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日経平均は小幅に3日続落、一時3ケタの下落も後場下げ渋る

相場概況
日経平均は小幅に3日続落。前日の米国市場は休場で、手掛かり材料に乏しいなか日経平均は1円安からスタートした。ただ、英国の欧州連合(EU)離脱やギリシャ支援などを巡る欧州の先行き不透明感から、為替市場で円相場が一時1ドル=110円台後半まで上昇。これを受けて前場の日経平均は下げ幅を広げる展開となり、一時
19570.13円(同112.44円安)まで下落した。後場に入ると日銀による上場投資信託
(ETF)買い入れへの期待から下げ渋り、プラス圏に浮上する場面も見られた。

大引けの日経平均は前日比4.72円安の19677.85円となった。東証1部の売買高は13億
2603万株、売買代金は1兆8768億円だった。業種別では、パルプ・紙、水産・農林業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。一方、空運業、金属製品、情報・通信業が上昇率上位だった。

個別では、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>、東芝<6502>などが軟調で、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、JT<2914>は小幅に下げた。また、オルトプラス
<3672>、アイホン<6718>、ジンズメイト<7448>などが東証1部下落率上位となった。
一方、売買代金トップの任天堂<7974>やトヨタ自<7203>、三井住友<8316>などは小幅に上昇。花王<4452>が堅調だったほか、ソフトバンクG<9984>、Vテク<7717>、ANA<9202>は2%超上昇した。ANAは一部証券会社の目標株価引き上げが観測された。サイバー<4751>はゲーム関連株として物色を集めたようだ。また、エムアップ<3661>やソルクシーズ<4284>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率上位に並んだ。


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