カラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing(TM)」シリーズに新機能版をラインアップ
[14/06/26]
提供元:@Press
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東洋インキ株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:山崎 克己)は、パッケージや表示物などのカラー画像の配色を、見た目の配色を変更することなくカラーユニバーサルデザイン(CUD)に対応させる新機能「ディザ」を産学協同で開発、従来同社が無償配布を行ってきたCUD支援ツール「UDing(TM)」シリーズに同機能を搭載したMac OS(R) X版ソフトウェア「UDing(TM)ディザ」としてラインアップし、2014年6月より配布を開始しました。
■従来のCUD対応
従来のカラーユニバーサルデザイン(CUD)対応画像処理では、色弱者(※1)の色覚特性に起因する“元画像中で判別しづらい配色部分(難判別部分)”を抽出し、当該部分の色相を変更することで、色弱者にも判別できるCUD対応画像を生成していました。
しかし、この処理方法では、元画像の配色が変わってしまうことから、グラフィックデザイナーやクライアントなどの関係者にCUD対応への抵抗感を惹起する可能性があり、CUD普及の妨げの一因ともなっていました。
■新しいCUD対応 「ディザ」
今回開発された新機能「ディザ」は、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻(村上 存 教授)とのコラボレーションから生まれたユニークな概念に基づいています。
その仕組みは、難判別部分の色から、少しだけ明度を上げた色/下げた色を作り、この2色で難判別部分をチェック(市松模様)やストライプ(縦・横縞模様)に塗りつぶす(ディザリング)というもの。
この2色による模様配色は色覚が正常な方には、視覚効果によって混ざりあい、見た目は元画像と同じ配色であるイメージを与えることができます。一方、色弱者にとっては、その明度差による模様が強調的に認識されるので、画像のCUD対応が実現できることになります。
東洋インキは、従来のCUD支援ツール「UDing(TM)シミュレーター」に「ディザ」機能を搭載した新製品「UDing(TM)ディザ」ソフトウェアを、シリーズ新機能版としてラインアップし、2014年6月より無償配布(※2)いたします。これにより、ユーザのCUDに対する抵抗感を取り除き、CUD対応の一層の普及効果を見込んでいます。
■東洋インキ CSR活動
東洋インキは、「事業を通じた社会貢献」の一環として、2004年より、カラーユニバーサルデザインの研究開発とアプリケーションソフトウェアの無償配布を行い、カラーユニバーサルデザインの普及・啓発を同社のCSR活動の大きな柱として取り組んでまいりました。これからも、誰もが快適なカラーコミュニケーションを享受できる社会の実現をサポートしてまいります。
※1 先天的色覚異常など色覚特性により色の識別などでハンディキャップを抱える人。NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構が提唱。
※2「UDing(TM)ディザ」の無償配布方法については、専用窓口までお問い合わせください。
■「UDing(TM)ディザ」仕様
□動作環境
・OS :Mac OS(R) X 10.8および10.9
※iPad(R)やiPhone(R)では動作しません。
・CPU :Intel(R) 64ビットプロセッサ
・メモリ:4GB以上を推奨
□サポートする画像ファイルの形式
・読み込み:TIFF(圧縮形式はLZW)、JPEG(圧縮/非圧縮)、PNG、PDF、EPS( 要Adobe(R) Photoshop(R) )
・書き出し:TIFF(非圧縮もしくはLZW圧縮)、JPEG(非圧縮)、PNG、PDF、EPS( 要Adobe(R) Photoshop(R) )
・対応色空間:RGB(sRGB、Adobe(R) RGB、ProPhoto RGBをサポート)、CMYK(要Adobe(R) Photoshop(R) )
※上記以外の色空間の画像はサポートしておりません。
■「UDing(TM)ディザ」機能概要
CUD対応を施したい画像をソフトウェアで開くと、一般的な色覚の場合の見え方(左)と色弱者の方の見え方(右)が表示されます。
色弱者にとっては、図柄の色(ピンク)と背景色(水色)が同色に見えてしまうため、図柄が判別しづらくなっています。
<操作イメージ 1>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_1.png
色弱者の色覚の程度や種類に応じて、判別が難しい配色部分を自動的に抽出します。
難判別部分は黒く点滅して示されます。
<操作イメージ 2>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_2.png
難判別部分の色から明度を変えた2色が作られ、模様配色(ディザリング)で塗りつぶす画像処理が行われます。
模様配色された画像を一般色覚および色弱者の色覚で見た際のシミュレーションが表示されます。
色弱者は、明度差によるチェックやストライプの模様によって、図柄を判別できるようになります。
<操作イメージ 3>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_3.png
■UDing(TM)ウェブサイト
UDing(TM)ディザについての各種情報は、以下のウェブサイトでご覧になれます。
http://www.toyo-uding.com/tool/uding_dither.html (日本語のみ)
■カラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing(TM)」シリーズについて
「UDing(TM)」シリーズは、PC版、iPhoneアプリ版をあわせて15,000本以上の無償提供実績を持つカラーユニバーサルデザイン支援ツールであり、色覚タイプの違いによる不便さを企画段階から取り除き、デザイン制作を支援するソフトウェアです。
現在『UDing(TM)CFUD』『UDing(TM)シミュレーター』『UDing(TM)ディザ』およびiPhone(R)版『UDing(TM)』の4種類のソフトウェアがラインアップされており、東洋インキは、事業を通じた社会貢献の一環として、無償で配布しています。
※UDingおよびUDingロゴは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。
