2015年のSSP広告取引流通総額は277億円、2018年には434億円に拡大と予測
[15/08/26]
提供元:@Press
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株式会社VOYAGE GROUP(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:宇佐美進典、以下「VOYAGE GROUP」)は、株式会社シード・プランニング デジタルインファクト(本社:東京都文京区、代表取締役社長:梅田佳夫、以下「デジタルインファクト」)と共同で、SSP広告取引流通総額(※1)に関する調査を行いました。その結果、プログラマティック取引市場の拡大に合わせ、SSP広告取引流通総額は順調に拡大し、2015年は277億円、スマートフォン向け流通の拡大により、2018年には434億円 に達すると予測されます。
「SSP」(Supply Side Platform)は、媒体社に対し、様々なDSPやアドネットワーク(※2)などと連携することで、広告収益の最大化や広告枠販売の効率化を支援する広告配信プラットフォームです。これに対し「DSP」(Demand Side Platform)は、なるべく低コストで高い広告効果を出したい広告主に対し、広告在庫の買い付けや広告配信、入札単価の調整など、広告主のためにあらゆる最適化を支援する広告配信プラットフォームです。そして「プログラマティック取引」とは、広告枠の買い手である広告主と広告枠の売り手である媒体社が、DSPやSSPなどの広告配信プラットフォームを介し、オンライン上で自動取引する方法です。また、プログラマティック取引を可能とする広告流通市場をプログラマティック取引市場といいます。
国内のプログラマティック取引は、2011年のRTB取引(※3)の普及以降、本格的な形成が進み、PCインターネット広告市場においては広く普及が進み、スマホ広告市場においても急速に拡大しています。プログラマティック取引は、ユーザーデータを活用した高度なターゲティング広告の配信や広告取引の効率化など、インターネット広告市場における技術革新の中心的な場であり、新しい技術や高度なサービスをもたらす環境を提供しています。
SSPは、プログラマティック取引の普及とともに、媒体社の広告収益最大化を支援するプラットフォームとして、着実な普及が見られます。調査結果のポイントは以下の通りです。
【調査概要】
・調査対象:国内プログラマティック広告市場関連事業者(DSP、SSP、アドエクスチェンジなど)
・調査方法:VOYAGE GROUPおよびデジタルインファクトが保有するデータ、事業者ヒアリング、公開情報
・調査期間:2015年4 月から7月
・調査主体:株式会社VOYAGE GROUP
・調査機関:デジタルインファクト(株式会社シード・プランニング)
【調査結果のポイント】
■プログラマティック取引市場の拡大に合わせSSP広告取引流通総額が順調に拡大。
2015年は277億円、スマートフォン向け流通の拡大により2018年には434億円に達すると予測
プログラマティック取引を広告枠の売り手である媒体社側で支援するSSPは、インターネット広告流通が多様化し、媒体社のインターネット広告運用における効率化需要の高まりに伴い、過去数年間で着実に普及が進み、近年は海外大手事業者によるサービスの提供も行われています。一方、市場競争の高まりにより、大手事業者主導のもと市場再編も進んでいます。
SSPの広告取引流通総額は、市場拡大が続くプログラマティック取引市場の中で、DSPやアドネットワークなど複数の取引チャネルから広告配信を受け、過去継続して拡大を続けてきました。2015年の広告取引流通総額は、対前年比135.1%の277億円と予想されます。今後は、これまでSSPの取引流通額の増加をけん引してきたPC向け広告に代わり、主にスマートフォン向け広告がけん引していくことが予想されます。また広告フォーマットとしては、動画広告やネイティブ広告など、新しいタイプの広告流通が増加し、取引流通額の増加が見込まれます。これらの要因により、2018年のプログラマティック市場におけるSSP取引流通額は、434億円規模に達すると予想されます。
(グラフ)SSP広告取引流通総額 デバイス別推計・予測(単位:億円)
■2015年のプログラマティック取引市場は、対前年比約120%の2,250億円と予想
