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日経平均は小幅に6日続伸、売り先行も下値の堅さから切り返す

相場概況
日経平均は小幅に6日続伸。10日の米国市場では、中国経済への懸念が強まったほか、利上げへの警戒感やアップル株の下落が相場の重しとなった。こうした流れに加え、為替相場の円安一服や前日までの上昇に対する警戒感などから、日経平均は69円安でスタートした。寄り付き後に一時プラスへと切り返したが、前場は前日終値をやや下回る水準で推移する場面が多かった。ただ、下値の堅さが意識されると、後場はじりじりと上げ幅を広げ、一時19724.12円(前日比52.86円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比20.13円高の19691.39円となった。東証1部の売買高は21億3534万株、売買代金は2兆4447億円だった。業種別では、鉱業が3%を超える上昇となったほか、繊維製品、不動産業、小売業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。

個別では、ゆうちょ銀行<7182>、三井住友<8316>、みずほ<8411>、村田製<6981>、三菱重工<7011>などが堅調。日本郵政<6178>が商いを伴って5%高と大きく上昇。前日決算発表したケネディクス<4321>が10%高、国際帝石<1605>が4%高と急伸した。また、トーヨーカネツ<6369>、NEXYZ<4346>、新日本建<1879>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>、アステラス薬<4503>などが軟調。通期業績予想を下方修正した住友鉱<5713>が8%安と急落。また、前日発表の決算を受けてDMG森精機<6141>が13%安となり東証1部下落率トップ。その他、日本商業開発<3252>、ノーリツ<5943>、パイオニア<6773>などが下落率上位となった。

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