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日経平均は3日続落、首相辞意報道で急落

相場概況
日経平均は3日続落。27日の米国市場でNYダウは続伸し、160ドル高となった。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演を受け、低金利が長期にわたり維持されるとの思惑が強まった。本日の日経平均は米株高や円安を好感して23円高からスタート。寄り付き後は今夕の安倍晋三首相の会見内容を見極めたいとの思惑などから一進一退の展開だったが、後場に入るとアジア株高を背景に強含みとなった。ただ、安倍首相が周辺に辞意を表明したと伝わると22594.79円(前日比614.07円安)まで急落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比326.21円安の22882.65円となった。東証1部の売買高は16億6610万株、売買代金は2兆8251億円と6月19日以来の大きさだった。業種別では、情報・通信業、電気機器、小売業が下落率上位だった。一方、保険業、銀行業、不動産業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の71%、対して値上がり銘柄は26%となった。

個別では、日経平均への寄与が大きいソフトバンクG<9984>とファーストリテ<9983>が揃って3%超の下落。米国市場でハイテク株が売られた流れから、ソニー<6758>、東エレク<8035>、エムスリー<2413>、ZHD<4689>なども下げが目立った。その他では任天堂<7974>が軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。月次業績を発表した神戸物産<3038>は7%超の下落。また、テラスカイ<3915>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、米長期金利の上昇を受けて三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株はが調。第一生命HD<8750>や東京海上<8766>も上げが目立った。DMG森精機<6141>は決算を受けて3%超の上昇。また、ショーケース<3909>は合弁会社での新サービスが材料視されてストップ高を付けた。


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