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日経平均は小幅に4日続落、プラス転換には手掛かり乏しく

相場概況
日経平均は小幅に4日続落。連休明けとなった30日の米国市場では、地政学リスクの高まりや政権運営の先行き不透明感が嫌気され、NYダウは50ドル安となった。米債券利回りの低下とともに円相場も強含み、本日の日経平均はこうした流れを受けて47円安でスタートした。前場は中国の5月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回ったことなどから下げ渋る場面も見られたが、前日終値近辺で戻り一巡となった。一段の買い手掛かりに乏しく、後場はマイナス圏でのもみ合いが続いた。

大引けの日経平均は前日比27.28円安の19650.57円となった。東証1部の売買高は20億1898万株、売買代金は3兆0176億円だった。業種別では、石油・石炭製品、パルプ・紙、銀行業が下落率上位だった。一方、保険業、化学、不動産業が上昇率上位だった。

個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、JT<2914>などが軟調。キリンHD<2503>やNTTドコモ<9437>も小安い。東芝
<6502>は3%超の下落。6月の株主総会で前期決算の報告を見送ると発表している。
また、ブラス<2424>、UKCHD<3156>、菱洋エレク<8068>などが東証1部下落率上位となった。一方、JR九州<9142>やディスコ<6146>は2%前後の上昇。引けにかけてMSCI新規採用に伴うリバランス買いが入った。その他売買代金上位では、ホンダ
<7267>やNTT<9432>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>、東ソー<4042>、東エレク<8035>は小高い。また、エムアップ<3661>が大幅続伸し、アグロカネショ
<4955>やenish<3667>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。


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