曽錚:母からのメール「トランプと付き合うな」
[17/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
朝目覚めてすぐ、ショートメッセージが届いているのに気づいた。「トランプと付き合わないで。党や祖国を脅かすまねはしないで。19大が大成功を収めるよう支持しなさい。」発信者は中国に住む75歳の母であるが、当局から必ずこのメッセージを私に伝えるようにと。母は仕事をやめてもう何年にもなるのに、いまだに元上司から、米国に住む私の言論の自由に干渉するよう圧力をかけられている。
こんなとき、私はいったいどうしたらいいのだろう。腹を立てる?それとも一笑に付せばいいのか。私はもはや共産党とは何の関係もなく、「19大の大成功を支持しろ」などと命令される筋合いもない。
それにしても、米国における共産党の情報収集システムもお粗末なものだ。私のような一介の庶民が、トランプ大統領と知り合いになれるなどと本気で考えているのか。米国の選挙権すら持っていない人間が相手にされるわけがなく、引き合わせてくれる人がいるはずもない。
だが、もしそれが実現するとしたら、私はきっとこうする。
まず『共産党についての九つの論評』を進呈する。そして「中国共産党は世界最大のテロ集団であり、全人類の敵です。あなたは自由世界のリーダーとして、このことをはっきりと認識するべきです」と語りかける。
次に、中国の臓器狩りに関する最新調査報告書を渡し、米国議会は、すでに中国共産党が法輪功学習者に対する迫害と「臓器狩り」行為を非難する、343決議案を採択したことを再確認してもらう。そしてこう訴える。
「これが新たな大虐殺であることに疑いの余地はありません。かつてナチスの強制収容所から2人のユダヤ人が決死の覚悟で脱出し、ユダヤ人が大量に虐殺されていると世界に公表したとき、誰も信じようとしませんでした。ですがその後、恐るべき大虐殺が明るみになった時、人々は『同じことを繰り返してはならない』と誓ったはずです。今、中国で起きている大量殺人は『オンデマンド(必要に応じた)殺人』なのです。そしてそれは10年以上も続けられているのです」
それから私の書いた『静水流深』(www.jenniferzengblog.com/about/)と、私がモデルとなったドキュメンタリー映画『自由中国:有勇気相信(フリーチャイナ:信じる勇気)』(freechina.ntdtv.org)のDVDを手渡してこう尋ねる。
「当時私が受けた苦難を、何千万人もの法輪功学習者はいまだに受け続けています。殺害されたり、生きながらにして臓器を摘出されたり、拷問や虐待にさらされているだけではありません。捉えられた学習者たちは奴隷として働かされ、生産した数々の製品は、安い値段で米国を始め世界各国へ輸出されています。そうした製品は輸入国の製造業を苦境に立たせているのです。これは大統領にとって最も関心のある問題ではないですか」
そして?。
それにしても残念だ。私がトランプ大統領と知り合う確率は限りなくゼロに近いだろう。なればこそ、私はこの一文をしたためた。インターネットを介してでもなんでもいい。これがトランプ大統領に届くよう願いを込めて。
私が実際に「トランプ大統領にコンタクトをとる」行動に出れば、高齢の母を煩わせたり私の自由言論に対して批判を繰り返したりしてきた中国当局も、これで心置きなく嫌がらせが行えるようになるというものだ。そして遠い中国にいる母親の方も、少なくとも「何の理由もなく」当局から絶えずと煩わされるわけではなくなるだろう。
(翻訳編集・島津彰浩)
【ニュース提供・大紀元】
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こんなとき、私はいったいどうしたらいいのだろう。腹を立てる?それとも一笑に付せばいいのか。私はもはや共産党とは何の関係もなく、「19大の大成功を支持しろ」などと命令される筋合いもない。
それにしても、米国における共産党の情報収集システムもお粗末なものだ。私のような一介の庶民が、トランプ大統領と知り合いになれるなどと本気で考えているのか。米国の選挙権すら持っていない人間が相手にされるわけがなく、引き合わせてくれる人がいるはずもない。
だが、もしそれが実現するとしたら、私はきっとこうする。
まず『共産党についての九つの論評』を進呈する。そして「中国共産党は世界最大のテロ集団であり、全人類の敵です。あなたは自由世界のリーダーとして、このことをはっきりと認識するべきです」と語りかける。
次に、中国の臓器狩りに関する最新調査報告書を渡し、米国議会は、すでに中国共産党が法輪功学習者に対する迫害と「臓器狩り」行為を非難する、343決議案を採択したことを再確認してもらう。そしてこう訴える。
「これが新たな大虐殺であることに疑いの余地はありません。かつてナチスの強制収容所から2人のユダヤ人が決死の覚悟で脱出し、ユダヤ人が大量に虐殺されていると世界に公表したとき、誰も信じようとしませんでした。ですがその後、恐るべき大虐殺が明るみになった時、人々は『同じことを繰り返してはならない』と誓ったはずです。今、中国で起きている大量殺人は『オンデマンド(必要に応じた)殺人』なのです。そしてそれは10年以上も続けられているのです」
それから私の書いた『静水流深』(www.jenniferzengblog.com/about/)と、私がモデルとなったドキュメンタリー映画『自由中国:有勇気相信(フリーチャイナ:信じる勇気)』(freechina.ntdtv.org)のDVDを手渡してこう尋ねる。
「当時私が受けた苦難を、何千万人もの法輪功学習者はいまだに受け続けています。殺害されたり、生きながらにして臓器を摘出されたり、拷問や虐待にさらされているだけではありません。捉えられた学習者たちは奴隷として働かされ、生産した数々の製品は、安い値段で米国を始め世界各国へ輸出されています。そうした製品は輸入国の製造業を苦境に立たせているのです。これは大統領にとって最も関心のある問題ではないですか」
そして?。
それにしても残念だ。私がトランプ大統領と知り合う確率は限りなくゼロに近いだろう。なればこそ、私はこの一文をしたためた。インターネットを介してでもなんでもいい。これがトランプ大統領に届くよう願いを込めて。
私が実際に「トランプ大統領にコンタクトをとる」行動に出れば、高齢の母を煩わせたり私の自由言論に対して批判を繰り返したりしてきた中国当局も、これで心置きなく嫌がらせが行えるようになるというものだ。そして遠い中国にいる母親の方も、少なくとも「何の理由もなく」当局から絶えずと煩わされるわけではなくなるだろう。
(翻訳編集・島津彰浩)
【ニュース提供・大紀元】
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