2011年頃より普及が進んだプログラマティック取引市場(※4)は、PC向け需要が一巡し、近年はスマートフォン向け需要が拡大し、その成長をけん引しています。2015年の市場規模は、対前年比119.6%の2,250億円と順調な拡大が予想されます。デバイス別の内訳は、PC向け需要は、対前年比103.2%の1,015億円、スマートフォン向け需要は、対前年比137.5%の1,235億円と予想します。
(グラフ)プログラマティック取引市場規模 デバイス別推計・予測(単位:億円)
※1)SSP広告流通取引総額:SSPを介して取引される広告全てを含みます。広告の買い手側がDSP、アドネットワーク、アドエクスチェンジなどを経由して配信される広告が対象となります。なお、金額は、広告主の出稿金額から、代理店、DSPなどのマージンを取り除いた、SSP事業者のグロス売上を合計したものとなります。
※2)アドネットワーク:一事業者のアドサーバーから、複数事業者のメディアサイトにまたがって広告を配信するサービスです。
※3)RTB:Real Time Bidding(リアルタイム入札)。広告の1表示(1インプレッション)毎にリアルタイムのオークション方式で広告を選択するシステムで、広告主や広告会社から入札された中から最も単価の高い広告が配信される仕組みです。
※4)プログラマティック取引市場規模には、アドネットワーク・DSP/RTBによるチャネル、あるいは“その他従来にない新しいチャネル”を介して取引される、ディスプレイ広告・ネイティブ広告・動画広告などの広告出稿額が含まれます。“その他従来にない新しいチャネル”は、広告の売り手側、あるいは買い手側においてプログラムソフトウェアを活用した広告の自動取引を想定しております。
【デジタルインファクトについて】
株式会社シード・プランニングが運営するデジタル領域の市場・サービス評価機関として、2014年10月に設立。業務内容は、企業・団体との共同調査、市場・サービス評価、調査レポートの発刊などを手掛けており、変化の速いデジタル領域の市場の構造や動向について、独自の視点によりシンプルでわかりやすい情報発信をします。
【株式会社VOYAGE GROUP】 http://voyagegroup.com/
代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典
取締役CFO:永岡 英則
取締役CCO:青柳 智士
取締役:古谷 和幸/佐野 敏毅
監査役:野口 誉成
設立:1999年10月8日
資本金:9億5,175万円
所在地:東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス1,6,7,8階
事業内容:アドテクノロジー事業/メディア事業
「SSP」(Supply Side Platform)は、媒体社に対し、様々なDSPやアドネットワーク(※2)などと連携することで、広告収益の最大化や広告枠販売の効率化を支援する広告配信プラットフォームです。これに対し「DSP」(Demand Side Platform)は、なるべく低コストで高い広告効果を出したい広告主に対し、広告在庫の買い付けや広告配信、入札単価の調整など、広告主のためにあらゆる最適化を支援する広告配信プラットフォームです。そして「プログラマティック取引」とは、広告枠の買い手である広告主と広告枠の売り手である媒体社が、DSPやSSPなどの広告配信プラットフォームを介し、オンライン上で自動取引する方法です。また、プログラマティック取引を可能とする広告流通市場をプログラマティック取引市場といいます。
国内のプログラマティック取引は、2011年のRTB取引(※3)の普及以降、本格的な形成が進み、PCインターネット広告市場においては広く普及が進み、スマホ広告市場においても急速に拡大しています。プログラマティック取引は、ユーザーデータを活用した高度なターゲティング広告の配信や広告取引の効率化など、インターネット広告市場における技術革新の中心的な場であり、新しい技術や高度なサービスをもたらす環境を提供しています。
SSPは、プログラマティック取引の普及とともに、媒体社の広告収益最大化を支援するプラットフォームとして、着実な普及が見られます。調査結果のポイントは以下の通りです。
【調査概要】
・調査対象:国内プログラマティック広告市場関連事業者(DSP、SSP、アドエクスチェンジなど)
・調査方法:VOYAGE GROUPおよびデジタルインファクトが保有するデータ、事業者ヒアリング、公開情報
