NY原油先物週間見通し:下げ渋りか、ウクライナ情勢が再び悪化する可能性消えず
[14/04/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY原油先物
安値:102.91ドル
高値:104.99ドル
終値:104.30ドル
前週末比(騰落率):0.54%
■堅調推移、米景気回復への期待で需要増加の思惑
NY原油先物は堅調推移。米雇用関連指標の改善や製造業の景況感良化などが意識された。景気回復に伴う需要増加への期待で買いが優勢になった。ただ、ロシア、ウクライナ、米国、欧州連合(EU)による4者協議でウクライナ情勢の緊張緩和への取り組みが決まったことで供給不安は後退し、原油先物の上昇は一服した。
■下げ渋りか、ウクライナ情勢が再び悪化する可能性消えず
想定レンジ:103.00〜104.50ドル
原油先物は下げ渋りか。米国の早期利上げ観測は大きく後退したが、長期金利の大幅な上昇は抑制されていることから、商品相場は総じて底堅い動きを続ける可能性がある。また、ウクライナ情勢が再び悪化した場合、需給不安が強まり、株安でも原油先物は下げ渋る可能性がある。
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