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日経平均は反発、米株高・円安好感の買いや好業績株物色で

相場概況
日経平均は反発。26日の米国市場でNYダウが112ドル高と3日続伸したこと、為替相場が1ドル=111円台前半と前日に比べ円安方向に振れていたことなどが好感され、本日の日経平均は59円高からスタートした。前場は円相場の下げ渋りや中国株の下落を受けて急速に上げ幅を縮めるなど、荒い値動きとなる場面が見られた。後場に入るとややこう着感を強めたが、日銀が固定利回りで無制限に国債を買い入れる
「指し値オペ」を通知したことから円相場がやや下落し、日経平均は強含みとなって高値引けした。

大引けの日経平均は前日比125.88円高の22712.75円となった。東証1部の売買高は13億8133万株、売買代金は2兆1679億円だった。業種別では、化学、鉱業、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、証券の軟調ぶりが目立ち、ほかに繊維製品など4業種が小幅に下げた。

個別では、エーザイ<4523>が2%高と反発したほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、JT<2914>などが堅調。エーザイは一部証券会社のレーティング引き上げが支援材料となった。三菱UFJ<8306>などの銀行株は日銀による指し値オペで金利上昇が一服したため、引けにかけて伸び悩んだ。決算発表銘柄では花王<4452>が3%近い上昇。また、ネットワン<7518>が活況を見せて東証1部上昇率トップとなり、日立金<5486>や富士電機<6504>なども大きく買われた。一方、東エレク<8035>、三井住友<8316>、日本電産<6594>、キヤノン<7751>、日産自
<7201>などが小安い。キヤノンは業績予想を下方修正し、日産自は第1四半期が低調な出足だったが、大きな下落にはつながらなかった。野村<8604>などの証券株は決算を受けて下げが目立った。また、LIFULL<2120>や三陽商<8011>などが東証1部下落率上位に顔を出した。


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