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【オールアバウト、花王共同調査】「家の中の掃除・除菌意識に関する調査」を発表

総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江幡 哲也)と、花王株式会社(本社:東京都中央区)は、1都3県在住の20〜50代の既婚女性884名を対象に「家の中の掃除」に関する調査を実施しました。


●調査結果のポイント
■主婦の7割以上が家の中の菌やカビが「気になる」と回答
 特に20代の主婦が8割以上と、50代主婦の6割よりも多い結果に
 菌やカビが気になるのに「正しい掃除」ができていない人は9割以上

■キッチンやお風呂、トイレ、リビングなどは約半数が「掃除できている」と思っている一方で、「除菌できている」と思っているのは1〜2割にとどまる

■キッチンまわりの「まな板」「台ふきん」などは“除菌意向“は高い一方で、“除菌できている”という認識が低いことが明らかに
 普段行っている「まな板」の洗浄方法は「食器用洗剤で洗う」が最多

■お風呂の「床」や、トイレの「便器」「便座」「床」、リビングの「カーペットの表」も“除菌意向”は高いが、“除菌できている”という認識が低い
 また、菌が繁殖しやすいトイレの「壁」やリビングの「カーペットの裏」は見落とされがちであることが判明


■調査概要
調査期間 :2015年4月13日(月)〜4月14日(火)
調査地域 :東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県
有効回答数:20〜50代既婚女性 884名
調査方法 :インターネットリサーチ
年代割付 :各年代 221名ずつ


■主婦の7割以上が家の中の菌やカビが「気になる」と回答
 特に20代の主婦が8割以上と、50代主婦の6割よりも多い結果に
 菌やカビが気になるのに「正しい掃除」ができていない人は9割以上
20〜50代の既婚女性884名に対し、「家の中の“菌”や“カビ”が気になるかどうか」を聞いたところ、全体の74.7%が「気になる」(とても気になる+気になる)と回答。年代別で見ると20代が特に多く81.9%で、一番低かった50代と比べると17ポイントも差があることが明らかになりました(グラフ1)。
さらに、家の中の“菌”や“カビ”が気になると回答した人に対し、正しい方法で家の中の掃除をしているかどうかを聞くと、68.9%が「掃除はしているが、正しい方法でできているか自信はない」と回答していました。また、「正しい方法でやっていないと思う」と回答した人が22.4%いるなど、およそ9割の主婦が「家の中の“菌”や“カビ”は気になるものの、正しい方法で掃除はできていないと思う/できていない」ことがわかりました(グラフ2)。

<グラフ1、2>
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_1.jpg
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_2.jpg


■キッチンやお風呂、トイレ、リビングなどは約半数が「掃除できている」と思っている一方で、「除菌できている」と思っているのは1〜2割にとどまる
さらに、家の中のあらゆる場所についてきちんと掃除できていると思う場所と、除菌できていると思う場所を聞いてみると、「キッチン」(52.4%)や「お風呂」(47.0%)「トイレ」(49.8%)「リビング」(50.2%)など、家族が何回も利用したり行き来したりする場所については半数近くが掃除できていると思うと回答している一方で、除菌については「キッチン」(22.9%)「トイレ」(21.9%)は2割程度、「お風呂」(14.0%)「リビング」(9.1%)は1割程度と、“掃除はしていながらも除菌はできていない”と思っている主婦が多いことがわかりました(グラフ3)。

<グラフ3>
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_3.jpg


■キッチンまわりの「まな板」「台ふきん」などは“除菌意向”は高い一方で、“除菌できている”という認識が低いことが明らかに
 普段行っている「まな板」の洗浄方法は「食器用洗剤で洗う」が最多
先程の設問を踏まえ、「キッチン」「お風呂」「トイレ」「リビング」「玄関」の5箇所についてさらに細かく“除菌したい場所”、“普段から掃除している場所”、“除菌できていると思う場所”を聞きました。
まずキッチンでは、「まな板」や「台ふきん」、「排水口受けカゴ」「調理台」「食卓・テーブル」は除菌したいし、普段から掃除もしていると回答している人が半数以上いる中で、“除菌できていると思う”については「まな板」は29.2%、「台ふきん」は24.7%、「排水口受けカゴ」や「調理台」「食卓・テーブル」は1割程度という結果となりました。さらに「排水パイプ」に至っては、“除菌したい”が53.5%と半数以上いるにもかかわらず、“普段から掃除をしている”が28.8%と24ポイントも下がり、“除菌できている”はさらに6.8%と“除菌したい”から46ポイントも下がっていました。このように、“除菌したい”という意向と“除菌できている”という認識には大きな差があることが明らかになりました。(グラフ4)。

キッチンの中でも、これからの季節に食中毒対策などで最も注意したい「まな板」の洗浄について、普段まな板を使用している主婦に対し最も頻繁に行っている洗浄方法を聞いたところ、72.9%が「食器洗い用洗剤で洗う」でした(グラフ5)。

<グラフ4、5>
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_4.jpg
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_5.jpg


