日経平均は続落、13週線接近で押し目拾いのスタンスに
[18/01/31]
提供元:株式会社フィスコ
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ランチタイムコメント
日経平均は続落。24.75円安の23267.22円(出来高概算7億5000万株)で前場の取引を終えている。30日の米国市場では世界的な金利上昇への警戒感からポジションを手仕舞う動きが強まり、NYダウは362ドル安となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の23190円となり、これにサヤ寄せする格好から売りが先行。ただし、前日の段階でNYダウ先物が大きく下げていたこともあり、織り込み済みとの見方から寄付き直後の23184.00円を安値に、その後は下げ渋る展開に。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターではその他金融、鉄鋼、不動産、鉱業、建設が軟調。半面、その他製品、水産農林、食料品、ガラス土石、パルプ紙、化学がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、セコム<9735>、ソフトバンクG<9984>が軟調。一方で、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、キヤノン<7751>が下支え。
日経平均は一時23200円を下回ったが、その後は下げ渋る動きをみせている。週間形状では13週線に接近しているほか、一目均衡表では転換線に接近しており、支持線として意識されている。トランプ大統領の一般教書演説が行われているが、イベント通過によって今晩の米国市場の反発も意識されやすく、ここからは押し目拾いのスタンスになりそうである。
もっとも決算発表が本格化する中、本日は370社近く発表が予定されている。決算内容を見極めたいとする模様眺めムードの中、大きなトレンドは出難いだろう。決算を手掛かりとした個別対応の中、決算が通過した企業などへは、再評価の動きも意識されそうだ。
(村瀬 智一)
<AK>
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターではその他金融、鉄鋼、不動産、鉱業、建設が軟調。半面、その他製品、水産農林、食料品、ガラス土石、パルプ紙、化学がしっかり。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、セコム<9735>、ソフトバンクG<9984>が軟調。一方で、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>、キヤノン<7751>が下支え。
日経平均は一時23200円を下回ったが、その後は下げ渋る動きをみせている。週間形状では13週線に接近しているほか、一目均衡表では転換線に接近しており、支持線として意識されている。トランプ大統領の一般教書演説が行われているが、イベント通過によって今晩の米国市場の反発も意識されやすく、ここからは押し目拾いのスタンスになりそうである。
もっとも決算発表が本格化する中、本日は370社近く発表が予定されている。決算内容を見極めたいとする模様眺めムードの中、大きなトレンドは出難いだろう。決算を手掛かりとした個別対応の中、決算が通過した企業などへは、再評価の動きも意識されそうだ。
(村瀬 智一)
<AK>