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NYの視点:ECB、12月理事会でQE延長か

注目トピックス 経済総合

欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り、主要政策金利(0.00%)、預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)(-0.40%)、限界貸出金利(上限)(0.25%)をそれぞれ現行で据え置くことを決定した。また、国債等の買い入れ額も月800億ユーロで継続する方針を示した。

理事会後の記者会見で、ドラギECB総裁は経済に関し「緩やかで安定した成長を予想」としたものの、「見通しが依然下方リスクにさらされている」と言及。最近の経済指標などから、金融緩和が必要であるとし、「金利が現行、または、それを下回る水準で長期にわたり推移する」との見通しを改めて示した。同時に、永遠に異例な金融緩和支援を維持することは不可能であると加えた。

焦点となっていた量的緩和(QE)プログラムに関しては、「インフレが目標に達成するまで継続」「必要とあれば2017年3月以降も継続」との方針を再度確認。量的緩和(QE)プログラムは、2017年3月末に期限がくる。対象となる債券不足から、一部では「ECBが期限前にQE規模を縮小することを非公式に協議している」との報道もあったが、こういった憶測をドラギ総裁は否定。総裁は購入対象債券の少なさは「現在問題ではない」と強調した。

しかし、委員会は今回の会合で、万が一、購入対象債券が不足した場合の対策を協議している。現在QEの資産購入の条件緩和などが検討されているとされており、QE延長に備えているとの見方につながっている。現状では、預金金利であるマイナス0.4%以下の利回りの債券は購入の対象外。現在のプログラム下、流動性が豊富なドイツの短期債を購入できない状況にある。

本日の委員会では、QEの延長や縮小に関して協議しなかったことも明らかになった。ECBはQEについての委員会の作業結果を12月に検証する予定。ドラギ総裁は「QEを突然終了する可能性は少ない」と段階的に縮小していく方針を示したことも、QE延長の憶測につながった。全ての新たな予測が出そろう、12月の定例理事会でQEの延長が発表されるとの見方にユーロ売りが当面継続すると見る。


【ドラギECB総裁会見ポイント】

■経済
「緩やかで安定した成長を予想」
「3Q の成長ペースは2Qのペースに一致」
「ユーロ圏の景気回復は海外の需要減に抑制されている」

■経済見通し
「経済見通しは依然下方リスクにさらされている」

■政策
「金融緩和の維持が必要」
「金利は現行、または、低い水準で長期にわたり推移」

■インフレ
「インフレは前回の予想通り引き続き緩やかで安定的に上昇」「金融緩和の支援で、インフレは2017年、2018年に上昇する」

■QE延長
「今回の会合で協議せず」
「QEはインフレが目標に達成するまで継続」
「QEは必要とあれば2017年3月以降も継続へ」
「正当化されれば、ECBの責務内で、全ての手段を用いて行動を継続」
「新たな見通しが示される12月に見直し」

■QE縮小
「QEの縮小は協議せず」
「永遠に異例な政策支援を維持することは不可能」
「縮小せずに唐突に終了する可能性は少ない」

■債券の欠如
「債券の不足した場合に関して協議した」
「QE、購入対象債券の少なさ、現在問題ではない」
「QEはスムースに機能している、社債の購入は予想を上回る」

■マイナス金利
「委員会はマイナス金利に関して協議」
「低金利は機能する」
「最近の銀行融資調査で、融資需要は引き続き増加していることが明らかになった」

■財政政策
「EU財政規制にそった財政政策は景気回復を支援」



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