きんでん、日産自動車、オムロンなど
[14/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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本日の注目個別銘柄
<7201> 日産自動車 1020 +18.5買い先行。前日に発表した第1四半期決算が評価材料視されている。営業利益は1226億円で前年同期比13%増益となり、市場コンセンサスレベルの1050億円、先の観測報道1100億円強を上回る形になっている。欧米での販売増や購買原価の低減などが好業績の背景となっているもよう。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1000円から1350円に引き上げへ。欧米の改善を評価、今期以降は収益改善が本格化していくとみているもよう。
<6981> 村田製作所 9883 +39買い先行。4-6月期営業利益は360億円程度となり、前年同期比45%増になったもようとの観測報道が伝わっている。中国メーカーなど販路拡大が奏効、「サムスンショック」が緩和される格好になったようだ。市場予想320-330億円レベルを上回る状況に。一方、TDK<6762>は売りが先行する展開に。観測報道数値90億円強は100億円レベルの市場コンセンサスを下回っている。
<6645> オムロン 4445 +185しっかり。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」、目標株価5100円で新規にカバレッジを開始している。新興国におけるオートメーション化進展の恩恵が大きいこと、ヘルスケア事業や環境事業での成長ポテンシャルが高いこと、今期会社予想は上振れの公算が強いこと、強固な財務体質と積極的な株主還元などを評価しているようだ。前期に6期ぶり最高益を更新した営業利益は今期も連続増益を続ける予想と。
<8088> 岩谷産業 831 +49大幅反発。圧縮機のない水素供給装置の開発を目指すと伝わっていることが期待材料視される格好になっている。コストのかかる圧縮機を不要にすることで、水素ステーションの整備進展につながっていくとの期待感が先行する展開に。燃料電池車の市場拡大期待から、オーバル<7727>や菱化工機<6331>など、燃料電池関連銘柄全般への関心再燃にもつながる状況となっている。
<7995> 日本バルカー工業 316 +26急伸。空気マグネシウム電池の発電能力を3倍に高められる正極材を開発したと報じられている。この電池を組み込んだ装置の商品化を進める計画であり、15年度に10-12億円規模の売上を目指すようだ。新電池のテーマ性は依然として高く、個人投資家を中心に関心の高まりやすい状況が続いている。
<1944> きんでん 1169 +94大幅高。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は23.8億円、前年同期比12.5%増益となった。通期計画は2ケタ減益予想であり、順調なスタートを切る格好になっている。単体の粗利益率が大幅に改善して好業績の背景に。また、受注高も前年同期比22%増と好調、営業停止措置に対する過度な警戒感なども後退する方向へ。
<9204> スカイマーク 250 -38伸び悩み急落。エアバスが同社から受けていたA380航空機6機のキャンセルを認めたとの報道が伝わった。朝方は、バランスシートリスクの後退につながるとの見方が先行する格好に。ただ、会社側が取引時間中にリリースを発表、交渉は難航しており、エアバス側では同社が大手航空会社の傘下に入ることを契約変更の条件の一部として要求、それを拒否してキャンセルをした場合には、常軌を逸脱した法外な違約金を提示してきたとしている。一転して先行きの不透明感が台頭する流れになっている。
<4021> 日産化学 1926 +115買い優勢。後場入り後に第1四半期の決算を発表している。営業利益は89.1億円で前年同期比32.4%増益、上半期業績は従来の96億円から113億円に、一転しての増益予想に上方修正している。機能性材料、農業化学品の売上が計画を上振れたもよう。市場予想を上回る水準までの上方修正にポジティブなインパクト。売り方の買い戻しの動きなども優勢となる格好か。
<6861> キーエンス 45465 +1340強い動きが目立つ。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は365億円で前年同期比34.6%の大幅増益となっている。海外売上高比率が過去最高水準に達するなど、輸出の好調がけん引役となっているようだ。営業利益率も50%台に乗せる好決算に。会社側では業績予想を公表していないが、アナリストコンセンサスなどは切り上がる状況とみられる。野村では目標株価を47000円から52000円へ引き上げている。
