米国ルース・インスツルメンツ社、77GHzの量産用ミリ波ICテスタを出荷開始
[08/11/06]
提供元:@Press
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米国カリフォルニア州サンタクララのルース・インスツルメンツ社は、当社の高周波用ICテストシステム「Cassini」と「RI7100A」をベースに2種類のミリ波帯TIM(テスタ・インスツルメンツ・モジュール)を新たに開発し、世界初となる77GHzのミリ波帯用高速ICテストシステムの出荷を開始しました。この新製品は、当社テストシステムの高周波測定の最高周波数を従来の20GHzから最大110GHzまでのミリ波帯へ拡張するものです。
ルース・インスツルメンツ社CEOのマーク・ルースは次のように話しています。
「20GHzを超えた周波数は以前より興味のある課題であったが、近年、車載レーダやマルチメディア・コミュニケーションの量産化への緊急な要求からプロセス技術が進化し、量産テストへの要求も加速してきた。ルース・インスツルメンツ社は、高度な技術力と当社のフレキシブルな高周波テスタを融合させて、ミリ波帯の量産テスト要求に応える製品を市場に提供し始めた。」
RI8563A 20-40GHzモジュールは一つのTIM(モジュール)で構成され、当社テスタの周波数を従来の20GHzから40GHzへ拡張することができます。このモジュールは、印加/測定用ポートを1ポート、測定専用ポートを1ポート備えており、最大印加パワーは標準で+5dBmで、30dBのダイナミック・レンジを確保しております。また、測定系は最大で90dBまでのダイナミック・レンジを備えております。このモジュールは当社の高周波ICテスタのCassiniまたはRI7100Aに複数台搭載することができ、より多くのミリ波帯測定ポートを提供することができます。このモジュールの主な用途は、障害物の検出でハンドル操作を支援する車載レーダなどです。
RI8564A 77GHzモジュールは一つのTIM(モジュール)で構成され、前述のRI8563Aを75-78GHzまで拡張するもので、衝突防止に使われる車載レーダなどが主な用途です。また、派生品として50GHzから110GHzまでのモジュールも準備されており、これらのモジュールでは、車載レーダの他に60GHz帯の薄型パネルTVへのビデオ信号の送信、WPAN、ポータブル機器間伝送などのミリ波帯を使用する半導体やモジュールの高速量産テスト環境を低価格で実現します。このモジュールは、印加/測定用ポートを1ポート備えており、印加、測定とも最大+10dBmまで使用でき、測定系は最大で90dBまでのダイナミック・レンジを備えております。
ルース・インスツルメンツ社では、今回発表した新モジュールの他、CassiniやRI7100Aといった製品をベンチ測定器と同等の低価格帯で提供しております。ウェハ・プローバやファイナル・テスト用ハンドラに対応するためのテスト・フィクスチャも整っており、量産現場への導入環境も完成しております。
本年10月26日から31日まで米国カリフォルニア州サンタクララで開催されたITC(国際テスト会議)では、これらの新製品の発表とともに、展示ブースにてより詳細な紹介をしました。また、12月にはルース・インスツルメンツ社とカスケード・マイクロテック社は共同で、「ミリ波帯のICテスト/プロービング・ソリューションと最新RFICテスト/プロービング手法」についてのセミナーやデモを千葉市幕張にて開催する予定です。
■ルース・インスツルメンツ社について ( http://www.roos.com/ )
米国ルース・インスツルメンツ社は、1989年にカリフォルニア州サンタクララにて設立され、現在、ニューハンプシャー州セーラム、韓国ソウルと千葉市幕張にも事務所を持ち、高周波半導体検査装置の開発、製造や量産サポート業務を行っています。
ルース・インスツルメンツ社のテストシステムは一般の高周波テスタと比べて大幅に低価格で、且つ高速テストと高信頼性を誇っています。また、言語レスなどユニークなテスト開発環境により、新規デバイスの短期間の立上げを実現しています。テスト対象デバイスは、単体のRFICのみでなく、RFモジュールやSiPなどの全ての高周波デバイスに対応しています。
