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特別展「イメージの力 - 国立民族学博物館コレクションにさぐる」開催

 国立民族学博物館(みんぱく)は、東京・国立新美術館で公開され、話題を集めた展覧会「イメージの力 - 国立民族学博物館コレクションにさぐる」を2014年9月11日(木)〜12月9日(火)にかけて開催します。

 人間は、その歴史を通じて、さまざまなイメージを生み出してきました。このイメージのつくり方や受けとめ方に、人類共通の普遍性はあるのでしょうか。「イメージの力」展は、民博が所蔵するコレクションのなかから約600点の造形を精選し、観覧者の皆さんとともに、この問いに対する答えを体感的にさぐってみようという試みです。美術と器物、西洋と非西洋といった区別を乗り越え、われわれ人類の生み出すイメージの力を体感してみてください。

■開催概要
期間   :2014年9月11日(木)〜12月9日(火)
休館日  :毎週水曜日
会場   :国立民族学博物館 特別展示館(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
主催   :国立民族学博物館、国立新美術館
共催   :日本文化人類学会
特別協力 :民族藝術学会
協力   :国立情報学研究所、千里文化財団
観覧料  :一般 830円(560円)
      高校・大学生 450円(250円)
      小・中学生 250円(130円)
      *( )内は、20名以上の集団の場合、
      大学等の授業での利用の場合、リピーターの場合、
      満65歳以上の方の場合の料金。
無料観覧日: 9月13日(土)/9月15日(月・祝)/11月3日(月・祝)/
      11月15日(土)/11月16日(日)


■展覧会の見どころ
1. 美術館と博物館のコラボレーション
  国立新美術館にて6万人の観覧者を動員
 2007年に開館した国立新美術館は、近現代美術を中心にした展覧会を開催しています。一方、今年創設40周年を迎えたみんぱくは、世界各地の造形物や生活用具など、約34万点を所蔵する世界最大級の民族学博物館です。まったく異なった2つの機関が共同で企画した本展覧会。みんぱくのコレクションを美術館の空間で展示し(国立新美術館での企画展)、さらにその美術館の空間で成立した展示を博物館で再展示するという今回の試みは、さまざまな既成の区分を改めて問い直すものといえます。

2. イメージの源にせまる
 人間が生み出した多様な造形に対して、新たな見方を提示する本展覧会。世界のさまざまな地域とさまざまな時代を射程に入れて、人間とイメージとのダイナミックな関係に迫ります。有史以前から人は、色とかたちを駆使してイメージを生み出し、そこから新たな力を得てきました。本展覧会は、そうしたイメージの力を壮大な規模で問いかけます。

3. 世界の見方を再発見する
 本館では、世界各地から集められた標本資料コレクションを地域別に常設展示しています。そのコレクションをイメージの働きという視点から通文化的に展観しようという今回の特別展の試みは、観覧者が世界の見方やものの見方を再発見する機会となります。


■関連イベント
【みんぱくゼミナール】
日時 :9月20日(土)13:30〜15:00(13:00開場)
    「イメージの力―みんぱくのコレクションが語るもの」
講師 :吉田憲司(国立民族学博物館 教授)

日時 :11月15日(土)13:30〜15:00(13:00開場)
    「美術館からみたみんぱくコレクション」
講師 :長屋光枝(国立新美術館 主任研究員)
    山田由佳子(国立新美術館 研究員)
    齋藤玲子(国立民族学博物館 助教)
司会 :上羽陽子(国立民族学博物館 准教授)

会場 :国立民族学博物館 講堂
定員 :450名
参加費:無料(先着順/申込不要)

【みんぱくウィークエンドサロン-研究者と話そう】
9月28日(日) 話者:山中由里子(国立民族学博物館 准教授)
10月 5日(日) 話者:三尾稔(国立民族学博物館 准教授)
10月19日(日) 話者:林勲男(国立民族学博物館 准教授)
10月26日(日) 話者:齋藤玲子(国立民族学博物館 助教)
11月23日(日) 話者:須藤健一(国立民族学博物館 館長)
11月30日(日) 話者:丸川雄三(国立民族学博物館 准教授)
12月 7日(日) 話者:上羽陽子(国立民族学博物館 准教授)

会場 :国立民族学博物館 本館展示場
時間 :14:30〜15:30(10月19日は14:45〜15:45)
参加費:要展示観覧券(先着順/申込不要)

【ワークショップ「体感!!イメージの力」】
日時 :11月22日(土) 対象 一般(中学生以上)
    11月23日(日) 対象 小学校4年生〜6年生
講師 :吉田憲司、長屋光枝、山田由佳子、齋藤玲子、上羽陽子
会場 :国立民族学博物館
定員 :20名
参加費:500円(別途、要展示観覧券/要事前申込)

【トークイベント「イメージの力」】
 音楽、デザイン、小説のそれぞれのフィールドで活躍する3名のトップクリエイターが、「イメージの力」について語るトークイベントです。いかにイメージを生み出し、たわむれ、表現するのか、その創作活動に迫ります(全3回)。

第1回 9月27日(土)13:30〜15:00(12:30開場)
ゲスト:UA(歌手)
聞き手:川瀬慈(国立民族学博物館 助教)、齋藤玲子(国立民族学博物館 助教)
会場 :国立民族学博物館 本館講堂
参加費:無料(先着順/申込不要)

第2回 10月19日(日)13:00〜14:30
ゲスト:三木健(デザイナー)
聞き手:吉田憲司(国立民族学博物館 教授)
会場 :国立民族学博物館 本館展示場(ナビひろば)
参加費:要本館展示観覧券または特別展示観覧券(先着順/申込不要)

第3回 11月29日(土)13:30〜15:00
ゲスト:いしいしんじ(作家)
聞き手:山中由里子(国立民族学博物館 准教授)
会場 :国立民族学博物館 特別展示館
参加費:要特別展示観覧券(先着順/申込不要)

【みんぱく × MBSラジオ presents 角淳一が迫る!すみからすみまで「イメージの力」】
 テレビやラジオでおなじみの角淳一さんが本館教授の吉田憲司と「イメージの力」に迫ります。

日時   :9月14日(日)14:20〜15:40(13:30開場)
出演   :角淳一(パーソナリティ)、吉田憲司(国立民族学博物館 教授)
司会   :古川圭子(MBSアナウンサー)
特別ゲスト:川崎あっこ(イラストレーター)
会場   :国立民族学博物館 本館講堂
参加費  :無料(先着順/申込不要)


■国立民族学博物館とは
 国立民族学博物館(みんぱく)は、1974年6月創設し、1977年11月に開館した博物館をもつ研究所です。文化人類学・民族学に関する調査・研究をおこなうとともに、民族資料の収集・整理・公開などの活動をすすめ、世界の諸民族の社会と文化に関する情報を人々に提供し、諸民族についての認識と理解を深めることを目的としています。今年2014年には、創設40周年を迎えました。

所在地 : 〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
交通  : 大阪・万博公園内
      大阪モノレール「万博記念公園駅」・「公園東口駅」徒歩約15分
開館時間: 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 : 水曜日(水曜日が祝日の場合は、翌日が休館)、
      年末年始(12月28日〜1月4日)
URL   : http://www.minpaku.ac.jp/
Facebook: http://www.facebook.com/MINPAKU.official
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