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日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は91円高、ジャパンディスプレイも厳しいスタートに

注目トピックス 市況・概況

【日経平均は続伸、ジャパンディスプレイの初値は公開価格を約14.6%下回る769円】

9時35分現在の日経平均株価は、14503.13円(前日比+91.86円)で推移。日経平均は続伸で始まった。ロシアのプーチン大統領が「ウクライナの分割は望まない」と発言したことでウクライナ東・南部への介入拡大への懸念が後退したことを材料視した米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好に。朝の外資系注文動向が大幅な買い越しだったことも安心感につながっている。セクターではその他金融のみ下落。2014年1月1日時点の公示地価で、東京、大阪、名古屋の三大都市圏は6年ぶりのプラスに転換となったことを受けて不動産が上昇率トップ。医薬品、倉庫・運輸、ゴム製品、食料品、化学、鉱業などが堅調。

売買代金上位では、ソフトバンク<9984>が買い先行後に一時下げに転じているほか、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、日立<6501>、マイクロニクス<6871>、コマツ<6301>、東京海上<8766>、デンソー<6902>などが冴えない。半面、ファナック<6954>、ソニー<6758>、エナリス<6079>、三菱地所<8802>、ホンダ<7267>、武田薬品<4502>などが堅調。なお、本日上場のジャパンディスプレイ<6740>は売り気配からスタートし、初値は公開価格を約14.6%下回る769円となった。また、昨日厳しいスタートとなった日立マクセル<6810>は、反発して始まっている。

【ドル・円は101円45銭付近、米FOMC会合の結果判明待ち】

ドル・円は101円45銭付近で推移。今日発表された2月貿易収支は8003億円の赤字となった。貿易赤字額は市場予想の6000億円程度を上回ったが、ドル・円の取引で特に目立った動きは確認されていないようだ。日本時間20日未明に判明する米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合結果を見極めたいとの声が聞かれており、アジア市場での為替取引は全般的に動意薄の状態が続く可能性がある。

ただ、ロシアによるクリミア編入が決定的となったことで、欧米諸国は対ロシア制裁の強化を検討している。来週開かれる予定のG7緊急会合でロシアに対する追加制裁措置について協議する見込みとなっており、金融市場の不確実性が再び高まる可能性は消えていない。

9時35分時点のドル・円は101円45銭、ユーロ・円は141円31銭、ポンド・円は168円36銭、豪ドル・円は92円52銭付近で推移している。



<KO>

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