<8697> 日本取引所 2359 -34さえない。大和では投資判断を「3」から「4」に格下げ、売り材料視される格好にもなっている。マーケット環境の悪化を主因に、第1四半期営業収益は前年同期比31%減となり、7月も取引は減少傾向と業績モメンタムは弱まっていると指摘。業績モメンタムが低下のなか、海外取引所との比較で株価は割高な水準に達していると判断。目標株価は2000円としているようだ。
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<6981> 村田製作所 9883 +39買い先行。4-6月期営業利益は360億円程度となり、前年同期比45%増になったもようとの観測報道が伝わっている。中国メーカーなど販路拡大が奏効、「サムスンショック」が緩和される格好になったようだ。市場予想320-330億円レベルを上回る状況に。一方、TDK<6762>は売りが先行する展開に。観測報道数値90億円強は100億円レベルの市場コンセンサスを下回っている。
<6645> オムロン 4445 +185しっかり。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」、目標株価5100円で新規にカバレッジを開始している。新興国におけるオートメーション化進展の恩恵が大きいこと、ヘルスケア事業や環境事業での成長ポテンシャルが高いこと、今期会社予想は上振れの公算が強いこと、強固な財務体質と積極的な株主還元などを評価しているようだ。前期に6期ぶり最高益を更新した営業利益は今期も連続増益を続ける予想と。
<8088> 岩谷産業 831 +49大幅反発。圧縮機のない水素供給装置の開発を目指すと伝わっていることが期待材料視される格好になっている。コストのかかる圧縮機を不要にすることで、水素ステーションの整備進展につながっていくとの期待感が先行する展開に。燃料電池車の市場拡大期待から、オーバル<7727>や菱化工機<6331>など、燃料電池関連銘柄全般への関心再燃にもつながる状況となっている。
<7995> 日本バルカー工業 316 +26急伸。空気マグネシウム電池の発電能力を3倍に高められる正極材を開発したと報じられている。この電池を組み込んだ装置の商品化を進める計画であり、15年度に10-12億円規模の売上を目指すようだ。新電池のテーマ性は依然として高く、個人投資家を中心に関心の高まりやすい状況が続いている。
<1944> きんでん 1169 +94大幅高。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は23.8億円、前年同期比12.5%増益となった。通期計画は2ケタ減益予想であり、順調なスタートを切る格好になっている。単体の粗利益率が大幅に改善して好業績の背景に。また、受注高も前年同期比22%増と好調、営業停止措置に対する過度な警戒感なども後退する方向へ。
<9204> スカイマーク 250 -38伸び悩み急落。エアバスが同社から受けていたA380航空機6機のキャンセルを認めたとの報道が伝わった。朝方は、バランスシートリスクの後退につながるとの見方が先行する格好に。ただ、会社側が取引時間中にリリースを発表、交渉は難航しており、エアバス側では同社が大手航空会社の傘下に入ることを契約変更の条件の一部として要求、それを拒否してキャンセルをした場合には、常軌を逸脱した法外な違約金を提示してきたとしている。一転して先行きの不透明感が台頭する流れになっている。
<4021> 日産化学 1926 +115買い優勢。後場入り後に第1四半期の決算を発表している。営業利益は89.1億円で前年同期比32.4%増益、上半期業績は従来の96億円から113億円に、一転しての増益予想に上方修正している。機能性材料、農業化学品の売上が計画を上振れたもよう。市場予想を上回る水準までの上方修正にポジティブなインパクト。売り方の買い戻しの動きなども優勢となる格好か。
<6861> キーエンス 45465 +1340強い動きが目立つ。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は365億円で前年同期比34.6%の大幅増益となっている。海外売上高比率が過去最高水準に達するなど、輸出の好調がけん引役となっているようだ。営業利益率も50%台に乗せる好決算に。会社側では業績予想を公表していないが、アナリストコンセンサスなどは切り上がる状況とみられる。野村では目標株価を47000円から52000円へ引き上げている。
<8697> 日本取引所 2359 -34さえない。大和では投資判断を「3」から「4」に格下げ、売り材料視される格好にもなっている。マーケット環境の悪化を主因に、第1四半期営業収益は前年同期比31%減となり、7月も取引は減少傾向と業績モメンタムは弱まっていると指摘。業績モメンタムが低下のなか、海外取引所との比較で株価は割高な水準に達していると判断。目標株価は2000円としているようだ。
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