NYの視点:Wall streetの格言「ユダヤ教の新年祭で売り、贖罪の日で買戻し」
[14/09/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
マーケット関係者の間では、ユダヤ教の祭日に絡み一定の株式取引ルールがあると言われている。理論は、「新年祭Rosh Hashanahで売り、Yom Kippur贖罪の日に買戻す」というもの。2014年のユダヤ教新年祭Rosh Hashanah は24日の日没から26日まで。Yom Kippur贖罪の日は10月3日から4日にあたる。この理論は、9月から10月にかけて起こる会計年度末に絡んだヘッジファンドの手仕舞いなど、資金の移動などとも重なる。
2日には欧州中央銀行(ECB)の定例理事会が予定されている。中国経済の成長鈍化やロシア制裁がひびきユーロ圏経済が景気後退(リセッション)に陥る可能性も警戒されており、欧州中央銀行(ECB)が米連邦準備制度理事会(FRB)型の量的緩和(QE)に踏み切る可能性も一段と強まった。ドラギECB総裁のQE示唆する発言をきっかけに3-4日のYom Kippurにかけて株式相場の買戻しにつながるとのシナリオも描ける。円売りもこの時期から再開する可能性がある。
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