《一読必須》今日の日経平均はこうなる〜フィスコ・アナリスト別予想!
[14/03/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【小幅高となる】14700-14900円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
先週の日経平均はボックスレンジながらも、上限突破が意識されてきている。200日線が心理的な支持線として意識されてきており、下値の堅さも感じられた。ボックスを上放れつつあるが、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、上値抵抗として意識されている25日線のほか、一目均衡表では基準線や雲下限などを捉えてくる可能性がありそうだ。
一方、遅行スパンは下方シグナルを継続させており、強気にはなりづらい面もある。ドレッシング買い期待から底堅さは意識されそうだが、こう着感の強い展開か。また、14日に空けたマド埋めを完了することで、いったんは達成感も出やすいところ。14700-14900円のレンジを想定する。
【小幅高となる】投信設定など需給面は良好=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の清算値は先週末の日中225先物比95円高の14795円。為替市場では、ドル・円は102円80銭台、ユーロ・円は141円40銭台で推移(8時00分時点)。米国株の上昇などを受けて寄付きで25日移動平均線(14742円)を突破する公算が大きい。200日移動平均線(14525円)からの上放れを試す格好となっているなか、来週7、8日に開催される日銀金融政策決定会合に向けて金融緩和への思惑が指数を牽引する可能性はある。また、本日は期末最終売買日ということでドレッシング買いなど何らかの特殊フローが入るとの見方も。本日設定される日本株投信は約250億円集まっているとの観測から、需給面を支えにしっかりとした推移を想定する。
黒田日銀総裁が異次元緩和を発表してから1年経過することで、市場では追加の緩和を実施するとの思惑が強まっている。一部ベンダーが実施した日銀ウオッチャーへのアンケートでは、緩和実施は4月30日もしくは7月(4月は経済・物価情勢の展望をリリース、7月はその中間評価を実施)を想定する声が多い。先週末には安倍内閣の経済ブレーンでもある本田悦郎内閣官房参与が「5月末の実施の可能性」に言及。会合直前ということで、政府要人のコメントなどが活発化する可能性は高い。
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