大引けにかけての資金流入への思惑は根強い
[15/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は小反落。2.30円安の19409.10円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。週明けの欧米市場の強い流れを受け、買い先行で始まると、寄り付き直後には19607.25円と19600円を回復する局面をみせている。しかし、買い一巡後はこう着感の強い展開となるなか、指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>が弱含みの展開となり、日経平均の上値を抑えている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、小型株指数の強さが目立つ。セクターではガラス土石、金属製品、その他金融、電力ガス、建設、機械、鉱業、その他製品がしっかり。半面、陸運、食料品、倉庫運輸、医薬品、水産農林、小売などが小安い。
期末最終日のため、積極的な参加者は限られているようであり、こう着感が強まってきている。ただし、個人主体による短期売買は活発であり、規模別指数では小型株指数の強さが目立つ。逃げ足の速い資金とはみられるが、ミクシィ<2121>などゲーム株も強く、マザーズ指数、ジャスダック平均はプラス圏での推移。
年金買いは一巡したとの見方もあるようだが、大引けにかけてのインデックスに絡んだ資金流入への思惑は根強いと考えられる。投信設定による資金流入も意識されやすく、底堅い相場展開が意識される。明日は名実ともに新年度相場入りとなるが、改めて年金資金への思惑や成長戦略などの政策期待も高まりやすく、関連した銘柄への物色も意識されそうだ。(村瀬智一)
<FA>
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに上昇しており、小型株指数の強さが目立つ。セクターではガラス土石、金属製品、その他金融、電力ガス、建設、機械、鉱業、その他製品がしっかり。半面、陸運、食料品、倉庫運輸、医薬品、水産農林、小売などが小安い。
期末最終日のため、積極的な参加者は限られているようであり、こう着感が強まってきている。ただし、個人主体による短期売買は活発であり、規模別指数では小型株指数の強さが目立つ。逃げ足の速い資金とはみられるが、ミクシィ<2121>などゲーム株も強く、マザーズ指数、ジャスダック平均はプラス圏での推移。
年金買いは一巡したとの見方もあるようだが、大引けにかけてのインデックスに絡んだ資金流入への思惑は根強いと考えられる。投信設定による資金流入も意識されやすく、底堅い相場展開が意識される。明日は名実ともに新年度相場入りとなるが、改めて年金資金への思惑や成長戦略などの政策期待も高まりやすく、関連した銘柄への物色も意識されそうだ。(村瀬智一)
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