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米国との連動性は薄まっているが模様眺めムード強い

オープニングコメント
 7日の東京市場は利食い優勢の相場展開になりそうだ。6日の米国市場ではADP雇用報告が予想を下回ったことにより、週末の雇用統計への警戒感が広がった。また、イエレンFRB議長は国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事との公開討論会で、株式市場のバリュエーションは「概してかなり高い」水準にあると述べた。この発言も嫌気され、終日軟調な展開になった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の19340円となり、これにさや寄せする格好から始まろう。

 一方で、円相場は1ドル119円半ばでの推移となっており、売り一巡後は円安を手掛かりとした底堅さも意識されやすい。また、米国との連動性も薄まっていたこともあり、売り一巡後は底堅い展開になりそうだ。とはいえ、大型連休明けであることや米雇用統計を控えていることもあり、積極的な売買は手控えられそうである。指値状況の薄いところを、インデックスに絡んだ商いで下振れする可能性もありそうだ。

 ボリンジャーバンドの-1σが19395円辺りに位置しており、踏ん張りがみられるかが注目されるところ。これをあっさり割り込んでくるようだと、-2σのほか13週線が位置する19100円処が意識されやすい。

 また、決算発表も多く控えていることもあり、様子見ムードの強い相場展開になりそうだ。物色としては決算を手掛かりとした個別対応のほか、原油相場の上昇を背景とした資源株やロボット関連、オフィス賃料上昇を受けた不動産などに注目。

<AK>

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