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日経平均は4日ぶり大幅反発、経済対策への期待で一時400円超の上昇

相場概況
日経平均は4日ぶり大幅反発。26日の米国株式市場は高安まちまちだったが、決算発表したアップルが時間外取引で大幅高となった。また、日銀が追加緩和案を検討との報道や堅調な企業決算も材料視され、日経平均は143円高からスタートした。前場は16600円を挟んだ水準で推移していたが、一部報道を受けて政府が取りまとめている経済対策に対する期待が高まり、後場の寄り付き直後に一時16821.43円(前日比438.39円高)まで上昇した。その後は安倍首相や要人の発言を受けて荒い値動きとなる場面もあった。

大引けの日経平均は前日比281.78円高の16664.82円となった。東証1部の売買高は22億3908万株、売買代金は2兆5343億円だった。業種別では、化学が4%高となったほか、輸送用機器、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、その他製品、卸売業、水産・農林業が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>が3%前後上昇したほか、ソフトバンクグ<9984>、日本電産<6594>、ソニー<6758>などが堅調。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株は業績観測が伝わり売られる場面もあったが、結局プラスで取引を終えた。村田製<6981>などアップル関連銘柄は上げが目立った。また、注目される「Pokemon GO Plus」の製造を担当するとの思惑が広がったミツミ<6767>がストップ高となり、同社と経営統合予定のミネベア<6479>も急伸。さらに第1四半期決算と通期予想を発表した信越化<4063>や、業績観測の報じられた三井化学<4183>などが東証1部上昇率上位に並んだ。一方、任天堂<7974>が5%安と反落したほか、花王<4452>、NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、JT<2914>、NTT<9432>などが軟調。米社による売り推奨が観測された伊藤忠<8001>は一時10%安まで急落したが後場やや下げ渋った。会社側は会計処理に関する米社の見解を否定するリリースを発表している。前日に決算発表したコメリ<8218>やエムスリー<2413>も下げが目立った。また、「Pokemon GO」関連とされるサノヤスHD<7022>、Hamee<3134>、SKジャパン<7608>がストップ安まで売られた。

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