内需・ディフェンシブ志向に向かいやすい
[16/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
28日の日本株市場は不安定な相場展開になりそうだ。週明け27日の欧米市場は、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けた欧州経済の先行き不透明感から、軒並み弱い値動きとなった。NYダウは260ドル安となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円安の15160円だったことから、日経平均はこれにさや寄せする格好から売りが先行しよう。
ただし、英国のEU離脱に伴う不透明感の長期化は想定されていることもあり、改めて売り直される展開というよりも、目先は日経平均の15000円処での底固めの動きが続きやすいだろう。
また、来月10日に投票が行われる参院選を控え、政策期待等が高まりやすい。昨日の物色はリスク回避姿勢の中で内需・ディフェンシブ系にシフトしていたが、建設などの強い動きが目立っており、公共投資などの政策期待が高まっている面もあったと考えられる。
27日の米国市場をみると、S&P500種の騰落では銀行、自動車・部品、素材が下落する半面、公共事業、電気通信サービス、不動産、食品・飲料・タバコなどのセクターが上昇している。外部環境が不透明な中、内需・ディフェンシブ志向に向かいやすいだろう。
その他、ビックカメラ<3048>は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」に対応する家電が増えるなか、操作を体験できる売り場を有楽町店に設けると報じられている。IoT関連への手掛かり材料になる可能性がありそうだ。
<AK>
ただし、英国のEU離脱に伴う不透明感の長期化は想定されていることもあり、改めて売り直される展開というよりも、目先は日経平均の15000円処での底固めの動きが続きやすいだろう。
また、来月10日に投票が行われる参院選を控え、政策期待等が高まりやすい。昨日の物色はリスク回避姿勢の中で内需・ディフェンシブ系にシフトしていたが、建設などの強い動きが目立っており、公共投資などの政策期待が高まっている面もあったと考えられる。
27日の米国市場をみると、S&P500種の騰落では銀行、自動車・部品、素材が下落する半面、公共事業、電気通信サービス、不動産、食品・飲料・タバコなどのセクターが上昇している。外部環境が不透明な中、内需・ディフェンシブ志向に向かいやすいだろう。
その他、ビックカメラ<3048>は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」に対応する家電が増えるなか、操作を体験できる売り場を有楽町店に設けると報じられている。IoT関連への手掛かり材料になる可能性がありそうだ。
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