※Mac OS、iPadおよびiPhoneは、米国アップル社の登録商標です。
※Intelは米国インテル社の登録商標です。
※AdobeおよびPhotoshopは、米国アドビシステムズ社の登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
東洋インキ株式会社
グラフィックソリューションセンター
UDing(TM)専用問い合わせ窓口
uding@toyoinkgroup.com
■従来のCUD対応
従来のカラーユニバーサルデザイン(CUD)対応画像処理では、色弱者(※1)の色覚特性に起因する“元画像中で判別しづらい配色部分(難判別部分)”を抽出し、当該部分の色相を変更することで、色弱者にも判別できるCUD対応画像を生成していました。
しかし、この処理方法では、元画像の配色が変わってしまうことから、グラフィックデザイナーやクライアントなどの関係者にCUD対応への抵抗感を惹起する可能性があり、CUD普及の妨げの一因ともなっていました。
■新しいCUD対応 「ディザ」
今回開発された新機能「ディザ」は、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻(村上 存 教授)とのコラボレーションから生まれたユニークな概念に基づいています。
その仕組みは、難判別部分の色から、少しだけ明度を上げた色/下げた色を作り、この2色で難判別部分をチェック(市松模様)やストライプ(縦・横縞模様)に塗りつぶす(ディザリング)というもの。
この2色による模様配色は色覚が正常な方には、視覚効果によって混ざりあい、見た目は元画像と同じ配色であるイメージを与えることができます。一方、色弱者にとっては、その明度差による模様が強調的に認識されるので、画像のCUD対応が実現できることになります。
東洋インキは、従来のCUD支援ツール「UDing(TM)シミュレーター」に「ディザ」機能を搭載した新製品「UDing(TM)ディザ」ソフトウェアを、シリーズ新機能版としてラインアップし、2014年6月より無償配布(※2)いたします。これにより、ユーザのCUDに対する抵抗感を取り除き、CUD対応の一層の普及効果を見込んでいます。
■東洋インキ CSR活動
東洋インキは、「事業を通じた社会貢献」の一環として、2004年より、カラーユニバーサルデザインの研究開発とアプリケーションソフトウェアの無償配布を行い、カラーユニバーサルデザインの普及・啓発を同社のCSR活動の大きな柱として取り組んでまいりました。これからも、誰もが快適なカラーコミュニケーションを享受できる社会の実現をサポートしてまいります。
※1 先天的色覚異常など色覚特性により色の識別などでハンディキャップを抱える人。NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構が提唱。
※2「UDing(TM)ディザ」の無償配布方法については、専用窓口までお問い合わせください。
■「UDing(TM)ディザ」仕様
□動作環境
・OS :Mac OS(R) X 10.8および10.9
※iPad(R)やiPhone(R)では動作しません。
・CPU :Intel(R) 64ビットプロセッサ
・メモリ:4GB以上を推奨
□サポートする画像ファイルの形式
・読み込み:TIFF(圧縮形式はLZW)、JPEG(圧縮/非圧縮)、PNG、PDF、EPS( 要Adobe(R) Photoshop(R) )
・書き出し:TIFF(非圧縮もしくはLZW圧縮)、JPEG(非圧縮)、PNG、PDF、EPS( 要Adobe(R) Photoshop(R) )
・対応色空間:RGB(sRGB、Adobe(R) RGB、ProPhoto RGBをサポート)、CMYK(要Adobe(R) Photoshop(R) )
※上記以外の色空間の画像はサポートしておりません。
■「UDing(TM)ディザ」機能概要
CUD対応を施したい画像をソフトウェアで開くと、一般的な色覚の場合の見え方(左)と色弱者の方の見え方(右)が表示されます。
色弱者にとっては、図柄の色(ピンク)と背景色(水色)が同色に見えてしまうため、図柄が判別しづらくなっています。
<操作イメージ 1>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_1.png
色弱者の色覚の程度や種類に応じて、判別が難しい配色部分を自動的に抽出します。
難判別部分は黒く点滅して示されます。
<操作イメージ 2>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_2.png
難判別部分の色から明度を変えた2色が作られ、模様配色(ディザリング)で塗りつぶす画像処理が行われます。
模様配色された画像を一般色覚および色弱者の色覚で見た際のシミュレーションが表示されます。
色弱者は、明度差によるチェックやストライプの模様によって、図柄を判別できるようになります。
<操作イメージ 3>
http://www.atpress.ne.jp/releases/48008/img_48008_3.png
■UDing(TM)ウェブサイト
UDing(TM)ディザについての各種情報は、以下のウェブサイトでご覧になれます。
http://www.toyo-uding.com/tool/uding_dither.html (日本語のみ)
■カラーユニバーサルデザイン支援ツール「UDing(TM)」シリーズについて
「UDing(TM)」シリーズは、PC版、iPhoneアプリ版をあわせて15,000本以上の無償提供実績を持つカラーユニバーサルデザイン支援ツールであり、色覚タイプの違いによる不便さを企画段階から取り除き、デザイン制作を支援するソフトウェアです。
現在『UDing(TM)CFUD』『UDing(TM)シミュレーター』『UDing(TM)ディザ』およびiPhone(R)版『UDing(TM)』の4種類のソフトウェアがラインアップされており、東洋インキは、事業を通じた社会貢献の一環として、無償で配布しています。
※UDingおよびUDingロゴは、東洋インキSCホールディングス株式会社の商標もしくは登録商標です。
※Mac OS、iPadおよびiPhoneは、米国アップル社の登録商標です。
※Intelは米国インテル社の登録商標です。
※AdobeおよびPhotoshopは、米国アドビシステムズ社の登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
東洋インキ株式会社
グラフィックソリューションセンター
UDing(TM)専用問い合わせ窓口
uding@toyoinkgroup.com