政治から読み解く【経済と日本株】:昨日の下げ要因とされたエボラはダミー
[14/12/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
日本時間29日の19時過ぎに、ギリシャ議会は3月に退任するパプリアス大統領の後任を選ぶ3回目の投票を実施した。政府・与党はディマス元欧州委員の就任を模索したものの、獲得議員数は第2回目の168票と同じ結果に留まり、必要な180票に届かない結果となった。この結果を受けて、ギリシャ議会は解散し1月末(25日が最有力)に総選挙を実施する。
昨日の東京市場では、日経平均が午後一段安となったが、市場ではエボラ出血熱報道が要因とされていた。ただ、エボラ出血熱への感染は否定されたものの、本日の東京市場はさえないままとなっている。本日の東京市場の動向を見る限りでは、昨日の下げはギリシャへの警戒と見たほうがスマートか。
ギリシャ総選挙では最大野党の急進左派連合など野党勢力が第一党になるとの見方から、選挙結果を見極めたいとする動きが買い手控えにつながっている様子。選挙結果は早くても1月末となることで、東京市場だけではなく海外市場も含めしばらく不安定な動きを見せる可能性も。
<MT>
昨日の東京市場では、日経平均が午後一段安となったが、市場ではエボラ出血熱報道が要因とされていた。ただ、エボラ出血熱への感染は否定されたものの、本日の東京市場はさえないままとなっている。本日の東京市場の動向を見る限りでは、昨日の下げはギリシャへの警戒と見たほうがスマートか。
ギリシャ総選挙では最大野党の急進左派連合など野党勢力が第一党になるとの見方から、選挙結果を見極めたいとする動きが買い手控えにつながっている様子。選挙結果は早くても1月末となることで、東京市場だけではなく海外市場も含めしばらく不安定な動きを見せる可能性も。
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