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日経平均は続落、中国恒大問題を懸念、売り一巡後下げ渋りも

相場概況
日経平均は続落。15日の米国市場でNYダウは反発し、236ドル高となった。9月のNY連銀製造業景況指数が改善し、原油先物相場の上昇も加わって景気敏感株を中心に買いが入った。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで94円高からスタート。ただ、中国恒大集団の債務問題への懸念から香港・上海株などが軟調となり、日経平均も前場にマイナスへ転じると、後場には30202.51円(前日比309.20円安)まで下落する場面があった。一方、先高観の根強さから下値では押し目買いも入り、売り一巡後はやや下げ渋った。

大引けの日経平均は前日比188.37円安の30323.34円となった。東証1部の売買高は12億
6150万株、売買代金は3兆4660億円だった。業種別では、海運業、ガラス・土石製品、不動産業が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の54%、対して値上がり銘柄は41%となった。

個別では、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、任天堂<7974>などの値がさ株、それに郵船<9101>や商船三井<9104>の下げが目立った。ソフトバンクG<9984>も軟調。外資系証券の投資判断引き下げが観測されたディスコ<6146>、第1四半期が減益だったコーセル<6905>は大きく下落。個人投資家にもリスク回避目的の売りが広がり、前日賑わったサインポスト<3996>が一転急反落した。また、宮越HD<
6620>は中国恒大を巡る不安が波及したとみられ、東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、川崎船<9107>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>は堅調。原油高で出光興産<5019>などが買われ、ユナイテド海<9110>といった中小型海運株の物色も活発だった。また、前日はストップ高比例配分だったブラス<2424>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。


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