ユーロ週間見通し:ドラギECB総裁がユーロ安誘導、追加緩和措置への警戒感
[14/06/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
■ユーロ下落、欧州中央銀行高官による追加緩和示唆
先週のユーロ・ドルは、欧州中央銀行(ECB)高官が追加緩和措置を示唆したこと、ウクライナ東部での停戦協議への警戒感が高まったことで、1.3669ドルから1.3512ドルまで下落した。
先週のユーロ・円は、欧州中央銀行(ECB)高官による追加緩和措置の示唆、日本銀行金融政策決定会合で現状の金融政策の据え置き決定を受けて、140円09銭から137円73銭まで下落した。取引レンジ:ユーロ・ドル1.3512ドル-1.3669ドル、ユーロ・円137円73銭-140円09銭。
■ドラギ欧州中銀総裁のユーロ安誘導で軟調推移か
今週のユーロ・ドルは、ドラギ欧州中銀総裁によるユーロ安誘導、追加緩和措置への警戒感、ウクライナ東部の停戦協議への警戒感などから、ユーロは対米ドルで弱含みに推移すると予想される。
今週のユーロ・円は、ウクライナ東部での紛争激化への警戒感、イラクでの内戦勃発への警戒感などから、リスク回避の円買いが優勢となる展開が予想される。しかしながら、安倍政権の新成長戦略への期待感から下値は限定的か。
主な発表予定は、17日(火):(ユーロ圏)6月ZEW調査、20日(金):(ユーロ圏)4月経常収支、(ユーロ圏)6月消費者信頼感指数速報。
予想レンジ:ユーロ・円136円00銭-141円00銭/ユーロ・ドル1.3300ドル-1.3800ドル
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