「NEM」ブロックチェーンを用いた開発強化でLCNEMと事業提携
[18/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 経済総合
ソフト開発を行っているPoliPoliと、同じくソフト開発を行っているLCNEMは、「NEM」ブロックチェーンを用いた開発強化のために、業務提携を締結した。この提携契約については、NEMブロックチェーンの機能である「アポスティーユ」で、ブロックチェーン上に書き込んでいる。
ブロックチェーン技術を基盤技術とする仮想通貨への期待が高まる一方で、仮想通貨の盗難などセキュリティに対する不安も高まっている。
そこでPoliPoliは、政治×トークンエコノミーを目指す「ポリポリ」が独自通貨発行するので、日本のコミュニティの成熟性、開発のセキュリティ担保などを考慮し、「NEM」ブロックチェーンを用いている。
LCNEMは、NEMのブロックチェーンで発行されたXEM以外に、NEMのブロックチェーンの独自通貨であるモザイクに対応する「LCNEMWallet」を開発している。
PoliPoliとLCNEMは、業務提携を締結することで、PoliPoliのもつマーケティングリソースや「ポリポリ」プロダクトをもとにして、LCNEMの事業基盤を活用した、ブロックチェーン関連技術や両事業のマーケティングの取り組みを共同で推進することにした。
■業務提携の内容
両社の業務提携の内容については、以下の通りである。
1.「ポリポリ」が使用するトークンの引き出しに、LCNEMが開発している「LCNEMWallet」と連携。PolinトークンのPoliPoli外での使いやすさを強化。
2.PoliPoliのブロックチェーン技術顧問に、LCNEMの代表取締役兼CTOであり、NEMブロックチェーンを用いた開発の第一人者である木村氏が就任する。
業務提携によって、「ポリポリ」の技術力強化、両事業のブランドイメージ向上を目指すというものだ。また、それ以外にも、さまざまな領域で両社は事業拡大を目指す。
■NEMを使う理由
「ポリポリ」は、「NEM」ブロックチェーンを使っている。それを使うのは、セキュリティが高いからである。「NEM」は、プログラムを修正不可能なブロックチェーンに載せるのではなく、トークンの機能がネイティブで提供され、RESTAPIを使う既存のプログラミングの方法でそのトークンを動かす。
トークンの機能がネイティブで提供されることで、トークン自体にバグが生まれないし、プログラムをブロックチェーン外においているので、修正もできる。「NEM」では、マルチシグがネイティブでサポートされている。セキュリティの向上が容易である。以上、諸々のことを考慮した結果、「NEM」のブロックチェーンを使うという判断になった。
■PoliPoliとは?
テクノロジーで国家システムの再構築を目指すPolitech(Politics×tech)スタートアップ企業である。トークンエコノミーを用いて経済圏をつくり、政治家と有権者双方のニーズを満たすために立ち上げたプラットフォーム・プロジェクト「ポリポリ」を中心にサービスを開発中である。
■LCNEMとは?
「NEM」ブロックチェーン技術を使ったサービスを展開しているスタートアップ企業。現在、以下のサービスを展開中だ。
1.LCNEMWallet
秘密鍵管理を不要にして、googleアカウントでログインできる決済特化のNEMウォレット。
2.LCNEMStableCoin
「NEM」上に法定通貨ペッグのトークンを流通させるプロジェクト。
3.SuperSonic
「NEM」ブロックチェーン上のイベントをリアルタイムで検知・実行するスマートコントラクトを、プログラミングなしでデプロイできるサービス。
4.LabOzone
主に「NEM」ブロックチェーンをつかったアプリの開発を、未経験からでも習得するコミュニティーをつくっている。
5.「NEM」を使った事業へのコンサルティングや技術力提供
【ニュース提供・エムトレ】
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