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日経平均は続伸、売り一巡後は切り返し19000円に迫る

相場概況
日経平均は続伸。28日の米国市場では、中国株が下落した流れを受けて売りが先行したほか、NY原油先物相場が一時3%強下落したことも嫌気されたが、NYダウは緩やかに下げ幅を縮小して23ドル安で取引を終えた。こうした流れを受けて、日経平均も利益確定売りが先行して29円安からスタートすると、前場には一時18783.36円(前日比89.99円安)まで下落した。ただ、売り一巡後はプラスに切り返し、後場に入ると先物への断続的な買いで上げ幅を3ケタに広げ、19000円に迫る場面もあった。

大引けの日経平均は前日比108.88円高の18982.23円となった。東証1部の売買高は15億7873万株、売買代金は1兆7689億円と依然低調だった。業種別では、水産・農林業、医薬品、建設業、その他製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは鉄鋼のみだった。

個別では、みずほ<8411>、三井住友<8316>、東芝<6502>、村田製<6981>、NTT<9432>などが堅調。任天堂<7974>やアルプス電<6770>は3%超の上昇。日水<1332>が反発し6%高となったほか、前日ストップ高のさくら<3778>も6%高と続伸した。また、モリテックス<7714>、オルトプラス<3672>、DCM<3050>などが東証1部上昇率上位となった。一方、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、ファナック<6954>などが軟調。日本郵政グループ3社は本日の引けでTOPIX組み入れに伴う買い需要が発生したものの、日本郵政<6178>が4%超、ゆうちょ銀行<7182>やかんぽ生命保険<7181>が3%超の下落に。また、パイプドHD<3919>、ハローズ<2742>、リニカル<2183>などが東証1部下落率上位となった。

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