個別銘柄戦略:円高基調で上値の重い展開が継続か、不動産株の動向に注目
[14/03/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
プーチン・ロシア大統領の演説を受けて目先の安心感が台頭し海外株式市場は堅調な動きとなったが、為替の円高基調からCMEは伸び悩み、本日の東京市場も上値の重い展開が続く公算。寄り前の外資系証券フローは大幅な買い越しとなっているが、国内証券経由の外国人フローでは大幅売り越しのところもみられ、外国人投資家のスタンスには大きな変化がないと見られる。
一方、前日に発表の公示地価を受けて、不動産株や含み資産株の動きが注目されるところ。大手不動産株が想定以上に強い動きとなれば、全体相場へ与える好影響も期待できよう。そのほか、ツガミ<6101>の来期好業績観測を受けて、工作機械各社の動きにも注目が向かうか。2月の中国の精密機械受注の拡大から、ファナック<6954>などの動きも期待される。本日新規上場のジャパンディスプレイ<6740>は、前日の日立マクセル<6810>の動きも嫌気されて低調なスタートが見込まれる。個人投資家のマインドに対する影響など警戒もされるところ。
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