日本国内の支社であるルース・インスツルメンツ株式会社は、2006年9月に千葉市幕張に設立され、国内での営業、技術サポートのみでなく、アジア全体を対象にしたテクニカル・センターとしての機能を担っております。
ルース・インスツルメンツ社CEOのマーク・ルースは次のように話しています。
「20GHzを超えた周波数は以前より興味のある課題であったが、近年、車載レーダやマルチメディア・コミュニケーションの量産化への緊急な要求からプロセス技術が進化し、量産テストへの要求も加速してきた。ルース・インスツルメンツ社は、高度な技術力と当社のフレキシブルな高周波テスタを融合させて、ミリ波帯の量産テスト要求に応える製品を市場に提供し始めた。」
RI8563A 20-40GHzモジュールは一つのTIM(モジュール)で構成され、当社テスタの周波数を従来の20GHzから40GHzへ拡張することができます。このモジュールは、印加/測定用ポートを1ポート、測定専用ポートを1ポート備えており、最大印加パワーは標準で+5dBmで、30dBのダイナミック・レンジを確保しております。また、測定系は最大で90dBまでのダイナミック・レンジを備えております。このモジュールは当社の高周波ICテスタのCassiniまたはRI7100Aに複数台搭載することができ、より多くのミリ波帯測定ポートを提供することができます。このモジュールの主な用途は、障害物の検出でハンドル操作を支援する車載レーダなどです。
RI8564A 77GHzモジュールは一つのTIM(モジュール)で構成され、前述のRI8563Aを75-78GHzまで拡張するもので、衝突防止に使われる車載レーダなどが主な用途です。また、派生品として50GHzから110GHzまでのモジュールも準備されており、これらのモジュールでは、車載レーダの他に60GHz帯の薄型パネルTVへのビデオ信号の送信、WPAN、ポータブル機器間伝送などのミリ波帯を使用する半導体やモジュールの高速量産テスト環境を低価格で実現します。このモジュールは、印加/測定用ポートを1ポート備えており、印加、測定とも最大+10dBmまで使用でき、測定系は最大で90dBまでのダイナミック・レンジを備えております。
ルース・インスツルメンツ社では、今回発表した新モジュールの他、CassiniやRI7100Aといった製品をベンチ測定器と同等の低価格帯で提供しております。ウェハ・プローバやファイナル・テスト用ハンドラに対応するためのテスト・フィクスチャも整っており、量産現場への導入環境も完成しております。
本年10月26日から31日まで米国カリフォルニア州サンタクララで開催されたITC(国際テスト会議)では、これらの新製品の発表とともに、展示ブースにてより詳細な紹介をしました。また、12月にはルース・インスツルメンツ社とカスケード・マイクロテック社は共同で、「ミリ波帯のICテスト/プロービング・ソリューションと最新RFICテスト/プロービング手法」についてのセミナーやデモを千葉市幕張にて開催する予定です。
■ルース・インスツルメンツ社について ( http://www.roos.com/ )
米国ルース・インスツルメンツ社は、1989年にカリフォルニア州サンタクララにて設立され、現在、ニューハンプシャー州セーラム、韓国ソウルと千葉市幕張にも事務所を持ち、高周波半導体検査装置の開発、製造や量産サポート業務を行っています。
ルース・インスツルメンツ社のテストシステムは一般の高周波テスタと比べて大幅に低価格で、且つ高速テストと高信頼性を誇っています。また、言語レスなどユニークなテスト開発環境により、新規デバイスの短期間の立上げを実現しています。テスト対象デバイスは、単体のRFICのみでなく、RFモジュールやSiPなどの全ての高周波デバイスに対応しています。
日本国内の支社であるルース・インスツルメンツ株式会社は、2006年9月に千葉市幕張に設立され、国内での営業、技術サポートのみでなく、アジア全体を対象にしたテクニカル・センターとしての機能を担っております。