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後場に注目すべき3つのポイント〜住友商事、伊藤忠などが後場決算を発表予定

注目トピックス 市況・概況

5月1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・決算など材料銘柄の日替わり物色か
・ドル・円は102円25銭付近、イエレンFRB議長の講演を控えて動意薄
・住友商事<8053>、伊藤忠商事<8001>などが後場決算を発表予定

■決算など材料銘柄の日替わり物色か

日経平均は続伸。101.88円高の14405.99円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えている。4月30日の米国市場ではNYダウが最高値を更新するなか、この流れを引き継ぐ格好からのスタートになった。また、甘利大臣は、20%台までの法人税率引き下げに意欲を示すなど、法人税率引き下げに関して閣僚の発言などが相次いだことも材料視されたようだ。

これにより日経平均は寄り付きの14341.09円を安値に、一時14444.36円まで上げ幅を広げる局面をみせている。ただ、物色は決算のほか証券会社によるカバレッジ開始など、個別の材料があった銘柄に集中している。一方、指数インパクトの大きいファナック<6954>、信越化<4063>などが弱含みに推移しており、上値の重しに。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の6割超を占めている。セクターでは、証券、海運、電力ガス、その他金融、保険、不動産などが堅調。一方で、食料品、空運、水産農林、ゴム製品などが冴えない。

日経平均は堅調な展開となっている。決算評価はまちまちではあるが、ポジティブ視されている電子部品株などを中心に強い値動きが目立っている。また、ファーストリテ<9983>がプラスに転じるなど、インデックスに絡んだ売買の影響もあるだろう。

日経平均は週初の下落分を吸収しており、仕切り直しのタイミングといったところ。ただし、先週、決算が評価された日本電産<6594>は、その後は調整含みであり、ポジティブ視されたとしても持続性は見極める必要がありそうだ。そのため、日替わり物色を想定しつつ、持続的上昇が期待されてくるようならば、次第に商いが膨らむ格好になろう。

■ドル・円は102円25銭付近、イエレンFRB議長の講演を控えて動意薄

ドル・円は102円25銭付近で推移。ドル・円は、イエレンFRB議長の講演を控えて動意に乏しい展開。ユーロ・ドルは、1.3866ドルから1.3874ドルで推移。ウクライナ情勢への警戒感、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測で上げ渋る展開。ユーロ・円は、141円67銭から141円87銭で推移。

12時13分時点のドル・円は102円25銭、ユーロ・円は141円83銭、ポンド・円は172円60銭、豪ドル・円は94円97銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は中国4月製造業PMIの下振れで上げ渋る、先物主導の展開に
・スタートトゥ<3092>やエプソン<6724>など決算を手掛かりとした物色が中心
・住友商事<8053>、伊藤忠商事<8001>などが後場決算を発表予定

☆後場の決算発表予定☆

■13時

伊藤忠食品<2692>
アイホン<6718>
住友商事<8053>

■13時30分

伊藤忠商事<8001>

■14時

ローム<6963>

※上記スケジュールは予定になっておりますので、発表日時が変更になる場合がございます。

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 自動車販売(4月)
15:30 財務省、税収実績(3月末)

<海外>

15:00 英・住宅価格指数(ネーションワイド)(4月)



<KO>

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