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前場に注目すべき3つのポイント〜ジャパンディスプレイが東証1部に新規上場

注目トピックス 市況・概況

19日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:米FOMCへの思惑が下支えとなるか
■外資系証券の注文動向:差し引き1570万株の買い越し
■前場の注目材料:ジャパンディスプレイ<6740>が東証1部に新規上場

■米FOMCへの思惑が下支えとなるか

☆日経225想定レンジ:上限14550円-下限14400円

19日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。18日の米国市場では、プーチン大統領が「ウクライナの分割は望まない」と発言、ウクライナ東・南部への介入拡大への懸念が後退したことが材料視されて上昇。18-19日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)への期待感なども高まったようである。シカゴ日経225先物清算値は大証比25円高の14365円だった。

ただし、ウクライナ情勢に対する警戒がくすぶるなかでは、リスク回避的な動きに向かわせることになろう。中国景気の先行き不透明感なども手掛けづらくさせている。一方、FOMCへの思惑が下支えとなる可能性がある。債券買入れ額の100億ドルずつの縮小は織り込まれており、市場の関心はフォーワード・ガイダンスの修正があるかに、集中している。利上げ検討を開始する目安としている失業率基準6.5%を引き下げ若しくは撤廃する可能性。ゼロ金利政策の長期化が意識されてくることで米国株式の上昇への見方となり、これが日本株への底堅さにつながろう。

もっとも、18日の東証1部の売買代金が今年2番目の低水準にとどまるなど、模様眺め気分が強い。指値状況の薄いなかを、先物主導によるインデックス売買に左右されやすい。また、短期売買が中心であり、方向感が掴みづらい状況でもあるため、中小型株や材料系の銘柄での値幅取りに向かわせやすいだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き1570万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1330万株、買い2900万株、差し引き1570万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

3月12日(水):50万株の買い越し
3月13日(木):50万株の売り越し
3月14日(金):570万株の買い越し
3月17日(月):420万株の売り越し
3月18日(火):160万株の買い越し

■前場の注目材料

・クリミアを巡る警戒感は根強い、米FOMC声明待ちで様子見ムードが強まりやすい状況
・公示地価の発表を受けて不動産関連の見直しに期待
・ジャパンディスプレイ<6740>が東証1部に新規上場(公開価格:900円)

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 2月貿易収支(予想:-6000億円、1月:-2兆7917億円)
10:30 木内日銀審議委員が講演
11:00 菅官房長官、定例記者会見



<KO>

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