出すことができます。」(アンシス、Fluids Product Manager、Gilles Eggenspieler)
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http://ansys.jp/news/press/jpr140611j.html
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■アンシス会社概要
アンシスは、高い速度・精度・信頼性を誇るシミュレーションにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。アンシスの技術は、業界に関わらずさまざまな企業が、実際に製品が正しく動作するということを確信を持って予測できるようにするものです。多くのお客様が、プロダクトインテグリティを高めてビジネスの成功を推進させるものとして、アンシスのソフトウェアに信頼を寄せています。1970年に設立されたアンシスは、2,700人以上のプロフェッショナルを擁し、その多くは、有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、最適化設計といったエンジニアリング分野のエキスパートです。本社を米国ペンシルベニア州ピッツバーグの南にあるカノンズバーグに置き、75以上の戦略的販売拠点を世界中に有し、40以上の国のチャネルパートナーとネットワークを築いています。
URL: http://www.ansys.com
アンシス・ジャパン株式会社(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc.100%出資の日本法人です。
ANSYS, Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
URL: http://ansys.jp
ANSYSおよび他のすべてのANSYS, Inc.の製品名およびサービス名は、ANSYS, Inc.、または、米国および他の国にあるANSYS, Inc. の子会社の登録商標です。その他のすべての商標または登録商標は、各所有者の財産です。