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良品計画、大平洋金属、東武ストアなど

本日の注目個別銘柄
<9983> ファーストリテ 49700 +1200買い優勢、初の5万円台乗せとなっている。前日に上半期の決算を発表、営業利益は1501億円で前年同期比40%増益、従来予想の1200億円を大きく上回る着地となった。通期予想は1800億円から2000億円に上方修正へ。上方修正値はコンセンサス並みの水準であるが、実績値は市場予想を上振れており、さらなる上積みの可能性が残るといった見方にも。野村では目標株価を51000円から55000円に引き上げている。なお、朝方の同社株の一段高が日経平均2万円大台乗せをけん引する格好にも。

<9104> 商船三井 400 -8さえない。海運セクターは業種別下落率の2位になっている。JPモルガン(JPM)ではセクタースタンスを強気から中立へ引き下げ。円安と燃油安の一巡、15年度の大幅増益見通しの織り込み、ドライバルク船は構造的な需給改善が見込みにくいことなどが背景と。また、クレディ・スイス(CS)では同社の投資判断を「アンダーパフォーム」に格下げ、業績下振れの公算から決算発表前の利益確定を推奨と。

<8267> イオン 1523 +79.5買い先行。昨年1月の高値を更新、2008年6月以来の高値水準となっている。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は1414億円で前期比17.5%減益、今期は1750億円で同23.8%増益となっている。実績は先の修正値水準で着地だが、今期は市場予想を100億円強上回っており、ポジティブに捉えられる格好に。新規連結効果なども押し上げ要因となるが、やや計画達成のハードルは高いといった見方も。

<4680> ラウンドワン 638 -12軟調。前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来予想の88億円から60.5億円に、最終損益は45億円の黒字から53億円の赤字に減額修正している。料金プランのプラス効果一巡で売上が減少、店舗の減損損失を特別損失に計上へ。月次動向などから下振れの可能性は指摘されていたが、下振れ幅は想定以上となる格好に。

<8274> 東武ストア 328 +44急伸。場中に前2月期の決算を発表、営業利益は9.8億円で前期比11%増益、従来予想の7.8億円を大きく上回る格好になった。また、今期は14億円で同42%の大幅増益見通しとしている。想定以上の好業績見通しに加えて、発行済み株式数の7.36%に当たる500万株を上限とする自社株買いを発表、取得期間は4月13日から8月24日までとしており、需給面での下支え効果なども期待できる状況に。

<7453> 良品計画 19840 +2080上昇率2位。前日に発表した決算を好感する。前期営業利益は238億円で前期比14%増益、従来予想の255億円は下回る着地に。一方、今期は300億円で同26%増益の見通し。前期業績に関しては市場予想の範囲内、今期見通しはコンセンサスを20億円弱上回っている。また、前期配当金は前期比35円の増配となる190円(従来予想175円)、今期は215円の見通しとしていることも評価材料に。

<6800> ヨコオ 777 +75前引け間際から急伸。LEDパッケージ市場をターゲットに、高放熱特性を実現した「超薄型LTCC CSP基板」を開発したと発表、買い手掛かり材料視されているとみられる。LED市場においてはパッケージにおける放熱対策の向上が強く要求されており、潜在的な需要の獲得などが期待される状況にも。

<2651> ローソン 8260 -370売り優勢。前日に発表した決算がネガティブに捉えられている。前2月期営業利益は705億円で前期比3.5%増益、従来予想の750億円を下回っている。一方、今期は710億円で同0.7%増益の見通し。前期実績に関しては、市場コンセンサスの730億円レベルも下回っている。既存店売上の伸び悩みなどが背景。会計方針変更の影響がなければ、約10%の減益になっていたとみられる。今期予想も市場予想の760億円水準を下回っている。

<5541> 大平洋金属 331 -7さえない。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も380円から330円に引き下げている。ステンレス需要の停滞で、中国における鉱石需給のタイト化には更に時間を要する可能性が高まっていると指摘。フェロニッケルのスプレッドは更に悪化が予想され、16.3期も厳しい事業環境が継続と考えているようだ。

<3064> MonotaRO 4465 -55ドイツ証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を5300円としている。中小企業向け工場用間接材市場の潜在需要は同社の規模に対してはるかに大きく、今後も収益性を犠牲にすることなく高成長が継続できると見ているもよう。今後5年間、売上高ベースで年20%超の成長率を維持できるとみている。

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