もち合いレンジの下限レベルでの攻防
[16/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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オープニングコメント
30日の日本株市場は売り先行後は、こう着感の強い相場展開になろう。29日の米国市場は、ドイツ銀行の経営不安が金融システムに与える影響への警戒感から、売り優勢の展開となった。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比195円安の16525円となり、これにさや寄せする格好から、日本株市場も売りが先行することになりそうだ。
ただ、ドイツ銀行に対する経営不安については既に警戒されている要因であるため、ショック安につながることはなさそうである。とはいえ、週末・中間期末要因から積極的な参加者が限られるなかでは、小さなエネルギーでも大きく振れやすくなるだろう。売り一巡後は直近のもち合いレンジの下限レベルでの攻防になりそうだ。その他、日銀のETF買入れや期末のドレッシング買い辺りへの思惑からも、下げ渋りをみせてくることが期待される。
主力処への物色が限られるなか、個別対応になろうが、このところはM&Aの動きが活発化していることもあり、短期筋の資金が向かいやすいだろう。また、衆院予算委員会で2016年度第2次補正予算案の実質審議が始まることから、政策関連なども注目されよう。政府が成長戦略の柱と位置づける人工知能(AI)研究について、16年度当初予算比で9倍になる924億円を計上したことがわかったと伝えられており、AIやフィンテックなどに注目。
<AK>
ただ、ドイツ銀行に対する経営不安については既に警戒されている要因であるため、ショック安につながることはなさそうである。とはいえ、週末・中間期末要因から積極的な参加者が限られるなかでは、小さなエネルギーでも大きく振れやすくなるだろう。売り一巡後は直近のもち合いレンジの下限レベルでの攻防になりそうだ。その他、日銀のETF買入れや期末のドレッシング買い辺りへの思惑からも、下げ渋りをみせてくることが期待される。
主力処への物色が限られるなか、個別対応になろうが、このところはM&Aの動きが活発化していることもあり、短期筋の資金が向かいやすいだろう。また、衆院予算委員会で2016年度第2次補正予算案の実質審議が始まることから、政策関連なども注目されよう。政府が成長戦略の柱と位置づける人工知能(AI)研究について、16年度当初予算比で9倍になる924億円を計上したことがわかったと伝えられており、AIやフィンテックなどに注目。
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