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いったんリバウンドのタイミングだが、短期売買中心か

ランチタイムコメント
 日経平均は続落。48.51円安の19471.50円(出来高概算11億5000万株)で前場の取引を終えている。前日の500円を超える下落をみせたほか、円相場はやや円安に振れているなか、寄り付き直後にはプラスに転じる局面もみられた。しかし、大型連休を前に積極的な売買は手控えられており、再びマイナス圏での推移となっている。
 セクターでは食料品が唯一上昇。一方、金属、海運、鉄鋼、電力ガス、倉庫運輸、不動産、空運、その他金融、電気機器、建設などが冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、富士通<6702>、KDDI<9433>、ヤマトHD<9064>、TDK<6762>などが重石に。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割超を占めている。

 日経平均は小幅な下落にとどまっているが、直近の安値を下回っており、ボトム意識にはつながり難い。ボリンジャーバンドの-1σでの攻防であり、切り返しも期待したい水準であるが、さすがに大型連休を控えているため、積極的にリバウンドを取りに行く参加者は限られよう。また、連休明けにはオプションSQ(特別清算指数算出)を控えているほか、米雇用統計もあるため、どちらかというと、ポジション圧縮に動きやすいようだ。
 また、決算が本格化するなか、慎重な計画となれば過剰に売り込まれる可能性もあるため、決算発表後の動向を見極めたいとするムードも強い。好決算としても、増配や自社株買いの発表が当たり前のようになっており、ハードルが高いとも考えられる。値動きの軽い材料株などでの短期的な値幅取り狙いが中心になりそうだ。(村瀬智一)

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