日経平均は大幅続落、円高進行とともに下げ幅200円超に広げる
[16/03/30]
提供元:株式会社フィスコ
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相場概況
日経平均は大幅続落。29日の米国市場では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げに慎重な見方を示したことが好感され、NYダウは97ドル高となった。ただ、米利上げ観測の後退で為替相場が円高方向に振れたほか、原油先物相場の下落も嫌気され、日経平均は25円安からスタートした。前場には一時17000円を下回ったが、売り一巡後に始値水準まで戻す場面もあった。ただ、後場に入ると1ドル=112円台前半まで円高が進むとともに日経平均もじりじりと下げ幅を広げ、大引けにかけて16900円を割り込んだ。
大引けの日経平均は前日比224.57円安の16878.96円となった。東証1部の売買高は19億1183万株、売買代金は2兆0004億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、海運業が4%超、銀行業や非鉄金属が3%超の下落となった。
個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が売られたほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>など売買代金上位は全般軟調。メガバンク株に加え、ホンダ<7267>、任天堂<7974>、富士重<7270>などが3%超の下落。村田製<6981>が4%超下げたほか、前日に業績予想の修正を発表した味の素<2802>も6%安と下げが目立った。また、エアバッグのリコール費用に関する報道が伝わったタカタ<7312>や、不適切取引に関する調査結果が伝わった王将フード<9936>がストップ安まで売られ、ともに東証1部下落率上位となった。一方、小野薬<4528>、JT<2914>、オリンパス<7733>が堅調。PD<4587>は5%近い上昇で上場来高値を更新した。佐川急便との提携が伝わった日立物流<9086>は5%超の上昇に。また、ノーリツ鋼機<7744>が3日連続のストップ高となり、ステラケミファ<4109>、星光PMC<4963>などとともに東証1部上昇率上位となった。
<HK>
大引けの日経平均は前日比224.57円安の16878.96円となった。東証1部の売買高は19億1183万株、売買代金は2兆0004億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、海運業が4%超、銀行業や非鉄金属が3%超の下落となった。
個別では、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>といったメガバンク株が売られたほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>など売買代金上位は全般軟調。メガバンク株に加え、ホンダ<7267>、任天堂<7974>、富士重<7270>などが3%超の下落。村田製<6981>が4%超下げたほか、前日に業績予想の修正を発表した味の素<2802>も6%安と下げが目立った。また、エアバッグのリコール費用に関する報道が伝わったタカタ<7312>や、不適切取引に関する調査結果が伝わった王将フード<9936>がストップ安まで売られ、ともに東証1部下落率上位となった。一方、小野薬<4528>、JT<2914>、オリンパス<7733>が堅調。PD<4587>は5%近い上昇で上場来高値を更新した。佐川急便との提携が伝わった日立物流<9086>は5%超の上昇に。また、ノーリツ鋼機<7744>が3日連続のストップ高となり、ステラケミファ<4109>、星光PMC<4963>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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