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日経平均は17営業日続伸、主力大型株主導ながらも、テーマ性のある材料株の一角にも動意みられる

ランチタイムコメント
 日経平均は17営業日続伸。25.61円高の21830.78円(出来高概算10億株)で前場の取引を終えた。24日の米国市場では主要企業決算が堅調な内容となり買いが先行し、製造業PMIが予想を上振れたほか、税制改革への期待から堅調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の21905円となり、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は連日で年初来
高値を更新して始まった。

 その後は利益確定の動きもあり、上げ幅を縮めると、一時21784.21円と下げに転じる場面もみられている。しかし、押し目買い意欲は強く、再びプラス圏での推移と、底堅い相場展開となっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは、銀行、保険、倉庫運輸、非鉄金属、その他製品、機械、鉄鋼が上昇。一方で、医薬品、電力ガス、食料品、不動産が利食いに押されている。

 日経平均は21900円を回復して始まり、その後は高値圏でのこう着となっている。過熱感が警戒されやすいほか、決算発表が本格化する中、いったんは利益確定を進めておきたいところであろう。とはいえ、決算については昨日の安川電<6506>が本日も利食い優勢であるが、日本電産<6594>など評価する動きがみられている。また、米キャタピラー決算を受けて、コマツ<6301>、ヤマシンフィルタ<6240>が強含みとなるなど、地合いの良さがうかがえる。過熱感を警戒しつつも、出遅れている銘柄やセクター、業績期待の大きい銘柄への物色意欲は強いだろう。

 また、主力大型株主導ながらも、テーマ性のある材料株の一角にも動意がみられている。物色に広がりがみられてきており、中小型株への関心も次第に高まってきそうだ。
(村瀬智一)


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