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前場に注目すべき3つのポイント〜中小型株には底入れ感が強まるか

注目トピックス 市況・概況

22日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ソフトバンクなどモメンタム株に注目
■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の売り越し
■前場の注目材料:14年4月の訪日外国人数は単月として過去最高を記録

■ソフトバンクなどモメンタム株に注目

☆日経225想定レンジ:上限14250円-下限14050円

22日の東京市場は買い先行の展開になりそうだ。21日の欧州株式市場は反発。5月のユーロ圏消費者信頼感指数が過去6年余りでの最高を記録し、地合いが好転した。また、米国市場については、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、政策を据え置く方針を支持したことが明らかになったことが好感されて上昇している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円高の14185円だった。日経平均はこれにサヤ寄せする格好でのギャップ・アップからのスタートが見込まれる。

一方、日銀の金融政策決定会合では、金融政策の現状維持を決めた。黒田総裁は記者会見で、「円高になっていかなければならない理由はない」と指摘したが、口先介入の効果はみられなかった。円高長期化との見方もされるなか、上値の重しになりそうである。

また、中国では5月のHSBC製造業PMI(速報値)の発表が予定されている。ムーディーズは21日、中国の不動産業界の格付け見通しを約1年半ぶりに「安定的」から「弱含み」に引き下げていることもあり、中国の動向には注視する必要がありそうだ。

物色の流れとしては指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>などが注目される。また、新興市場の中小型株の一角に自律反発の動きがみられており、売り込まれていた銘柄やショートポジションが積み上がりやすい銘柄等には、反転を狙った短期資金が集中しやすいだろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き490万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2080万株、買い1590万株、差し引き490万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

5月15日(木):280万株の売り越し
5月16日(金):440万株の売り越し
5月19日(月):780万株の売り越し
5月20日(火):1110万株の売り越し
5月21日(水):170万株の買い越し

■前場の注目材料

・FOMC議事録を受けて米国株式市場が上昇、ドル・円も円安に振れる
・14年4月の訪日外国人数は単月として過去最高を記録
・ソフトバンク<9984>とミクシィ<2121>の動向に注目、中小型株には底入れ感が強まるか

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 先週分対外対内証券売買

<海外>

10:45 中国・5月HSBC製造業PMI速報値(予想:48.3、4月:48.1)



<KO>

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