■お風呂の「床」や、トイレの「便器」「便座」「床」、リビングの「カーペットの表」も“除菌意向”は高いが、“除菌できている”という認識が低い
 また、菌が繁殖しやすいトイレの「壁」やリビングの「カーペットの裏」は
 見落とされがちであることが判明
お風呂まわりについては、「床」や「浴槽」、「排水口」、トイレでは「便器の外側・内側」「便座の表側・裏側」「床」、リビングでは「カーペットの表」「床(フローリング)」は除菌もしたいし、普段から掃除もしていると回答(グラフ6、7、8)。一方でリビングの「エアコンのフィルター」、玄関の「下駄箱の中」「靴(中・ニオイ)」は除菌したいという意向は高いものの、普段から掃除している率は2割程度にとどまりました(グラフ8、9)。
今回の調査では、尿のはね返りなどにより菌が繁殖しやすいと言われるトイレの「壁」や、ホコリがたまりやすいリビングの「カーペットの裏」「テレビ台の裏」については除菌したいという意向が3割程度と、“菌が繁殖しやすい場所”の一部が意外と見落とされがちであることがわかりました(グラフ7、8)。

<グラフ6〜9>
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_6.jpg
http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_7.jpg
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http://www.atpress.ne.jp/releases/62293/img_62293_9.jpg


■All About「家事」ガイド 毎田 祥子氏のコメント
(ガイドプロフィール: http://allabout.co.jp/gm/gp/4/ )
若い世代は特に、菌や臭いに敏感だといわれるので、「気になる」人が多いのも納得できます。
けれどそれは「どこに何があるか」「どうすればいいか」を知らない事に起因するものが多いことがこのデータからもいえると思います。そこさえわかれば怖くないという事。一方の上の世代には、自信があるようでいて見落としている部分がある事も認識すべきでしょう。

データから、“大きく目立つ場所”は問題ないものの、菌が潜伏する意外な場所の見落としが多いことに驚きました。菌がいると思っていない場所・見えない場所にも、菌は潜伏しているので要注意。まな板につく包丁の細かなキズには食洗機でも残ってしまう黒ズミ汚れもあり、菌の温床になることも。そういう場合は漂白剤を使って黒ズミを漂白し、除菌しましょう。排水パイプの奥も忘れずに。湿度と気温が上がると菌もカビも増え、臭いも上がってきます。
また、トイレ掃除の際には「尿の飛び散り」に要注意。床や便器はもちろん、その脇の壁、ビデ装置の便座側、小物(ドアノブ、ペーパーホルダー、タンクのレバー)など、どの方向へ飛んでいるのか改めて想像してみれば、臭いの元を断つ事ができますよ!
リビング掃除のときは、床をそうじするだけでなく、カーペットやラグの裏、エアコンの上部や照明のカサ、TV台の裏など、普段は目に入らない、ホコリ・ポイントも忘れずに。エアコンの風でホコリが舞い上がっているかも!?掃除の基本的な順序「上から下へ」も効率よくホコリを退治するキメ技です。

これを機に快適な暮らし力をアップさせていきたいものですね。


■All About「胃腸科・内科の病気」ガイド 今村 甲彦氏のコメント
(ガイドプロフィール: http://allabout.co.jp/gm/gp/1523/ )
食べ物を扱う場所であるキッチンや、家族が集まり、よく触る場所は菌が集まりやすい場所。中でもキッチンは、菌が好む「栄養」・「水分」・「温度」の3要素すべてが揃っており、食中毒の危険性が高い場所です。人間の手には多くの細菌がいるので、調理の前後はもちろん、食材を触った後は、必ず丁寧に手を洗うように心がけたいものです。調理器具、スポンジ、ふきん、まな板などは、台所用洗剤で洗った後、除菌処理をすることを毎日の習慣とすることが大切です。除菌を行う際にも、まな板などの汚れにはノロウイルスにも効果がある次亜塩素酸ナトリウムを含む洗剤を用いるなど、キッチン・浴室・トイレ・リビングなど場所や用途に応じて洗剤を使い分けるといいでしょう。尿のはね返りなどにより菌が繁殖しやすいと言われるトイレの「壁」や、ホコリがたまりやすいリビングの「カーペットの裏」「テレビ台の裏」は菌がいるのに意外と見落とされやすい場所。意識して掃除するようにしましょう。小さなお子さんがいる家庭では、子供はなんでも触りたがる傾向にあるので、菌に接触する機会が多いといえます。子供は大人より抵抗力が低いので、こまめに掃除を行い菌に接触する機会を減らすようにした方がいいでしょう。

医師。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医。久留米大学病院高度救命救急センターを経て、現在は地域の中核病院で内科診療および内視鏡検査に励む。「患者さんの声に常に耳を傾ける」ことをモットーに、消化器・肝臓領域から風邪、高血圧等の一般内科領域まで幅広く診療を行っている。


■オールアバウトについて URL: http://corp.allabout.co.jp/
株式会社オールアバウトが運営するAll Aboutは、約1,300のテーマごとに、専門の知識や経験を持った人=「ガイド」が、その分野に関する情報を提供する総合情報サイトです。2001年2月15日のサイトオープン以来、順調にユーザ数を伸ばし、月間総利用者数は約3,830万人(2014年7月実績、スマートフォン、モバイル含む)となっています。

※グラフの数値は四捨五入されているため、合計が100にならないものもあります。
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