・調査期間:2015年4 月から7月
・調査主体:株式会社VOYAGE GROUP
・調査機関:デジタルインファクト(株式会社シード・プランニング)
【調査結果のポイント】
■プログラマティック取引市場の拡大に合わせSSP広告取引流通総額が順調に拡大。
2015年は277億円、スマートフォン向け流通の拡大により2018年には434億円に達すると予測
プログラマティック取引を広告枠の売り手である媒体社側で支援するSSPは、インターネット広告流通が多様化し、媒体社のインターネット広告運用における効率化需要の高まりに伴い、過去数年間で着実に普及が進み、近年は海外大手事業者によるサービスの提供も行われています。一方、市場競争の高まりにより、大手事業者主導のもと市場再編も進んでいます。
SSPの広告取引流通総額は、市場拡大が続くプログラマティック取引市場の中で、DSPやアドネットワークなど複数の取引チャネルから広告配信を受け、過去継続して拡大を続けてきました。2015年の広告取引流通総額は、対前年比135.1%の277億円と予想されます。今後は、これまでSSPの取引流通額の増加をけん引してきたPC向け広告に代わり、主にスマートフォン向け広告がけん引していくことが予想されます。また広告フォーマットとしては、動画広告やネイティブ広告など、新しいタイプの広告流通が増加し、取引流通額の増加が見込まれます。これらの要因により、2018年のプログラマティック市場におけるSSP取引流通額は、434億円規模に達すると予想されます。
(グラフ)SSP広告取引流通総額 デバイス別推計・予測(単位:億円)
■2015年のプログラマティック取引市場は、対前年比約120%の2,250億円と予想
2011年頃より普及が進んだプログラマティック取引市場(※4)は、PC向け需要が一巡し、近年はスマートフォン向け需要が拡大し、その成長をけん引しています。2015年の市場規模は、対前年比119.6%の2,250億円と順調な拡大が予想されます。デバイス別の内訳は、PC向け需要は、対前年比103.2%の1,015億円、スマートフォン向け需要は、対前年比137.5%の1,235億円と予想します。
(グラフ)プログラマティック取引市場規模 デバイス別推計・予測(単位:億円)
※1)SSP広告流通取引総額:SSPを介して取引される広告全てを含みます。広告の買い手側がDSP、アドネットワーク、アドエクスチェンジなどを経由して配信される広告が対象となります。なお、金額は、広告主の出稿金額から、代理店、DSPなどのマージンを取り除いた、SSP事業者のグロス売上を合計したものとなります。
※2)アドネットワーク:一事業者のアドサーバーから、複数事業者のメディアサイトにまたがって広告を配信するサービスです。
※3)RTB:Real Time Bidding(リアルタイム入札)。広告の1表示(1インプレッション)毎にリアルタイムのオークション方式で広告を選択するシステムで、広告主や広告会社から入札された中から最も単価の高い広告が配信される仕組みです。
※4)プログラマティック取引市場規模には、アドネットワーク・DSP/RTBによるチャネル、あるいは“その他従来にない新しいチャネル”を介して取引される、ディスプレイ広告・ネイティブ広告・動画広告などの広告出稿額が含まれます。“その他従来にない新しいチャネル”は、広告の売り手側、あるいは買い手側においてプログラムソフトウェアを活用した広告の自動取引を想定しております。
【デジタルインファクトについて】
株式会社シード・プランニングが運営するデジタル領域の市場・サービス評価機関として、2014年10月に設立。業務内容は、企業・団体との共同調査、市場・サービス評価、調査レポートの発刊などを手掛けており、変化の速いデジタル領域の市場の構造や動向について、独自の視点によりシンプルでわかりやすい情報発信をします。
【株式会社VOYAGE GROUP】 http://voyagegroup.com/
代表取締役社長兼CEO:宇佐美 進典
取締役CFO:永岡 英則
取締役CCO:青柳 智士
取締役:古谷 和幸/佐野 敏毅
監査役:野口 誉成
設立:1999年10月8日
資本金:9億5,175万円
所在地:東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス1,6,7,8階
事業内容:アドテクノロジー事業/メディア事業