こう着ながらも2万円大台意識した先高感の強い相場展開に
[15/04/09]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
9日の東京市場はこう着ながらも先高感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場では、一時下げに転じる局面もみられたが、早期利上げの可能性が後退したとの見方から上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円高の19875円となったが、高いところでは19915円まで上げ幅を拡大させている。この流れを引き継ぎ、連日で15年ぶりの高値水準を更新し、2万円の大台への意識が強まりそうである。
また、需給状況は良好である。日銀の金融政策決定会合では、“現状維持”が伝わると、いったんは売り仕掛けとみられる動きも。ただし、直ぐさまショートカバーとみられる流れのほか、市場は次回の決定会合での追加緩和との見方がされるなか、インデックスに絡んだ商いによって切り返しをみせていた。
週末にはオプションSQを控えていることもあり、大きなトレンドは出難いと考えられる。そのためオプション権利行使価格の19750-19875円のレンジ内での推移が意識される。ただし、19875円を超えてくるようだと、権利行使価格の20000円との中心値である19937.5円水準を捉えてくる可能性はありそうだ。
物色の流れとしては米医薬品セクターのM&Aの流れを受けたジェネリック関連の再編思惑や温暖化ガス排出量削減に関連した次世代エネルギー関連。また、米保険大手AIGは、米国内の損害調査でドローン(無人機)を使用することについて米連邦航空局(FAA)の許可を得たと発表しており、ドローン関連なども注目されよう。その他、小売企業の決算が続いているが、本日はファーストリテ<9983>の決算が予定されており、動向が注目される。
<AK>
また、需給状況は良好である。日銀の金融政策決定会合では、“現状維持”が伝わると、いったんは売り仕掛けとみられる動きも。ただし、直ぐさまショートカバーとみられる流れのほか、市場は次回の決定会合での追加緩和との見方がされるなか、インデックスに絡んだ商いによって切り返しをみせていた。
週末にはオプションSQを控えていることもあり、大きなトレンドは出難いと考えられる。そのためオプション権利行使価格の19750-19875円のレンジ内での推移が意識される。ただし、19875円を超えてくるようだと、権利行使価格の20000円との中心値である19937.5円水準を捉えてくる可能性はありそうだ。
物色の流れとしては米医薬品セクターのM&Aの流れを受けたジェネリック関連の再編思惑や温暖化ガス排出量削減に関連した次世代エネルギー関連。また、米保険大手AIGは、米国内の損害調査でドローン(無人機)を使用することについて米連邦航空局(FAA)の許可を得たと発表しており、ドローン関連なども注目されよう。その他、小売企業の決算が続いているが、本日はファーストリテ<9983>の決算が予定されており、動向が注目される。
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