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日経平均は続落、インデックスに振らされ難い銘柄でのリバウンド狙い

ランチタイムコメント
 日経平均は続落。110.26円安の19237.27円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えた。日経平均は3ケタの下落から始まった。シカゴ先物にサヤ寄せする格好で売りが先行しやすいほか、円高が重しになっている。また、トランプ大統領の経済政策の具体的な内容を見極めたいほか、東芝<6502>は東証2部降格の可能性が高まり、インデックスに絡んだヘッジ売り等が警戒されている。

 セクターでは不動産、鉱業、保険、証券、輸送用機器、銀行、倉庫運輸、電気機器、繊維が下落。一方で、空運、サービス、ゴム製品、海運、その他金融、その他製品が小じっかり。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。売買代金上位では、任天堂<7974>、トレンド<4704>、Vテク<7717>、信越化<4063>、ブリヂストン<5108>が堅調。半面、東芝<6502>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、富士重<7270>、三井不<8801>が冴えない。

 日経平均は一時19200円を割り込む場面もみられ、25日線レベルまで下げてきている。心理的な支持線として意識される水準でもあり、一先ず底堅さが意識されそうである。また、任天堂<7974>は売り先行後に上昇に転じるなど、反転をみせる動きもみられており、売り込まれていた銘柄等への買い戻しなども意識されやすい水準であろう。

 もっとも東芝問題による需給面での影響が警戒されるなか、指数インパクトの大きい値がさ株などは手掛けづらいだろう。強い動きをみせていた電子部品株などへは利益確定の売りが出やすい。そのためインデックスに振らされ難い中小型株などの修正リバウンド狙いが有効になりそうだ。
(村瀬智一)


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