モメンタム株の影響がどの程度重しになるかを見極め
[14/07/16]
提供元:株式会社フィスコ
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日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
15日のNY市場はまちまち。金融機関大手の決算を好感して朝方は買いが先行。イエレンFRB議長が、半期に一度の金融政策報告について議会証言を行い、株式や不動産など資産価格全体の水準は妥当だが、ソーシャル・メディアやバイオなど一部は割高との見解を示したことをきっかけに下落に転じた。その後は企業決算への期待感から徐々に下げ幅を縮小、ダウ平均は上昇に転じた。ダウ平均は5.26ドル高の17060.68、ナスダックは24.03ポイント安の4416.39。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の15395円。
FRB議長によるソーシャル・メディアやバイオなどの割高発言はかなり異例であり、これを受けて、ソーシャルネットワークのフェイスブックやリンクトインが下落したほか、医薬品・バイオテクノロジーが下げている。モメンタム株下落の影響は、新興市場の中小型株への換金売りに向かわせそうである。
一方、JPモルガンやゴールドマン・サックスは予想を上回る決算を発表しており、金融セクターへの安心感につながりそうだ。その他、インテルは7-9月期売上高見通しが、一部のアナリスト予想を上回ったことから時間外で上昇している。主力大型株の底堅さが意識されそうである。
日経平均は前日までの上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えている。これを一気に突破というよりは、同水準での攻防か。パラボリックのSAR値は15435円辺りまで下がってきており、陽転シグナル発生に期待したいところではある。モメンタム株の影響がどの程度重しになるかを見極めたいところであろう。15350-15450円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 15450円−下限 15350円
<TM>
15日のNY市場はまちまち。金融機関大手の決算を好感して朝方は買いが先行。イエレンFRB議長が、半期に一度の金融政策報告について議会証言を行い、株式や不動産など資産価格全体の水準は妥当だが、ソーシャル・メディアやバイオなど一部は割高との見解を示したことをきっかけに下落に転じた。その後は企業決算への期待感から徐々に下げ幅を縮小、ダウ平均は上昇に転じた。ダウ平均は5.26ドル高の17060.68、ナスダックは24.03ポイント安の4416.39。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の15395円。
FRB議長によるソーシャル・メディアやバイオなどの割高発言はかなり異例であり、これを受けて、ソーシャルネットワークのフェイスブックやリンクトインが下落したほか、医薬品・バイオテクノロジーが下げている。モメンタム株下落の影響は、新興市場の中小型株への換金売りに向かわせそうである。
一方、JPモルガンやゴールドマン・サックスは予想を上回る決算を発表しており、金融セクターへの安心感につながりそうだ。その他、インテルは7-9月期売上高見通しが、一部のアナリスト予想を上回ったことから時間外で上昇している。主力大型株の底堅さが意識されそうである。
日経平均は前日までの上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えている。これを一気に突破というよりは、同水準での攻防か。パラボリックのSAR値は15435円辺りまで下がってきており、陽転シグナル発生に期待したいところではある。モメンタム株の影響がどの程度重しになるかを見極めたいところであろう。15350-15450円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 15450円−下限 15350円
<TM>