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村上開明、東芝機、東芝など

本日の注目個別銘柄
<7936> アシックス 1910 -183大幅反落。16年12月期業績予想を下方修正している。通期営業利益見通しは290億円から230億円(前期は274億円)へと引き下げた。従来の増益予想から一転、減益となる見込みで市場予想の300億円弱を下回る。為替レートが当初の前提よりも円高に推移しているほか、米国で売上が弱含んでいるという。また、米子会社における得意先の破綻及び信用不安に伴う引当計上の影響も響く。修正後の予想為替レートは1ドル=110円(従来は120円)。

<3086> Jフロント 1200 +66大幅続伸。大和証券が目標株価を2000円から1800円に引き下げつつ、レーティングを「3(中立)」から「1(買い)」に引き上げている。投資と回収のバランスが好転し、利益成長が高まるのは銀座店がオープンする17年度であり、18-19年度は更に高まると予想しているようだ。また、同社は16年4月の決算説明会において明確な財務戦略を打ち出すことに言及しており、17年4月に公表される見通しの次の中期経営計画に注目しているという。

<7717> Vテク 10080 +1500ストップ高。サムスン電子が16年に8兆ウォン(約7200億円)程度を投じて生産設備を拡充すると一部メディアで報じられている。米アップルが韓国サムスン電子に有機ELパネルの供給を打診したようだ。この記事では、最大手の大規模増産でスマートフォンパネルの液晶から有機ELへの移行が加速するとの見方を示しており、Vテクや保土谷化<4112>といった有機EL関連銘柄に物色が向かった。

<7211> 三菱自 528 -19逆行安。同社製車両の燃費試験における不正行為に伴う顧客への支払い費用として、17年3月期決算に約500億円の特別損失を計上する見込みと発表している。軽自動車4車種以外の登録車5車種についての支払い費用として約30億円が含まれる。なお、16年3月期決算で約150億円を引き当て済み。国土交通省に「過去に販売した車種に関する調査」と再発防止策についての報告書を追加提出したことも発表している。

<7292> 村上開明 1616 +300ストップ高。バックミラー最大手の同社など自動車部品大手がカメラとモニターで視界を確認する電子ミラーの開発を進めていると一部メディアで報じられている。同社は17日、サイドミラーのカメラで撮った映像を車内のモニターで表示するシステムを開発したと発表している。国土交通省が同日、カメラとモニターで視界を確認する「ミラーレス車」の製造を認めると発表したことも伝わっており、関連銘柄で材料視されたようだ。

<6104> 東芝機 345 +22一時361円まで急伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(MUMSS)が目標株価を410円から400円に引き下げつつ、レーティングを「Neutral」から「Overweight」に引き上げている。機械セクターの事業環境は厳しさを増しているが、同社は人民元安メリットやコストダウンによる射出成型機の損益改善、リチウムイオン二次電池用セパレータ向け押出成型機の受注拡大などから、17年3月期会社計画の達成もおおむね可能とみているようだ。

<6502> 東芝 294.8 +13.4急反発。クレディ・スイス証券(CS)が投資評価「OUTPERFORM」を継続し、目標株価を従来の265円から360円に引き上げている。トップピックとして推奨を継続するという。5月以降にNAND型フラッシュメモリの市況が好転する影響を反映し、業績予想を上方修正しているもよう。NANDの営業利益率は下期に15%を上回ると予想しており、営業利益率改善が続く局面では同社株価のアップサイドモメンタムは続くとみているようだ。

<6113> アマダHD 1150 +41続伸。岡三証券が目標株価を1340円から1300円へと若干引き下げつつ、レーティング「強気」を継続している。17年3月期は円高の進行によって減収減益が予想されるが、自動化のためのソリューション提案によって市場を開拓する余地は大きく、中期的な成長ポテンシャルは高いと考えているようだ。

<XH>

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