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日経平均は3日ぶり反落、海外情勢に不安もなお様子見ムード

相場概況
日経平均は3日ぶり反落。14日の米国市場でNYダウは続落し、165ドル安となった。ムニューシン財務長官が追加経済対策の大統領選前の合意は困難との見方を示し、早期成立への期待が後退した。欧州を中心に新型コロナウイルスの感染者が再拡大していることも警戒され、本日の日経平均は78円安からスタートすると、後場の寄り付き直後には一時23458.43円(前日比168.30円安)まで下落。ただ前日までと同様、国内外の企業決算や米政治情勢を見極めたいとのムードが強く、一段と売り込もうとする動きは限られた。

大引けの日経平均は前日比119.50円安の23507.23円となった。東証1部の売買高は8億8831万株、売買代金は1兆8126億円だった。業種別では、医薬品、パルプ・紙、食料品が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、鉄鋼、保険業、空運業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は17%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>やエムスリー<2413>が2%前後、ZHD<4689>が3%の下落となり、値がさグロース(成長)株を中心に軟調だった。その他売買代金上位でも任天堂<7974>やソニー<6758>がさえない。東エレク<8035>は小幅に下落した。決算発表銘柄では、今期連続赤字見通しのサイゼリヤ<7581>や減益見通しのコメダHD<3543>が急落。また、やはり今期見通しが嫌気されたトランザク<7818>は東証1部下落率トップとなった。一方、ファーストリテ<9983>が日経平均の下支え役となり、村田製<6981>も堅調。前日は携帯電話料金の新プランを受けて売り優勢だったソフトバンク<9434>だが、本日は反発した。GMOPG<3769>は商いを伴って大きく上昇し、株式分割考慮後の上場来高値を更新。また、S FOODS<2292>やJESHD<6544>は決算が好感されて急伸し、PRTIMES<3922>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。


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