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日経平均は171円安でスタート、ファーストリテやファナックなどが軟調

寄り付き概況
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27806.11;-171.04TOPIX;1945.86;-10.53


[寄り付き概況]

 8月16日の日経平均は前週末比171.04円安の27806.11円と3営業日続落でスタート。13日の米国市場でダウ平均は15.53ドル高の35515.38ドル、ナスダックは6.64ポイント高の14822.90で取引を終了した。根強い回復期待を好感した買いが続き、寄り付き後、上昇。その後、発表された8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に10年ぶり低水準に落ち込むと、強い回復への期待が大きく後退。上げ幅を縮小した。しかし、企業の好決算や連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり低金利を維持するとの期待を受けた買いが下支えとなり、ダウは連日で史上最高値を更新して終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の27900円。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、本日の日経平均はやや売り優勢からのスタート。その後下げ幅を一時400円まで広げ、朝方の市場想定よりも弱含みの動きとなっている。新型コロナウイルス感染症拡大が重荷となる他、東エレク<8035>の決算発表を控えていることもあり、「押し目買い意欲も強まりにくい」との指摘も。

 売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、楽天グループ<4755>、日本電産<6594>などが軟調。一方、富士フイルム<4901>、東芝<6502>などが買い優勢。業種別では海運を除き下落するなか、サービス、不動産、非鉄金属などが下落率上位に。



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