29日の米国市場ダイジェスト:ダウは86ドル高、企業決算やFOMCへの楽観見通しで堅調
[14/04/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは86ドル高、企業決算やFOMCへの楽観見通しで堅調
NYダウ ナスダック
終値 :16535.37 終値 :4103.54
前日比:+86.63 前日比:+29.14
始値 :16451.18 始値 :4089.51
高値 :16559.39 高値 :4111.45
安値 :16451.18 安値 :4070.25
29日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は86.63ドル高の16535.37、ナスダックは29.14ポイント高の4103.54で取引を終了した。主要企業決算が好感されたほか、30日の連邦公開市場委員会(FOMC)でも既定路線以上の量的緩和縮小は無いとの楽観的な見方から、終日堅調推移となった。セクター別では、保険や銀行が上昇する一方、家庭用品・パーソナル用品や食品・飲料・タバコが下落した。
保険や資産運用のアメリプラズ・フィナンシャル(AMP)が好決算を発表して上昇。通信大手のスプリント(S)も予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。一方で、3Dプリンターの3Dシステムズ(DDD)は、予想に一致する決算を発表したものの急落。旅客機向けインターネットサービスのゴーゴー(GOGO)は、AT&T(T)が同分野に参入するとの報道で売られた。革製品・アパレルのコーチ(COH)は、予想を下回る決算を発表して軟調推移となった。
マーケット終了後に短文投稿サイトのツイッター(TWTR)が予想を上回る決算を発表、業績見通しも概ね予想に一致したものの、時間外取引では大幅下落して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は102円65銭、米消費者信頼感指数の予想下振れなどでドル売り
ドル・円は102円76銭から102円51銭へ下落し102円65銭で引けた。予想を下振れた米国の住宅価格指数、消費者信頼感指数を受けた債券利回りの低下に伴いドル売りが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.3857ドルから1.3806ドルへ下落し1.3812ドルで引けた。予想を下振れたドイツの4月消費者物価指数(CPI)速報値、ウクライナ情勢の緊迫化を受けたユーロ売りが継続した。ユーロ・円は、欧日金利差縮小観測に142円37銭から141円60銭へ下落。
ポンド・ドルは、1.6805ドルから1.6847ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8803フランから0.8845フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で101.28ドル、需給思惑や株高を好感した買いが優勢に
NY原油は続伸(NYMEX原油6月限終値:101.28 ↑0.44)。需給に絡む思惑による買いや株高を好感した買いに、寄り後まもなく高値102.20ドルをつけた。その後、調整的な売りが続き100.87ドルまで下落したが、再び買いが優勢になり101ドル台に戻して引けた。
「リビア国会議事堂を武装した男らが襲撃、銃乱射」との報道を受けて、リビアの原油輸出再開への不安が浮上。また、30日発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)では、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少すると予想されており、買いにつながった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.24ドル +0.29ドル(+1.94%)
モルガン・スタンレー(MS) 30.52ドル +0.53ドル(+1.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)158.24ドル +1.70ドル(+1.09%)
インテル(INTC) 26.48ドル +0.15ドル(+0.57%)
アップル(AAPL) 592.33ドル -1.76ドル(-0.30%)
グーグル(GOOG) 527.70ドル +10.55ドル(+2.04%)
フェイスブック(FB) 58.15ドル +2.01ドル(+3.58%)
キャタピラー(CAT) 105.30ドル +1.04ドル(+1.00%)
アルコア(AA) 13.44ドル +0.20ドル(+1.51%)
ウォルマート(WMT) 79.67ドル -0.09ドル(-0.11%)
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