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世界で2番目の規模の署名はなおも続く 法輪功迫害の停止を求めて

注目トピックス 経済総合
 グローバルな草の根運動が続いている。法輪功の迫害を指示した江沢民・元国家主席を相手取る刑事裁判の実現に向けた署名活動は、国連人権弁務官事務所に宛てた署名運動ではすでに世界で2番目の規模となった。8月中旬、日本の法輪功学習者は、18年にも及ぶ迫害の即刻停止を動きを周知するため、大阪、神戸など関西4都市でパレードを行い、市民や観光客に署名を促した。

 パレードは京都祇園、有名な八坂神社、大阪のショッピング街である梅田、難波、心斎橋、および神戸旧居留地、中華街など、多くの観光名所をめぐった。これに合わせて、署名をよびかける学習者や支持者が同行した。

 「臓器移植による迫害を停止せよ」などの横断幕に通行人たちは注視し、中国で起きている臓器強制摘出問題について、関心を寄せた。「非常に驚きました。とても恐ろしく、想像しがたいこと。人道的に見て許されないことです」とある観光客は語った。また、沿道の商店街の店員は「臓器を取って莫大な利益を得ようとするなんて…人としてあり得ない」と驚いた様子だ。

 外国人旅行客は、「私は信仰は自由だと考えています。どのような信仰であろうと、どこの国籍であろうと、信仰の自由は守られるべきです」と述べた。

中国で支持された法輪功 なぜ迫害は始まったのか

 法輪功の迫害はすでに18年におよぶ。しかし、中国当局は90年代、法輪功について「健康増進と精神修養の気功」として、創始者の李洪志氏を含め、支持していた。学習者の層は医者、軍人、党高官から農民にいたり、1999年までで少なくとも7000万人で、当時の中国共産党員数6300万人を上回った。一種の社会現象となっていた。

 国際人権NGOフリーダムハウスの中国宗教研究報告書は、当局が弾圧を始めた理由について、「中国共産党は、党への忠誠心よりも、自らの精神信仰を最重要とする人を絶対に許さない」「法輪功が提唱する『真・善・忍』との世界観は、党の唯物論、政治闘争論、マルクス主義イデオロギー、党による独裁体制の合法性に反した」ことなどを挙げた。

 報告書によると、当時の軍部、情報機関の国家安全部、党紀律検査委員会のなかでも修煉する者が出始め、党内では、法輪功が党員らの忠誠の低下を招くとの声が上がった。99年7月、江沢民主席は弾圧を決定した。

 フリーダムハウスは、中国各地の法輪功学習者は迫害以降、当局からの監視、不法拘束、不法の実刑判決、拷問を受けており「いまだに数千人の学習者が、法外な収容施設で拘束されている」と指摘した。

(編集・甲斐天海)

【ニュース提供・大紀元】




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